ワーキングメモリーの事
ぼくも、ワーキングメモリ―は高い方では無いと思っています。
それ程極端では無いとは思いますが、聞いた事や見た事をすぐに忘れることが多い事は多いです。
その事はだいぶ歳を取った今では「歳かな~」なんて冗談で済ませられるかもしれませんが、若い時分には業務上忘れてはいけない事を確実に覚えていないといけないものがあるので、かなりのメモ・ノート魔ではありました。
先輩に「メモ取ってないで聞いてて、後でメモすればいいよ、おれはそうしてる」と聞いたことがあります。
ぼくもそうしようと思いましたが、それでも聞き漏らしがあるとやばいことになりそうなので、心配するよりはその場でメモをすることにしていました。
その頃から「人によって特性はあるもんだ、先輩は頭がいいからな」と自分の特性に合わせた業務の仕方を心がけようと思ったものです。
若い頃(90年代)は、ワーキングメモリ―なんて言葉は知りませんでしたが、家族や自分の特性を考えないといけない事があって、ワーキングメモリ―と言う言葉を知りました。
「ワーキングメモリ―」をこどもの特性を調べている時に集めたことを記述してみようと思います。
ちなみにぼくは、この件に関して専門家でも医者でもありません。
あくまで、自分の知見からの知識です。予めご了承ください。
ワーキングメモリーとは何か?
ワーキングメモリーとは、短期間の間に情報を一時的に保持し、処理するための脳の機能です。
情報を一時的に「作業台」として使い、理解、学習、推論などの認知活動を行う際に重要な役割を果たします。
コンピュータで言うとRAMの役割だとざっくり考えています。
さらに、このメモリーの良いところは、新しい情報を受け取りながら同時に関連する過去の知識を引き出す能力に関連しています。
ワーキングメモリーは、RAMによる短期記憶とも関連、単に情報を一時的に保持するだけでなく、その情報を積極的に操作する点で異なります。
つまり、短期記憶から長期に記憶されているものを引っ張り出して、関連する事に出力する。そんなイメージですね。
よくしゃべる人が全てそうとは考えていませんが、納得させることをよく話す人というのは頭の回転が速い人って、ワーキングメモリーが高い人なんだろうなと思っています。
次にワーキングメモリ―が高い人と低い人の特徴とメリットとデメリットのイメージです
ワーキングメモリーが高い人の特徴とそのメリットとデメリット
特徴
複数の情報を同時に頭の中で扱うことが得意
複雑な問題解決や多段階の指示に対する理解が高い
学習や読解、計算などの認知活動において効率が良い
メリット
高い分析能力や論理的思考能力を発揮しやすい
新しいスキルの習得が早い
高度な学習や仕事において高いパフォーマンスを発揮することができる
デメリット
周囲からの期待値が高く、プレッシャーを感じやすい
情報過多になりがちで、時には判断を遅らせる原因にもなり得る
高い処理能力が必要とされるため、疲労感を感じやすい可能性がある
ワーキングメモリーが低い人の特徴とそのメリットとデメリット
特徴
一度に扱うことができる情報の量が限られる
長い指示や複雑な情報の処理に時間がかかることがある
学習や課題解決において追加の時間やサポートが必要な場合がある
メリット
一つ一つの情報に集中しやすい
簡潔かつ効率的な方法を好む傾向がある
圧倒されることなく、一つのタスクに集中する能力がある
デメリット
複数の情報を同時に処理する場面でのパフォーマンスが低下する可能性がある
学習や作業の速度が遅れがちになる
新しい情報やスキルの習得に追加の努力や時間が必要になることがある
高くても低くてもそれぞれメリットはあるのですが、ある場面で生きずらいと感じることがあろうかと言うのが、今のぼくの見方です。
但し、ワーキングメモリーの能力は個人差が大きいと思っています。
上記のメリットデメリットは極端な人の例です。
万人がそうとは限らず、現代社会を卒なくこなせる人がほとんどだと思っています。
また、極端だからと言って悲観することはなくて、トレーニングや特定の認知活動を通じて改善することも可能だということもありえそうです。
うちのむすこはスポーツを通じてある程度までは改善してきていると感じます。
本人もそれに気づいているようですので、忘れたくないことを何度もそらんじていたりして努力をしているようです。
自身のワーキングメモリーの特性を理解し、周りも協力してそれに適した学習方法や仕事のアプローチを取ることが重要なのかな?と思っています。
子育てはまだまだ続きます。。。
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