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うゐのおくやま けふこえて(2023年)

誰に なんの 影響も、与えなくていい。

2023年、私の人生を大きく変えた言葉は
「誰に何の影響も与えなくていい」です。

ここ3年を振り返ってみたので、noteに書いておこうと思います。

   

2021年

2021年、母が他界し、私は「人生とは?」ということをすごくよく考えました。

私が知る母の人生は「子育て」でした。
私を含め三人の子供を育て、1番下の子供(私)が18歳で社会人になった翌年に癌が発覚しました。
もちろん母にも、私の知らない人生があったのはわかります。
でも、私が見ていたのは人生をかけて子供を育てる人生でした。

母の物語を紡ぐためには、私は(母がつくってくれた)私の時間を無駄に過ごしてはいけない。
そう確信しました。

【自分らしく生きなくてはならない。】
【自分が納得するような人生を歩まなければ】

そう思いました。

  

2022年

2022年、7年働いていた仕事を辞めました。
この仕事じゃないな、と思いました。
フリーランスになりました。

【自分ができることで誰かにいい影響を与えたい】

そんな感じで生きていました。

結構、頑張ってしまうタチなので1年間頑張りました。

やった仕事はボランティアを含めこんな感じ
ライター/インスタ運用代行/イベント運営/動画編集/風呂敷プロダクトのコンサル/飲食系/ドリンクの出店販売/英語教室のスタッフ/学童のスタッフ

ある時、疲れちゃったんですよ。

  

2023年

フリーランスになって1年ちょっとが経ったある時、母の実家に行くことに。

1日母の実家や母の部屋で過ごして、帰ってきた途端、

「ん?こんな頑張らなくてよくない?」

そう思いました。
いろんな理由があるのですが、スピっぽいことを言えば、母が教えてくれたのかもしれないです。

母が子に「人にいい影響を与えるために頑張れ!」というのかな。
いや、「起きて、食べて、笑って、寝て」それだけで満足かもしれないぞ。
 

生きているだけでよくないか?

  

それと同時に読んだ本に書いてありました
「あなたが死のうとこの宇宙に何の影響もない。」と。

ははーん、確かに。
いいじゃん別に。
人にいい影響を与えるなんて、何と烏滸がましいことを考えていいたのだろう。
笑って生きているだけでいいじゃん。

 

そう思った途端、肩の力が抜けていい感じになりました。
気負いしすぎる性格の私に、いい具合の言葉です。

人生、頑張ろうが、頑張らなかろうが、その人が思うように生きればいいんだけど。
そうするとなんか、上手くいきました。

 

あるがままで良いと確信できた時に、人は、その人の本領を発揮し始める。

森田真生「数学の贈り物」

独立研究者の森田さんも、そう言ってました。
あ、本でね。

自己肯定感とはこうゆうことなのではないかと思います。

2023年、私が一つ成長したのは、誰に何の影響も与えなくても「あるがままで良い」ということでした。


うゐのおくやま、けふこえたんじゃね?

そんな1年でした。

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