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むつ湾ストッカー動画を勝手に補足する記事

例のむつ湾動画で何が起きているのかをまとめてみた。
https://youtu.be/X_wr0N0V1MY

0:00
まずはコース整備作業中のトラックを先導するペースカー。
コースはレース直前まで突貫工事が行なわれ、レース当日もコースは一部不完全な状態で開催された。

0:12
午前11時頃、最初の走行となったサポートレース「むつ湾ツーリングカー20周レース」のローリングラップ。

0:22
最終コーナーから見たローリングラップ。 ペースカーが離れていくのが見える。
ポールポジションに居るのは、GTクラス唯一の参加になり賞典外での参加になった水木 貞の"南田温泉Z432"。
動画では見づらいが、サイドにはでかでかと「南田温泉」と手書きで書かれている。

フロントロー2番手に並ぶのは実際のポールポジション、スカイライン2000GTRハードトップに乗るNo.6 混野 比佐士。予選タイムは1'33"13。
2番手/ピンクのサニーのNo.5 田 静。
3番手/緑色に白ストライプの入ったロータリークーペを駆るNo.8 保工沢 一。
4番手/赤いブルーバードSSSはNo.11 佐藤 敬考。
5番手/白(ベージュ?)のホンダクーペ、No.10の笠石 秀美。
6番手/黒に2本ストライプ"オリエンタルカローラ"のNo.1 千田 国雄。
7番手/緑の日産サニー、No.3日本 一。
8番手/青赤白のトリコロールカラーはスカイライン2000GTRのNo.7 関上 孝太郎。
9番手/黄色いパブリカ1300に乗る No.12高橋 信行。
No.2 大石 政一の"ミッションカローラ"は予選6番手だったが、決勝に出走出来なかった。

0:29
レースは賞典外のGTクラス水木の"南田温泉Z432"が圧倒的にぶっちぎる展開。このままトップフィニッシュ。

0:30
ここから映るのが実際のトップ争い。 3番手からトップに上がってきたロータリークーペの保工沢。続いてPPのスカイライン混野、サニーの田、ブルーバードの佐藤と続く。
結果的には保工沢がこのままトップを守りトップチェッカー。

0:36
パックから少し遅れてホンダクーペの笹石、6番手争いをしている"オリエンタルカローラ"の千田とホンダクーペの笹石。

0:44
最終コーナー側からホームストレートを見たアングル。
右側がグランドスタンド、左側はピットになる。 観客もかなり入っている模様。
ギリギリの完成や初レース故のダスティな路面も見受けられる。

0:49
ターン3出口からのアングル。

0:57
混野GT-Rと田のサニーの2位争い。 最終的に田が2番手でフィニッシュした。パブリカの高橋はラップされている所か。

0:58
千田がコースオフしている。1周をした所ですぐリタイヤしてしまった。
リザルトには燃料ポンプのトラブルでリタイヤとある。

1:00
最終コーナー前の右キンクから最終コーナーを見たアングル。
最終コーナーは3度のバンクが付いている。

1:17
インフィールドもかなりの観客が詰めかけている。
サーキットレースというよりはラリーのような観戦スタイル。

1:24
立ち入り禁止の立て札。
実際にはかなりの観客が危険区域で観戦していたらしく、オーガナイザーが苦悩する様子が"日本のレース100選"や"日本モーターレース 創造の軌跡"に書かれている。

1:25
賞典外だがトップフィニッシュした南田温泉Z432と観客の女性
本来はツーリングカーレースとストックカーレースの間にもう一つフォーミュラカーのエキシビジョンレースが開催されていた。

1:27
ホームストレート左側、ピット入り口付近のアングル。
グランドスタンドや、ピット、ピットビルが見受けられる。
ピットロードは約10mの幅があり、かなり広いものだったという。

1:40
メインレース、"第1回むつ湾国際級ストッカー300キログランプリレース"
No.43 "エヤーニュージーランドSPL" 松波 勝彦。アメリカ出身のドライバー。
グロリアハードトップにフォード249、V8 5000ccエンジンを搭載している。
予選9位、決勝11位

1:42
No.27 "三井メタルーブSPL" 勝 ジョージ。こちらはセドリックハードトップだが、ニッサンのH30のV6 3000ccを搭載している。
予選3位、序盤はトップ争いに食い込む戦いをしていたが、26周目にT1でクラッシュリタイヤ。

1:45
No.77 "セントラルオートSPL" 亀田 賢一。 こちらもセドリック(130)にニッサンH30を搭載。
予選8位、決勝2位。

1:47
左に映る黒いマシンがNo.26 "AHPアルミホイールSPL"横山 泰一。こちらもセドリックにH30。
予選は22位(ノータイム)、決勝12位。

右の赤いマシンがNo.46 "佐藤グループSPL"佐藤 俊一。 こちらはクラウンにニッサンH30エンジンを搭載。
予選は藤本 清がドライブして12位、決勝は佐藤に変わって6位まで上げている。
5位の伊能とは1秒差でのフィニッシュだった。

参考
日本の名レース100選 Vol034 '72 むつ湾ストックカ― 三栄書房
日本モーターレース 創造の軌跡 (塩澤 進午 著) ネコパブリッシング

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