itukano_nikki_Jun_退職-新社会人

▶1th Jun
院長がひろさんとうえさんに何か言ったみたいで、
ふたりともカリカリ。
うえさんは直ぐに収まったけど、
ひろさんは暫く気持ち直らなくて、しんどかった。
お昼は一駅移動して、
食欲ないけど、行く場所もなく、
気になってた喫茶店で蕎麦とおにぎりのセット。
店員さんが大学の時バイト先のマリさんに似ていて、
懐かしくなった。
そのあと駅のホームでパンを暴食。夜も暴食。

▶4th Jun
面接と一般常識。
面接は全然話せず、一般常識も全然できなかった。自信喪失。
送迎中、子どもみたいな事しか話せなかった。
社会人てなんなんだろう。
受かる気もしないけど、めっちゃ遠くて通える気もしない。
でもそんなことも言ってられないのかな。

▶5th Jun
病院ついてすぐ面接の事を聞かれた。

▶7th Jun
彼と出かける。そして帰りたくなくなる。
よくない。

▶11th Jun
最近休みもバタバタしていたから、
今日は午前中ゆっくりして、午後ハローワークへ。
泣かないと決めてたけど、結局めっちゃ泣いた。
改めて沢山考えた。
今やめたら同じこと繰り返すだろうって企業側だって信用しないだろうし、
3年頑張るか、でも私はもう27だし、留まってられる余裕もない。
でも怖い、全部怖い。一人で生きる力を身につけないといけない。

▶12th Jun
薬の調剤を2度もミスった。
ひろさんからは、2度もミスられたら笑うわって言われた。
頭が全然動いてない、切り替えて働かないと。
メンタルかなり来てたけど、明日は来なくていいと思うだけで
体がとても楽。

▶13th Jun
今日からセミナー。
新幹線にワクワクして、道端で見つけた昆虫にワクワクしている。
わたしは責任感がないし、悪い面で大人になれないと思ってるけど、
別にそれでもいいのかもねと、新幹線からの景色を見ながら思った。
間接的に子ども相手にする仕事ってないかな。小学校の雑務してた人とか。
セミナー中はどんな仕事がいいかなってそんなことばかり考えてた。

▶14th Jun
ホテルは楽しい、気分転換になっていて、院長に本当に感謝。
辞めようと思ってるんだけど。
現実に戻るのが嫌だけど、前を向かないといけない。
朝ごはんをもりもり食べながら、一般常識。
資格は取るか分からないけど、とりあえず問題集買った。
6,000円もした。
試験受けるのだってお金かかるし、ほんと世の中お金やなあ。
彼と連絡を取るのを減らそう。依存している。

▶15th Jun
仲良くやろうとか、楽しくやろうとか、そんなん考えんと、
やれることやって、分からんもんは分からんし、
落ちついて考えれば分かることもあるし、
そうやってたら、すこし気が楽。
だけど、いよいよ辞める方向へ進み始めた。

▶16th Jun
具体的に辞める日が決まった。
でもその日に説明会があるから、一日早めてもらえないか相談する。
父母に連絡。派遣の面接予約。
ネガティブに落ちそうになって、でも動くしかないから、
本屋へ問題集を買いに。
ついでに立ち読みをしていたら、かなり気分転換になった。
歩むしかないのよね。頑張るしかない。

▶17th Jun
面と向かって、ひろさんとうえさんに辞めると伝えた。
思ってることは偽りなく伝えれたと思う。感謝も伝えたし謝罪もした。
ちゃんと言うことで、もし動物飼ったら来ようかなと少し思えるし、
マイナスな気持ちで辞めるんじゃないんだと、思える。
だけど不安で不安で、彼に連絡し無理を言い、ふてくされた。
わたしはいつまでも子どもだ。

▶18th Jun
午前中からハローワーク。昨日よりも気持ちはすっきりしてるけど、
脳が死んでる。記憶力も落ちたし、思考力もない。
本を読もう。TSUTAYAで立ち読み。

▶19th Jun
ウルフルズが沁みる。
今日が最終日、特に何もなくいつもどおり。
学んだことは、
人に合わせるんじゃなくて、自分でどう動くか。

▶20th Jun
就職説明会。
早めについて、近くのモスバーガーで食事。
いろんな人がいた。自分より若そうな人も上そうな人も。
話す人はとても生き生きと魅力や生い立ちを話していて、
その勢いについていけず、こんなに頑張る必要もないか、と思ってしまった。

▶21th Jun
彼に会うと駄目な女になってしまい、
同時に一人で立てる女にならねばと思う。
お金なんて沢山稼げなくてもいいと思ってたけど、稼がなきゃ駄目だ。
わたしは今の私が大嫌いだし、自信は皆無だし、生きたくない。
世の中尊敬する人ばかりで。
人のいい所を見つけられるところは、私の特技。

▶23th Jun
同居人に仕事を辞めたことをさとられたくなくて、
ばれないようにこっそりと喫茶店へ行き、作文対策。

▶24th Jun
面接。
電車を乗り継いで、少し歩いた。
自分がいる場所が分からないけど、
それでも地図アプリの言う通りに進めば着いた。
沢山の面接官、ちゃんとした人と話をして、
当たり前かもだけど、やっぱりちゃんとした人はちゃんとしてると思った。
何人かの面接官のうち一人から、地元に帰りなと言われ、
ああ、こういう事いう人もやっぱいるんだと思った。
頭が少し痛い。

▶25th Jun
暑い。窓を全開にして、扇風機の風にあたると気持ちがいい。
昨晩は久しぶりに真っ暗にして寝たら、しっかり寝れた気がする。
目が覚めたら8時前だった。
てきとーに時間気にせずご飯を食べて、洗濯して、トイレ掃除をした。
久しぶりに「ハチミツとクローバー」を読んだ。まる一日かけて。
前読んだ時と感じ方が変わってた。いい漫画だなあ。
わたしは何かに縛られてるような気がした。
自由でいいのに。

▶27th Jun
父が来て、父の仕事の手伝いに。
現場は山の中で、山特有の湿っぽさと緑がきれいだった。
小川があり、川底は砂で水がとても澄んでいた。
父がお世話になってる人にもあった。
話しかけられて、でもその方言に委縮する自分がいた。
裏を含んでいるように感じる。
今日一日のつもりが、明日も手伝うことに。

▶28th Jun
Excelの打ち込みが終わってからは、特にすることもなく、
セルの塗りつぶしでマリオやキノコを描いていた。
昼は蕎麦を食べに行き、午後はいよいよ何もすることがなくなって、
車で寝ていた。
帰宅しポストを開けると不採用通知と、ハローワークからの案内状。
不採用はもちろん心構えてたけど、でも泣いたし、重かった。
明日父と一緒に一度地元に戻ることを決めた。

▶29th Jun
荒れた部屋を片付け、ハローワークの案内に目を通す。
環境関連の企業が2件。きっと色々考えてくれてるんだろうなと思った。
とてもありがたい事。
17時半頃父がきて、移動。途中妹と会い食事。
家族と会うと過去を思い出されて、
いつまでも大人になりきれない自分を思い知る。

▶30th Jun
昼前に地元へ帰りついた。じゃじゃ降りの雨。
おばあちゃんはデイの日らしいけど、体調が悪いらしく家にいた。
ずいぶんと痩せて、元気がなかった。
「ちょっと肥えたとじゃなか?」と言われて、
余裕なく「そうなんだー」って返事しかできなかった。
すこしグサッときた。
午後、兄のところへ。
兄夫婦と、父母の距離感を感じた。

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