【家庭菜園】「天地返し」やるときは気を付けて

こんにちは そらまめです。

 今年の春作の前、区画のお隣さんがスコップを手に天地返しに励んでおられました。ご存じでしょうか、天地返し。

 簡単に言うと、表層の土を下層の土と入れ替えることです。

・寒気に耕地の表層と深層を入れ替えることで、深層で越冬しようとしていた害虫、雑草の根、土壌病害の原因となる病原菌を寒さに晒し、退治する。

・前回の耕作で使った堆肥が深層に溜まってしまうため、その堆肥を表層に出すことで均一化する。

 黙々と作業を続けるお隣さんの、その赤土で赤くなった区画を見てよみがえる記憶。自分も初年度やったな、そしてやらかしたな…

 はじめて読んだ家庭菜園の指南本に書いてあった天地返し。前年度の利用者が肥料をどれだけ入れていたかわからないし、何を栽培してたか分からないし、連作障害も防げるし、これはやるしかないでしょう!と張り切ってやりました。やり方は以下のリンク先のやり方。

注意その1 大変ですよ 

「全面の天地返しは大変なので簡易版です」的な説明なのですが、それでも重労働です。区画面積は3mx4mですが、2日に分けて作業しました。その時思ったのは、

・重機の力は偉大だな
・二度とやらない

です。

注意その2 リフレッシュではなくリセットです

 自分は最初、リフレッシュ的なイメージで考えていたのですが、さにあらず、リセットの方が近いと思う。赤土を掘り起こして赤くなった土は、たしかPH5.4とかでした。当然腐植も不足しているでしょう。普通に堆肥を入れても土は赤いまま、大量投入が必要です(赤土掘り過ぎたかもですが)。

 で、まともにできたのは枝豆くらいだったかな。初心者だったので、こういうことをしたら、どのくらい堆肥、肥料を入れればいいかなど全然わかってなかったのでそのせいもあるのですが。

 大体、そういうこと指南本に書いてないんですから。土はそれぞれだから書きようがない、ということなんでしょうけども。この時に、「自分の土は自分で把握しなければいけない」と強く思いました。

気を付けてね

 お隣さんの赤い土を見たとき「これは注意喚起しなければならないか」とは思ったのですが、かなりベテランさんらしかったので適切に後処理するんだろうな、などと勝手に想像して、「自分も天地返しやったことあります!PH下がっちゃって大変でしたねー」などと参考情報を投げてみる程度の会話しかしませんでした。

 しかしその後の作物の生育は大変残念なもので、まったく茂らないじゃがいも、丈が半分のひょろっとしたとうもろこしなど、直視がはばかられる惨状に。早々に見切られて夏には更地になっていました。

 あの時きちんと話しておけば良かったな、という反省の元、短いですが記事にした次第です。



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