871ンスタライブ #017(岩崎慧)

#871ンスタライブ  #017
2020年12月25日(金)

17回目の配信は『セカイイチ』の岩崎慧(Vo.)さんを招いた。映画『えんとつ町のプペル』のカバー楽曲の話や、懐かしい2人の出逢った頃の話、そして岩崎慧がディレクションを務める『Saucy Dog』の話などが展開された1時間!

主催:柳井貢(以下:871)
ゲスト:岩崎慧(以下:岩崎)

(871) こんばんは。
昨日Twitterで、岩崎慧くんが作ってくれた『えんとつ町のプペル』のカバー楽曲をツイートしたんだけど見てくれたかなぁ。これも過去に色々あったので、そのあたりの話もしようと思ってるんですけれども、良ければ是非、カバー楽曲聴いてください!
僕のSNSなりをちょこちょこ見てくれてる人は、キングコングの西野亮廣さんを僕がフォローしてることを知ってる方も多いと思うんすけど、映画『えんとつ町のプペル』が今日公開になって。僕はまだ観に行けてないんですけど、凄く良いと思うので。アニメ見ないんだよね、っていう人もいると思うんですけど、YouTubeとかも"プペル"って検索するだけで色々出てくるんで、興味の持てる範囲でチェックしてもらえると嬉しいなと思います。映画は僕何も関係ないので、ただただ好きですっていう。ファンですね。
「何も知らずに主題歌かと思って聴いてたんですが、カバーなんですか?」
主題歌のカバーですね。主題歌はロザリーナさんが歌ってて、僕はロザリーナさんと、オーラルで絡んでるといえば絡んでるので、そのあたりもちょっと面白いなぁと思います。
慧くん呼びます!

(岩崎) こんにちは〜!こんばんは〜!

(871) こんばんは。
あれ、結構飲んでる?

(岩崎) いや、3杯くらいすかね。
柳井さん飲んでないんですか?

(871) 飲んでるよ。

(岩崎) いや〜柳井さん今日大変でしたね。

(871) あ、知ってる?

(岩崎) 噂はちょっと聞きました。
15分前まで(HP)出来てなかったってまじすか?

(871) 作るものがあまりにも多くて、全部が並行して進んでたから、最終的に全部のテイストとか絡んでくるやん。最後もう皆でゴールみたいな…(笑)

(岩崎) ははは(笑)考えただけで震えますねぇ。

(871) なかなかでしたね。まあまあ面白そうです。まだ始まったばっかやから来年も頑張ろうかなってね。

(岩崎) (山中)拓也君が声のやつなんですか?

(871) 山中拓也さんっていう同姓同名のゲームクリエイターで脚本家の方がいるんですけど、オーラルの拓也がその人とSNSで繋がって…。でもね慧ちゃん、この話明日インタビュー出るから、ここであんまり俺が話しちゃうと後で怒られるってやつ。(笑)

(岩崎) 了解っす!

(871) とりあえず慧ちゃんの話さなあかんのは、『えんとつ町のプペル』のカバーについてやな。

(岩崎) そうっすね。見てくれたんかな?

(871) 見てくれた人もいる様子やったよ。

(岩崎) 見て欲しいですねぇ。あれ結構前にやってたやつじゃないっすか。

(871) 半年以上前かな?思いついて、こんなんやってみない?って声掛けたのは4月とかやったかもね。

(岩崎) 1番最初は4月やったかもっすね。色々あったなぁ〜…あれも。

(871) どの順番で何の話すんのがいいんやろ。慧ちゃんとの思い出話しよか!まず。

(岩崎) 久しくしてないすもんね。そういう話も。
1番最初の話を時系列で言うと、俺の記憶では柳井さんは確か『cutman-booche』(以下:カットマン)のマネージャーをやってて、カットマンと『セカイイチ』で対バンした時が最初だと思うんすよ。だから僕はその前の(柳井さんが)club STOMPの店長やってた時は知らないんですよね。

(871) そうやと思う。俺もカットマンやり始めて、セカイイチっていうものすごい売れそうなバンドがいるって聞いて(笑)レコード会社がもう5社だか7社だか争奪戦するようなって(笑)

(岩崎) ははは(笑)謎にあの時だけありましたね(笑)その時がclub STOMPの時ですか?

(871) いや、もうカットマンやってた。(セカイイチはその時)TOY'S FACTORYで活動してて。でも活動したての時のバンドプロフィールって、そういうのがまだ付いて回るやん?それぐらいの時に知って…代官山UNITでツーマンとかだったかなぁ。イベンター伝えにオファーさせてもらって。その時カットマンのメンバーとは知り合いやったんやっけ?

(岩崎) めちゃくちゃ知り合いではなかったかもです。あんま覚えてないですけど…

(871) じゃあ何回か会ってるうちに仲良くなる人もおれば、みたいな感じか。当時、藤山航くんっていたやん。

(岩崎) マネージャーの。

(871) うん。同い年やったか、ちょっと下やったか覚えてないけど…

(岩崎) 同い年っす。

(871) あ、同い年か。なんせその藤山航くんにすっごい説教してた記憶がある(笑)俺がね、マネージャー仲間として「もっとこうやりぃや」みたいな。勝手にアドバイスする鬱陶しい同期、みたいな(笑)

(岩崎) ははは(笑)でもそれ、めちゃくちゃ覚えてるよ(笑)

(871) よく言ってたよな、当時。

(岩崎) 言ってた言ってた。よく飲んだりもしてたし。カットマンが始まって、中盤くらいに凄い仲良くなって、柳井くんと藤山くんのマネージャー同士もめちゃくちゃ仲良くなってて、僕らは僕らでメンバー同士でめちゃくちゃ仲良くて、カットマンのアレンジか何かを1回やらしてもらったんよね。

(871) そうそう!2曲アレンジとプロデュース的なことをやってもらって。

(岩崎) アレンジキャリアとかなくて、やったことなかったレベルの時やったから…。

(871) 慧ちゃんとやりたいって言いだしたのウリョン(cutman-booche・Vo/Gt)だった気がするけどな…。何か俺が誰々とやろうとか言ってなかった気がする。間違ってたら怖いから昔の情報系はいいか。で、それがあって、ウリョンと慧ちゃんで弾き語りのイベントをやろうつって、月一ぐらいのペースでやってたから、あそこで結構慧ちゃんともね。

(岩崎) うんうん。
皆さん、柳井さんという人はですね、めちゃめちゃ絵がうまいの知ってます?めちゃくちゃデザインセンスがあるんですよ。それをちょっと皆に見てもらいたいんだよね。

(871) はは(笑)絵なぁ。自分が描いた絵ないねんけど、最近ちょっとしたデザインとかをやってるよ。ジャケットとかね。

(岩崎) 本当ですか!いいなぁ。見たいなぁ。
その後ろのポスターは?

(871) この辺は全部友達に描いてもらったりとか。自分の絵はあんまり置いてないね。あきらかにあきらのベース塾のロゴとかは作りましたね。

(岩崎) あ〜そうなんだ。
あ!DENIMS、辞めんすよね!

(871) そう。ベースね。まっつんね。

(岩崎) 俺ビックリした。それ。
こっからやと思ってたんやけど…。

(871) せやねん。まっつんのベースむっちゃ良いからな。

(岩崎) カットマンのベースの周ちゃん(林周作)はFacebookで繋がってますよ。

(871) 周ちゃん今、真面目な仕事頑張ってるんちゃうかな。

(岩崎) そうそうそう。そんな話もありつつ、話は戻りますが、一個強烈に覚えてる話してもいいすか?
ウリョンとかと一緒にやってた時期を経て、僕が大阪でライブがある時に、柳井さんも大阪にたまたま行ってたんかなんかで、紹介したい子がおんねん、若いバンドやねんけどって僕に紹介してくれた人がいるんですよ。

(871) 全然覚えてない!

(岩崎) 覚えてないっしょ。それが『THE ORAL CIGARETTES』(以下:オーラル)の拓也やったんすよ。

(871) あ、ほんまに!

(岩崎) そう。凄い元気な子が来たと思って、その時はご挨拶ぐらいで終わったんすけど、その後僕らが大阪でセカイイチと『FoZZtone』ってバンドとやらせてもらう時に、オーラルにも出てもらったじゃないっすか。あの日のライブは結構覚えてますね。未だにメンバーの中でも結構話になります。『大魔王参上』って曲あるでしょ?あれがずっと耳にこびり付いてて(笑)

(871) ははは(笑)『大魔王参上』はちょっとビビるよね。

(岩崎) ビックリした!時代変わったと思ったんすよ(笑)大魔王参上、って言って良いんや!って(笑)

(871) ははは(笑)あれは凄い絶妙なラインを突くなあ、と思うよね。

(岩崎) なかなかいなかったんじゃないすか?ああいうラインをやってる人って。

(871) そういうのばっかり、みたいな人はいると思うねん。でもそこがメインの人達じゃないから…

(岩崎) 分かります。だから一種の飛び道具的な感じじゃないすか。でもそれをやれる強さに結構ビックリしたんすよね。

(871) せやねん。だから何て言うんやろうなぁ…マネジメントやることになって一番最初に撮ったアー写に鹿おるからな(笑)鹿がメンバーの前を横切ってるアー写。

(岩崎) そうなんや(笑)

(871) まあこっちが提案した記憶があるけど。なんか…QUATTROくらいにいくまでってまあまあ大変やん。

(岩崎) そうっすね。QUATTRO、恵比寿LIQUIDROOM〜あたりにいくまでは結構大変すからね。

(871) 勿論、面白さ・キャッチーさみたいな部分がそこまでなくても勝負できたと思うけど、きっかけが多い方がいいやん。関西人やしノリ良いし。ふざけれるパーソナルな部分×カッコイイ、みたいな。ここ10年くらいジャニーズもそうやん。コントやってカツラ被って、みたいな。設定さえ作っちゃえばそういうキャラクターも出せるみたいな。『大魔王参上』がネタなのかどうかみたいなのは俺も語られへんとこもあるけど。

(岩崎) 本気でやってほしいね!

(871) むっっちゃ本気でやってると思うで。

(岩崎) 俺もそう思う(笑)1回昔なんか拓也に聞いた事あるような気もするけど〜…まぁちょっと忘れちゃったんやけど…

(871) でもそこの定義って言語化出来ひんとこあるやん。岡崎体育くん捕まえて、「お前はふざけてるやろ」って言ったとしてもな、真面目にふざけてるんです、みたいなところはあるやん。(笑)

(岩崎) はは(笑)確かに確かに。そうっすね。それはナンセンス過ぎる質問やもんね。

(871) だからそこはAかBか?っていう話ではないよな。っていう前提でその絶妙なところをやる勇気もあると思うしね。

(岩崎) 勇気は感じたなあやっぱり。ビックリしたっていうか、本当に時代変わった!って思った。こういうのをガンガンやっていく時代なんやっておもって。"令和"っていう(新しい時代を)最初に見出した人ちゃうかな(笑)

(871) そうかな(笑)

(岩崎) まあ最近はオーラルに会ってないからなんとも言えんけどね。すっかりスターバンドになられたんで。僕からは何も言うことは無いですね。

(871) 凄いね、あの人達もね。あの人達は凄いけど、俺はラッキーや。

(岩崎) しっかし柳井さんめっちゃくちゃバンド抱えてるよね。

(871) 6組。

(岩崎) 6組!(笑)

(871) また増えるかも。奇妙礼太郎さんの時は7組やったんやけど、奇妙さん独立されて6組になって、年明けたら増えるかもしれん。

(岩崎) 凄いねー。『THE ORAL CIGARETTES』と『LAMP IN TERREN』と『Saucy Dog』(以下:サウシー)と…

(871) あと『ユレニワ』とHIP LAND MUSICの方で『bonobos』と『DENIMS』。

(岩崎) ひぇ〜大変やな。会社2つやってるような気分でしょ。

(871) でも全部を1人でやってる訳じゃないから。楽器運ぶことなんてなくなったもんね。それが良いのか悪いのか分からへんけど。

(岩崎) そうであってほしいけどね。その年齢になってきたら。

(871) 1回、自分を褒めてもらう時間になってしまうねんけど、慧ちゃんが俺に「マネージャーやってほしいわ〜やってほしいわ〜!」って言うてくれてたのは、自分にとっては自信になったというか、そう言ってくれる人がミュージシャンでいたっていうのは、頑張ろうって思えた。まあ結局(セカイイチのマネージャーは)やらへんかったけど…。

(岩崎) やって欲しかったよ。しかも当時の藤山っていうマネージャーがいる目の前で言ってたからね(笑)飲んでて、確か藤山くんが隣でほぼ潰れてる状態の時に、柳井くんと藤山くんと他、数人いてその延長でね。でも本当に思ってたもん、ずっと。カットマンのマネージメントぶりを見てる時からずっと思ってたから。この人絶対やばいやろな、みたいな。凄い成功のビジョンが見える人なんやろなって思ってた。

(871) そんな崇高なものやないけど、ありがとうございます。

(岩崎) いやいや。でも実際それを体現してたじゃない。オーラルとかユレニワとかLAMP IN TERRENもそうやし、それこそサウシーもそうやし。(上に)行かせてますやん!

(871) いやいや。最近任せちゃってるから俺と慧ちゃんが喋ることもそんなに沢山はないけどさ、最近はサウシーのレコーディングなり制作を、慧ちゃんにやってもらったっていうのが、ものすごい自分はもう気持ちいい。

(岩崎) ははは(笑)!嬉しいよ!俺は。凄く。

(871) これからもね、お互い頑張っていくけど、デビューして事務所ついてから武道館まで全タイトルのサウンドプロデュースというかディレクションをしてもらって。俺らん中でずっとあったわけやん。慧ちゃんの才能が上手いこと…いや今もCMとかで成功してる部分もあると思うけど、マネージャーやってほしいって言ってくれてたし、そもそも凄い才能あると俺は思うねんけど、なんかどっかで……ってなった時にサウシーでやるっていうのと、カットマンで色々とアレンジしてもらってたのが、色々結びついて。慧ちゃんがやってくれてサウシーが成功して、むっちゃ良いんちゃうか?って思ったら今のところその読みが当たってるっていう。

(岩崎) いや凄いよね!ホンマに!(笑)
柳井くんも凄いし、サウシーもすごいと思うし。僕は全然、貢献出来てるっていう風には思えてないけど、皆すげえ!って思った。ここまで行くんや!って思って見てたよ。武道館までの道をね。

(871) いやいや…なんか言い方悪いかもしれんけど…むっちゃ有名プロデューサーを引っ張ってきたとかではないやん。昔から知ってる、「コイツ…パスはめっちゃ上手いねんな…!」みたいな(笑)

(岩崎) ははは(笑)ゴール決めれへんけど!みたいな(笑)

(871) 毎試合3アシストくらいするみたいな(笑)

(岩崎) 凄いスタープレイヤーやんか(笑)そこまでいったら。

(871) 今でもほぼ財布俺じゃなくて事務所やから、レーベルに言おう。もっと払えって(笑)

(岩崎) いやいやいや(笑)

(871) 俺のおかげやーって言おう(笑)

(岩崎) 全然!(笑)でもそのへんの事情も柳井くんが事務所さんと話してくれてるからね。

(871) でもここ2人で喋るとさ、ちょっとメンバー置き去りになっちゃうけど、でもサウシーのメンバーが頑張ったっていうのが一番でかいし。

(岩崎) ほんまにそれ。ほんまにそれ。

(871) 俺が嬉しかったのは、もともとあの子らは、俺がセカイイチのことを紹介してたから知ってたし、それもあったから紹介しやすかったってのもあってんけど、「ずっと慧ちゃんとやってね」ってこっちが言うもんじゃないから、「まあやってみて、一緒にやっていきたいと思えたらこの先も一緒にやれたらいいよねー」くらいで話してて。でも本人達がそのあとも「慧さんとやりたいやりたい」つって。それは良かった。

(岩崎) 名古屋のCLUB UPSETで1回ね、一緒になったからね。組んでくれたんやっけ?

(871) いや、あれはセカイイチがツアーに呼んでくれたんちゃうか?

(岩崎) あ、そうやそうや!それが僕、最初のサウシーだったな。で、柳井くんがその時に「慧ちゃん話したいことあんねん」って言ってくれて。

(871) 細かい順番は覚えてないけど、でもあのCLUB UPSETの畳の楽屋でギターの何かを慧ちゃんとやってたのはすごい覚えてる。

(岩崎) やってたねぇ。あれが今も(石原)慎也(Saucy Dog・Gt.Vo)とずっと続いてる感じよ(笑)

(871) 慧ちゃんからみて慎也はどうなん?

(岩崎) 慎也は…なんて言うかな…。めちゃくちゃ素直なスポンジなんやけど、超〜頑固な汚れを思いっきり落とすこと、を凄い狙いたい人っていうか。頑固な汚れを落として自分が完成するんだっていうタイプの人なんかなって僕は思ってるんかな。

(871) めっちゃ抽象的な例えやな。

(岩崎) ははは(笑)もうちょっと分かりやすく言おうか。まあ彼自身が頑固でもあるかな。

(871) 彼、頑固やと思うな。ちょっとプロモーションの戦略めいたことだったり、「俺はこういう風に考えたり、経験値上こういうケースってあると思うよ」っていうことは全然素直に聞いてくれるけど、この曲はこういうMVにしたい!とか、その辺が慎也の中で決まってる時はあんまり議論の余地ないことも、あるかな。毎回じゃないけど。

(岩崎) うんうん。めっちゃわかる。慎ちゃんは慎ちゃんで吸収したくて、色んなことを自分でやりたいって思ってると思うし、それは是非やるべきだ!って思うし。でも僕が、どーしても慎ちゃんと同じような、近しい生き方をしてきたから、わかるのが吸収してから自分のものにしよう、みたいなことをもうちょっと上手く出来てもいいかな、と思う。

(871) でも全然若いからな、まだ。

(岩崎) めちゃくちゃ若いし、突っ走っていってほしいと思う。

(871) どっちが、とかじゃないけど、多分慧ちゃんは「鬼退治行くなら猿とか犬とかも良いねんけど、この刀持っていき?」みたいな感じ。俺は「あ、鬼ヶ島行くの?1回行って戦って負けてどれくらい強いか確かめてきてから帰ってき」みたいな感じ。

(岩崎) あ〜なるほどね。

(871) 数々のアーティストのマネジメントとして関われば関わるほど、ミュージシャンが渡ろうとしてる橋を先に叩くってことはあんまりせんくなっていくね。やっぱ。

(岩崎) そうよねぇ。そうやんなぁ。
僕もー…あんまり、慎也は慎也の道があるからこっちから深く言うみたいなことはそんなに最近出来てなかったなぁと思いつつも、ちょっとそろそろ1回話さなあかんかもって思って、こないだ自分が思ってる事と慎ちゃんが思ってる事のすり合わせをしてね。

(871) 久々に腹割って話したのね。

(岩崎) そうそうそう。簡単に言うとそれ!凄い理解できる部分のことが多かったから、頑張れ!やろう!一緒に!手伝う!っていうことを確認し合ったっていう感じかな。

(871) それはもう嬉しい、俺としても。
皆忙しなってくからさ、コロナ関係なくても慎也と久しく飲んでないな。

(岩崎) 柳井くん忙しそうやもん。

(871) コロナのせいもあんねんけど、議題がハッキリしてない飲み会に行かなくなった。明確に"この仕事をしてる"って相手は勿論それはそれでいいねんけど、一緒に仕事してなくても、今日は最近のこういうことについて話すんやな、っていうのが見えてない人となんとなく飲むっていうのはやらなくなったな。

(岩崎) 我々が若い頃のような感じね。

(871) 20代〜30代前半はとりあえず飲みに行くのも仕事や、くらいに思っとったからな。

(岩崎) 俺もそうやった。その時藤山に説教というかアドバイスしてくれたりしてたやんか。あの頃じゃない?20代後半から30代前半ぐらいかなぁ。

(871) どっちが正解ってこともないとは思うねんけどね。その時期に思いっきりそれやったから。もしかしたらまた最近ダラダラ飲んでるなぁ〜って時も来るかもしらんし。

(岩崎) なんだかんだあれが一番楽しかったりするしね。友達とダラダラ飲む飲み会って、最近あんまりにもやってないから、なんだかんだ一番気楽やったんちゃうかなと思ったりもするけど。

(871) まあね〜。
慧ちゃん最近言える範囲の仕事で、あれ俺がやったよ、みたいなのないの?

(岩崎) それはアーティストってこと?

(871) アーティストでもいいし、クライアントワークでもいいし。

(岩崎) あー!言えるやつか…言っても知らないやつしかないかも…SIXPAD!

(871) SIXPAD!!(家にあるSIXPADを出す。)
CMの音楽やったの?

(岩崎) そう!CMの音楽。

(871) CMの音楽ってどんぐらいのペースやってんの?

(岩崎) 月に3本ぐらいかなぁ。

(871) 全然良いペースやん!

(岩崎) 平均するとって感じ。忙しい時でもっとかなー。暇な時はめっちゃ暇やねん。

(871) でも暇な時あった方がいいやん。

(岩崎) そう。あんまり忙しいの苦手やからな、僕。

(871) そういうのを経ての、『えんとつ町のプペル』。

(岩崎) そうそうそう。

(871) サウシーのSEもむっちゃ評判良いんよ。セカイイチの楽曲はさ、慧ちゃんのチャレンジも強めに入ってたりするからさ、チャレンジングな曲もあるやん?けどやっぱ、サウシーやったら慎也の歌があって、その歌が最大限伝わる楽曲のアレンジとして、ちょっとトリートメントしてもいいんちゃう?みたいなところがあったりとか、CMの仕事とかもそうやけど、セカイイチより優しいっていうか。優しいって言葉が適してるのか俺も不安はあるねんけど。どっちも良い意味で、外の仕事はある程度このスタイリングがキマってるっていうか。清潔感のあるアメカジ、みたいな。

(岩崎) ははは(笑)なるほどね(笑)

(871) セカイイチとかまさにそんな時あるけど。何その帽子?!みたいなん被ったりするやん(笑)

(岩崎) ははは(笑)くせ強いやつね!(笑)なるほどね(笑)わかるわかる。でもCMとかをやり出してから特にそういう、癖と、ちょっとした馴染ませ…っていうのかな。そこを上手くできるようになってきたかもしれない。だんだんと。まだ下手やけど。
例えば自分クセ髪なんやけど、今日はちょっと外の仕事やからちゃんとクセを活かしながらスタイリングやれるようになった、みたいな感じかな。でもセカイイチの時は謎のハットを被ってる、みたいな。

(871) そう、そのね。ちょっと清潔感のあるアメカジの感じもすごい好きなんよ、俺。

(岩崎) おー!嬉しい。

(871) で、俺もともと西野さん追っかけてるというか、勉強させてもらってて。映画の『えんとつ町のプペル』の歌があって、西野さんのカバー楽曲をやってたは春ぐらいの話だけど、カバー楽曲をYouTubeで上げて、みたいなやって。で、絶対もうこの曲慧ちゃんがアレンジした方が良い!って思って。

(岩崎) だって凄い言ってくれたもん、柳井くん。

(871) 要はお母さんが子供と一緒に歌えるみたいなのがあった方が良いやろなと思ってて、あの作品って。で…ボーカリスト・岩崎慧に対して失礼な話やけど、最初は慧ちゃん歌ってるバージョンで世の中に出るわけではなかったじゃん。勿論固有名詞を出さないけど、驚くぐらいの…。

(岩崎) そう。あの時俺らの心折れたよね。(笑)

(871) ちょっといけるかもって思ってもうてんなぁ〜。あそこで。

(岩崎) あ、そうなん?俺絶対無理やと思ってたけど!凄いね。そっか。繋いでくれる近しい人がいて…って感じか。

(871) だし、去年の年末に1度お会いしてんのよ。で、まあ女性ってことはバレても良いか。こんなに美しくて嘘のない感じの人で、しかもじっくり喋ってとかじゃないのにすごい良かったから、もしかしたら何かちょっと共感してくれるかもしれんと思っちゃったんだよね。

(岩崎) なるほどね。

(871) 勿論、断られたのは別に全然悪くないし、そりゃ当然やろっていう…

(岩崎) 本人のブランディングとかもあるしな。

(871) そこで挫けてしまって、慧ちゃんとも電話して話してたけど、いや〜これはそのままお蔵入りしたくない。っていう気持ちがあって。しかも面白いのが、じゃあそれをやっぱやろう!って慧ちゃんの歌でやろうってなったキッカケの電話は、別にそれじゃない電話やったよな(笑)

(岩崎) 全然それじゃなかった(笑)

(871) なんかそれが12月の中旬にやっと出せて、やっぱり映画の公開に合わせてとにかく世の中に出したいってことはお互い思ってて。それで慧ちゃんが、慧ちゃんの歌ってるのでいいよって快諾してくれて、俺も慧ちゃんが歌ってるバージョンのまんま出したい気持ちもあったし。

(岩崎) 単純に映画が始まるから、援護射撃のちょっとした玉になればいいかなーっていう思いもあるし、応援したいからあの映画。それプラスせっかく作った、自分達の一生懸命作ったやつが結構出来がいいと自分でも思ってるから、これは是非皆さんにも聴いてもらいたいね、っていう話で。

(871) あの楽曲だけを情報源として映画に辿り着くことは少ないかもしれんけど、接点がやっぱり2個、3個ってあることによって、「良いとは聞いてたけど、ほんまに良いやつっぽいな」みたいな、ちょっとした後押しになったりもするし。あとは純粋に俺らと関係ない人でも、世の中に出してなかったら気づいてもらわれへんけど、ああやって表に出してることで「このカバー良いやん!」ってなってくれる人がいたら嬉しいし。

(岩崎) 1人でも多くの人に聴いて貰えたら、今回のやつは特に嬉しいし。でも今回は特に発注とか何から柳井さんが全部やってくれたじゃないすか。それはもう途方のない作業やったと思うんで。一先ずお疲れ様ですというか…お疲れ様でした。ありがとうございました。

(871) いえいえ、とんでもない、ありがとうございます。

(岩崎) あ、なんか曲流してる。

(871) これはずっと僕が大好きな。

(岩崎) セカイイチの『アンテナ』やな(笑)

(871) オシャレな帽子被ってる方の慧ちゃんのやつ。(笑)これ皆さんね、2007年の曲なので、もう13年前ですけど、僕がもうずっと好きなセカイイチの『アンテナ』っていう曲です。勿論これだけが良いってこともないけど、これ凄い思い出もあるからっていうことやねんけど。でも当時さ、いわゆるロックバンド然とした感じの中で、この曲はちょっと珍しかったような気がするけどな。

(岩崎) そうねぇ。それは3枚目のアルバムなんやけど、その前のアルバムまではずっと一発撮りで何にも重ねずにやってたのが、3枚目になった時にほぼ僕が打ち込みで全部作ってきたやつみたいになったんよ。

(871) へえ〜!

(岩崎) 多分…凄い変わり方したと思う。お客さんからしたら「どうした?セカイイチ」みたいな。っていう風に聴こえていたんだろうなあ、と思って。だからその時のロックバンド然としたものを好きだった人達は、やっぱり案の定、離れていったし。でも逆に音楽にコアな人達…っていうのかな。は、色んなジャンルの人たちから一定の評価を得たかな、というアルバムでしたね。

(871) セカイイチは今年の5月に…

(岩崎) あ!『Draw a Line』。凄い良いよ。それね僕がミックスしてん。是非聴いてほしい!サブスクに転がってるから。

(871) 今聴こか。今ってレーベルも自主?

(岩崎) レーベルは自主!エンジニアさん達は今までと同じ人達で全部やってもらってるんやけど。
「プペルのカバーを買ったりダウンロードは出来ますか?」出来ますよ!

(871) 買えないんすけど、ダウンロードできます!(笑)

(岩崎) ダウンロードできます!(笑)

(871) YouTubeの概要欄にDropboxのURLを貼るっていう無茶なことしてるんで(笑)そっからもう好きなだけダウンロードして下さい(笑)

(岩崎) 「良いお声ですね。」だって。ありがとうございます!
「セカイイチ良い曲沢山!」ありがとう。

(871) いや、本当にそうよ。

(岩崎) 嬉しいねえ。

(871) なんばHatchな。

(岩崎) いやもう楽しみ!ありがとうございます。そんな粋な計らいしてもらって。

(871) とんでもない、とんでもない。
そういうのは全部俺じゃない。メンバーがやりたいって。

(岩崎) でもチームの皆のあれかなあって。詳しいところは知らないけれども、皆の胸を借りるつもりで楽しませて頂きたいと思います。

(871) いえいえ。

(岩崎) その前にね、サウシーの武道館もあるので。

(871) そうだね。来れるの?

(岩崎) 行く行く!勿論!半年くらい前から休み取ってます。

(871) 嬉しい。客席でおじさん2人で思い出話しながら観よ。

(岩崎) ああいいね!(笑)
俺じゃあ自前の焼酎持ってこ(笑)怒られるわ(笑)

(871) ほんまにそんなん出来たらいいけどなぁ。今コロナやからなぁ。まあ気持ちはね。

(岩崎) 本当に嬉しいわ。

(871) 慧ちゃん1時間経ったわ。

(岩崎) あ、ほんとやね!
柳井さん本当にありがとうございました!

(871) こちらこそ!
色々面白い話ができた気がします。
多分"良いお年を"になると思うけど、来年も宜しくお願いします。

(岩崎) よろしくね!
ありがとうございました〜!

(871) おやすみ〜!


ありがとうございましたー!
圭ちゃんに内緒で慧ちゃんの曲かけよ。ラジオっぽくていいな。まあかけられる曲とかけられへん曲とあると思うけど。今流れてるのはセカイイチの今年5月にリリースした『Draw a Line』っていう曲っすね。皆ストリーミングとかで聴きましょ。

あと最後に慧ちゃんの『えんとつ町のプペル』も流そうかな。いや〜映画いつ観に行けるかなあ。慧ちゃんのプペルね、ちょっとだけ慧ちゃんの歌い癖みたいなのがあるんで、それも好きなんですよね。
それでは、皆さんおやすみなさい。

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