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そらむぎ通信 No.183 (2022.7)

休職者向けリハビリテーションがさらに充実します!

在宅ワーク化が進んだり、コロナ渦で仕事を失ったり、一方では急に過重負担など労働者にとっては働きにくく、体調を崩しやすい環境ですね。

これまで当院では、形を変えながらも「リワーク」として、休職者を支援してきました。この度、さらにバーションアップし精神保健福祉士、公認心理師、作業療法士など多角的専門職が就労面、心理面、コミュニケーション、認知面などさまざまな角度からみなさまを支援していきます。

思いもかけず、休職したことは残念ですが、せっかく休職になったのですから、ご自身の働き方を見直したり、さまざまな武器をもって、また仕事場へと復帰できるよう支援していきたいと思っております。

リハビリテーションプログラムの内容

対象:一般雇用にて就業していたが、病気で休職中、転職、期限切れなどで退職。回復後再び一般雇用で働こうと思っている方。
*障害者雇用の方は、別にプログラムがありますので、デイケアスタッフにお尋ねください。

<基礎講座> 毎週月曜日10時~12時
対象:休職まもなくから復帰間近の方まで。全員
第1月曜日:就労心理教育
第2、4月曜日:認知行動療法
第3月曜日:アサーション、SST

<グループワーク> 毎週水曜日10時~11時半
対象:復職について考えてみようと思えるようになった方
心理面から「自分にとってのストレス」「対人関係のパターン」
「復職するにあたって」こんなことを柱に対処法について小グループでディスカッションします。

<ボディーハーモニー> 毎週木曜日 11時~12時
対象:全員
講師のリードに従って、ストレッチなど軽い運動をしてみましょう。
ヨガマットを使ってのマット運動です

<栄養講座> 毎月第3水曜日 14時~15時
対象:全員 
乱れてしまった食生活、何をどのくらい食べたらいいの?
食生活から心身の健康を支援します。
*その他、毎日参加などは、スタッフにご相談ください。


宙麦会&MARSスタッフのバトンリレー

今月は、心理室の柴田さんです

心理室で心理検査を担当しております、柴田京子です。クリニック以外では、スクールカウンセラーとして勤務しています。どうぞよろしくお願いいたします。

はじめに、長く家族の一員であるネコ達についてのお話しさせていただきます。彼らの絶妙なヒトとの距離の取り方には、いつも感心させられます。空腹時はスリスリ、満腹すれば見向きもしない。団らんでは見事に家族から等間隔に陣取る…。こうした共通の特性がある一方で、個体差にも驚かされます。ひたすら冷蔵庫や食器棚の上など高所を目指す子、高所には目もくれず、目の前の物を落とし引き戸を開けまくる子など、自分の不得意を克服することには無関心に見えます。例えば高所好きネコは、ドアレバー(得意)には何回でも飛びつき開けようとトライしますが、引き戸(不得意)なら迷わず「ニャー(無理、開けて)!」を発動して待っています。

心理士になりたての頃、検査後の結果説明が苦手で、特に不得意なことをどうお伝えするか躊躇がありました。ただ、ある方への説明後「(不得意なことに)あんなに頑張りすぎなくてよかったのですね」と、ほっとしたような表情への変化に気づきました。これを契機に、結果説明の意義を再認識したことを思い出します。

心理検査の結果をお伝えすることで、ご自身の強み、弱みを含めた自己理解につなげ、これまでの頑張り方や支援の求め方を再考したり、手立てを考えたり、さらに時には「ニャー!」を発動していいことにも、気づいていただけたらと思っています。

次のバトンは、事務の戸田さんに渡します。よろしくお願いします。


今年も「働くピアの学校」、開講します!!

「ピア」とは仲間という意味ですが、単なるピア活動ではなく、株式会社MARSがこの学校で目指すのは、「ピア」(当事者経験者)という専門性を活かして、働ける「ピアスタッフ」になる。人材育成するための学校です。

この春、約7カ月間、月2回2時間の講座を受講し、第1期生の卒業生が誕生しました。とても濃い内容の講義、錚々たるメンバーの講師陣、毎回熱のこもったグループワークなどが繰り広げられ、とても中身の濃い授業でした。そして、この9月、第2期生の受講生を今年度も募集いたします。まずは、7月29日の説明会を聞き、我をと思われる方はぜひエントリーください。

この「働くピアの学校」はオンラインによる講義、グループワークを行います。オンライン開催のため、全国からピアを目指す皆さんと学び舎を共にすることができます。

詳しくは、「働くピアの学校」のホームページ、院内チラシなどを
ご覧の上、期日までにお申し込みが必要です。

○ 「働くピアの学校」HPはこちら


ひだクリニックお台場のページ

暑い日が続いています。東京は、過去ない程の気温を更新し続けていますが、お台場は、海も近いので夕方には少し涼しくなります。

最近のお台場の近況は、毎日新患者さんからの問い合わせが数件あり、『早く、親切に、丁寧に』をモットーに公式LINEや、電話事前インテークをフルに活用しています。

行政からの問い合わせや、ご紹介も増えて少しづつ地域とも手をつないでいくことが実現しています。

デイケアは、多種多様な問題は話題に事欠かないくらい発生していますが、グループも成熟してきてたくさん語り合うデイケアになってきました。

最近は、暑いので、外でのスポーツができないので、隣の集会室を借りて机をつなげて卓球大会などをしたり、夕方涼しくなってからBBQに行ったりしてますます、元気な若者デイケアです。(木村)


【お知らせ】

*「スタディーシリーズ~症状とうまくつきあうために~」の7月~12月までの予定が決まりました。申込書をお手にとってご覧ください。

*「スタディーシリーズ」の会場が3Fるえかに変わります。
*第3日曜日の就労者向け講座は、第1月曜日10時からの休職者用リハビリテーションへと変わります。
*9月から家族教室が毎週日曜日に戻ります。

家族講座の予約は04-7150-8145へ
7月13日(水)病気の理解「適応障害」院長 肥田裕久 るえか3F
7月20日(水)13時半~「コーチング」意識レベルについて
7月24日(日)10時~12時 ふぁみりーテーブル基礎講座 要予約
「家族として病気と向き合うために」看護師 木村尚美
7月24日(日)14時~15時半「夏の家族スペシャルプログラム」
~「大人のゆるゆるストレッチ」とおしゃべり 要予約
7月27日(水)13時半~ 症状の対処の講座
「るえか式心理教育」~症状の理解~
8月 3日(水)13時半~「ひきこもりの家族支援グループ」
8月 4日(木)15時半~「クローバー家族」
8月 4日(木)18時~ ペアレントトレーニング 
主に思春期青年期対象 ご家族としてのかかわり方 個別相談 要予約
04-7157-2269(セントラルパーク)
8月10日(水)13時半~「発達障害①」 院長 肥田裕久 るえか3F
8月14日(日)10時~12時 家族SST 要予約
8月14日(日)14時~15時半 家族懇談会 要予約

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