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ライブ参戦日記・縦横無尽完結編 on birthday@代々木<6/11編>

6/11(土)、曇り。
Mっちとグッズ販売に並ぶため12時15分ごろ、グッズ最後尾で待ち合わせ。
6月だけあって湿度があって蒸し暑い。
グッズ販売は12時半開始。
途中からリハの歌声が聴こえていた。
最初に気づいた時は「今宵」で、待っている間ずっと聴こえていて、なんかすごく得した気分♪
歌声を聴きながら幸せな気分でおしゃべりしつつ1時半ごろめでたくグッズをゲット。
全国ツアーでキーホルダーを15個も買ったのでもうキーホルダーは買わないと決めていたのに、やっぱり欲しくてフォトブックと鉛筆とともに買ってしまった。

ここで喫茶Youに向かうMっちと別れて、私はとりあえずスタンド席入口付近で荷物の整理をしつつ、リハの歌声に聴き入った。
「あなた」が聴こえた時は、感動のあまり泣いてしまった。
「昇る太陽」も「ハレルヤ」も。
1時間位そこにたたずんでいて、気付けばリハが終わったみたいだった。
私も待ち合わせの渋谷に向かった。

渋谷で15時にYKちゃんと合流。
久しぶりに会えて嬉しくて人目もかまわずハグして、おしゃべりしながら会場へ向かう。
かつて宮本少年が通っていたNHK放送センターを見てから会場へ行き、キーホルダーを買いたいというYKちゃんと、もう一度列に並んだ。
16時5分、ぎりぎり開場開始前にキーホルダーをゲットできた!
名残惜しかったけど、ここでYKちゃんとは別れて入場。

入場してすぐ一緒に写真を撮ろうと約束していたYDちゃんと合流し、二人でお揃いのデコツアーTで記念撮影。
ツアーTを買うのが人生初めての経験なら、それをデコるのもライブに着ていくのも初めてで、こんなことする自分に我ながらびっくり。
でも、いいじゃないか。老年の青春をめいっぱい楽しむんだ!!
写真を撮ったあとは席でライブに向けて精神集中した。

今日の席はアリーナ43列目で、発券した時は、傾斜のないアリーナのそんな後ろじゃ全然見えない…と思ったけど、なんとサブステから13列目のど真ん中!!
え、これ、サブステ来たらめっちゃ近いじゃん!
しかも大好きな通路側で動き放題(涙目)。
最高!神様ありがとう。
(ここから覚えてる限り詳細に書きます。ネタバレが嫌な人は読まないで下さいね。ライブレポでもなんでもなく私の見たこと思ったことを書いてるだけのnoteなので大丈夫だと思うけど。しかもたぶん読んでる人そんなにいないし(笑)。)

そして会場内の明かりが消えた。

メインステージのスクリーンに10/20から始まった今回のツアーの映像が映し出される。
サブステの向こう側にメインステージを見通す位置にいた私は、宮本さんがサブステに舞台下からリフターで音もなく登場したのを見逃さずに目撃することができた。
衣装はツアーと同じロングJK、白シャツ、黒のナロータイ、黒スキニー。
後ろの髪が少し短くなってる…かな。

薄暗い光の中で、「光の世界」。
ツアーとはアレンジが違って、音が少なくテンポもややゆっくり。
オープニング曲だというのに序盤で宮本さんの声が震えだす。
涙で喉が詰まって歌えなくなる。

…宮本さんが、泣いてる。

姿は見えなくても、声でそれと知った瞬間、会場中から拍手が沸き起こった。
左手を震わせながら懸命に歌い、でも歌えなくなると、そんな宮本さんに寄り添うように励ますように会場から何度も何度も何度も拍手が起こる。
ツアーファイナルであんなに泣くのをこらえて歌ってたのに、この満席の代々木を見たら感激しちゃったんだろうな…。
そんな姿を見せられて私が泣かないでいられるわけがなく、初っ端からこらえきれず泣いてしまった。

一番を歌い終わると、”ゴメン”というように左手をあげて、サブステからメインステージへ移動し2番は力強く歌い切った。
輝く姿に、この人は今、本当に光の世界にいるんだな、と思った。

そしてランタンを灯して、夜明けのうた。
声がものすごく出ていて、どこまでも伸びる力強い歌声。
何度見ても感動する夜が明けていくさま。
大きなステージのスクリーンでみると格別。
宮本さんのシルエットも美しい。
ラストの方で「エビバデー!」「ようこそ!」。

異邦人、歌前にペットボトルから水を飲んで。
3曲目にしてすごい汗!!
何度も髪をかきあげる。
狂気の雄叫びも炸裂し眼光鋭くぞくっとした。

きみに会いたい、「代々木ベイベー!!」
どこがどう違うと書ける表現力も音楽知識もなく残念だけど、アレンジがやはりツアーとは違ってる。
JK脱いでネクタイ緩めて本気モード、カッコいい!!
歌詞にめっちゃ力入ってる。
サブステージまで来て歌ってくれたからよく見えて幸せ❤

「今日はようこそ!」「代々木!!」「なんてセンスのいい優しいやつらなんだ!」「最後までリラックスして楽しんでくれ!」

ここで、ツアーではセトリに入っていなかった「あなた」。
前の曲に続きそのままサブステで歌ってくれる。
思わず胸の前で手を合わせた。
去年のバースデーライブ以来だ。
久しぶりに聴く歌声は圧巻で、でも切なくて、スポットライトに照らされて目を閉じた宮本さんが美しくてじーんとする。
歌詞間違えて1番で2番の歌詞(そして私はレースを編むのよ、の箇所)歌って、2番も同じ歌詞だったたけど、そんなのどうでも良いの。
だって気持ちが伝わるかどうかだもん。
そういえばSONGSでも、このフレーズ何回も歌ってたな…。
きっとこのフレーズ好きなんだろうな。
背中が汗でびっしょり。

化粧。
…もうこれ宮本さんのオリジナルでしょ。
原曲思い出せないくらいの領域に到達してる。
今までより更に後ろにずらし気味な感じで。
宮本さんに降り注ぐ青い光が美しくて、苦しいほどに伝わってくる悲しみと心臓にダイレクトに響いてくるドラムで、何回聞いても胸が押しつぶれそう…。

春なのに。
スクリーンには、顔を真っ赤にして感情を絞り出すように歌う宮本さん。
こんな顔で歌ってたんだ…。
今まで神席で見られたこともあったけど、さすがにカメラ映像程には鮮明に見えなかったから、表情をはっきり見られるのは嬉しい。
メモには”そんな切ない顔で歌わないで…”と記されていた。

shining。
眼光鋭くサブステで歌い初め、”振り払いゆけ”で猛ダッシュしてメインステージへ戻る。
メインステージ上で圧倒的な存在感で歌ってる宮本さんの姿を見た時、突然思った。

…ああ、この人にはこれ位大きなステージが似合う。
ううん、もっともっと大きくても届けられる人なんだ。

ホールツアーは近い距離で見られるのが嬉しくて何回も参戦した。
でも、本当は2,000人規模なんかで歌ってもらう人じゃないんだよね。
数万人に歌を届けられる実力の持ち主を、自分のエゴで小さい規模で歌わせていた気がして、申し訳ない気持ちになって泣きそうになった。

…ごめんね。
これからは、大きな大きなステージで歌ってね。
近くで見られて嬉しいとか、そういう話じゃないんだ。
この人の歌は、世界中に聴いてもらわなければならない。
だから、あなたに相応しい場所で、たくさんの人に歌を届けてね。
心からそう思った。

黒スーツにピンクシャツに着替えて登場の獣。
ツアー終盤では封印していたキレッキレの踊りが炸裂。
左右の花道にも行って下手側に行った時は何かの機材(スピーカー??)に一瞬座ったりと自由な宮本さん復活!
恒例の背後のドア開けがなかったのが残念(たぶんドア無かったし(笑))。
いくら動いてもぶれない迫力満点の大声量で会場大盛り上がり!
曲間で「楽しんで下さい!」「コンサートへようこそー!!」

続くロマンス、最高にロック!!ジャンプ連発!!
歌が最高に盛り上がったところで気分が上がったのか、サブステ先端でシャツの前をばーんと引きちぎりバスローブのようにはだけて肌が露わに。
ピンクシャツとの対比で肌の白さが際立ち汗で光ってセクシーで、これ映像的に大丈夫なやつ?と要らぬ心配をしながら、おかしくて笑いが止まらずジャンプし続けた私です。

冬の花。
冒頭の雪が舞い落ちてくるかのような映像が、本当に美しい。
”生きてるから涙が出るの”に物凄く力を込めて歌ってた。
途中から降ってくる大量の赤い花びらと眩しすぎるほどのライトが圧巻。
だけどそれ以上に圧巻なのが歌声!
歌詞が全て心に沁みて何度も何度もうなずきながら聴き入った。
歌が終わってライトに照らされた宮本さんが美しかった。

悲しみの果て。
歌前に「気合、十分伝わってるぜ!」「オレたちもいい感じで来てるはず!!」(この部分、メモが本当に判読不可で💦…間違ってたらゴメンなさい)「捧げます!」。
歌はもちろんいつも通り素晴らしかったのだけど、その優しい言葉にじーんとしたのが「出かけようぜ」「なんでもいいぜ!」「どーんと行こう!」のあとに囁くように言った「出来れば一緒に…愛してるぜ、エビバデ」。

ファンに喧嘩を売っていたトゲトゲしい若次が、何十年かの時を経て気づけば、一緒に歩いて行きたいと語りかけてくれる優しいファン思いの素敵な男性になっていた。
なんか、このことがものすごく嬉しくて、泣けて泣けて仕方なかった。

…うん、一緒に。
一緒に歩いて行くよ。
一生ついて行かせてね。
そう思いながら胸がいっぱいで泣いた。

最後は「どーんと行け!!」。
床に落ちてた花びらを掴んで散らす。

sha・la・la・la、「粋で洒落てて金持ちで」に物凄い力入ってる。
サビでのワイパー前に手を上げる準備をしていた私、ここで信じられない光景を目撃。
宮本さんがサビを歌いながら、突然寝ころんでゴロゴロとサブステージからメインステージへとローリングしていった。

…え??そこ、坂道、だよね?…。
歌いながらゴロゴロと転がって、坂道のぼってる…(呆然)。
しかも結構長い距離…。

歌は全然ブレない。
…本当に、本当に、あなたって人は。
率直に言って正直な話、最高です!!!

メインステージへ戻り立ち上がると歌終わりに「愛してるぜ!」「行こうぜ!」「行くぜ!!」
会場中、大盛り上がり。

浮世。
何度も何度も書くけどさ、もう日本代表のドラムが凄すぎるの!
ヤバいの!!
物凄い量の汗の宮本さんも、気合が凄い。目つき鋭すぎる!
地の底から湧いてくるような大迫力の歌声にぞくぞくする。
序盤何故かタオルを口にくわえてた。

二部、passion。
歌が始まってもステージに登場しなくて、メインステージとサブステージとどっちから出てくるんだろ?ときょろきょろしていたら、”今の俺に happy birthday”のあとにメインステージ下手から登場。
ライブ後に友から聞いたところによると、登場する前に観客から見えない下手でケーキのろうそくをふーっと吹き消す様子がスクリーンに映されていたんだって。しかもその顔が超可愛かったそうで…くうぅ…見たかった(涙)。
ポジティブワード連発で今の宮本さんにぴったり!
誕生日にもぴったり!
テンション上がる幸せな曲で大好き!
宮本さんに負けじと私も飛び跳ねる!
終わった時は息絶え絶え…。
ジャンプしながら歌い続ける宮本さんて、凄いよね…(しみじみ)。

ガスト、明るく爽やかなソロ次からロッカーエレ次に豹変。
今日は場所が東京のせいかエレカシファンの男性が多いと感じていたのだけど、その方々がこの曲ですっごい嬉しそうに拳を振り上げてたのが印象的。
どのタイミングだったか忘れたけど「なんてこったエビバデー!」と叫んでタコ踊り炸裂。
ああ、エレ次も好きだー!!!

風に吹かれて。少し高音苦しそう。
顔を上げてスタンドマイクの高さに合わせて歌ってる。
宮本さん自身の渾身のワイパー復活!!久しぶりに見たー!(嬉)
腕振りマックス240度位だったかなぁ。
歌終わりに「代々木ー!」「ありがとう、エビバデー!」

アコギを抱えての今宵。
歌が始まる前から嬉しそうなきらっきらの笑顔。
声がものすごく良く出てる。
サブステまで来て途中で突然視界から消えたと思ったらあぐらかいて歌ってたり、アコギのコードに引っ張られ動けなくなり力業で引っ張ったら外れてしまったりと、自由な宮本さん復活!
すっごく楽しそうに歌ってて、こっちまで嬉しくなる。
「輝いてるぜ!」「素晴らしい!」「なんて親切なやつらなんだ!」
「一生懸命聞いてくれてありがとう!」「伝わってるぜ!」

そして、どのタイミングでか忘れたけど、この曲のどこかで宮本さんがこう言った。

「大好きです。…きみも、人生も、この場所も。…愛してるぜ」
とてもとても優しく、囁くように。

このセリフに決定的に涙腺崩壊。

…良かった。
宮本さん、今とっても幸せなんだね。
自分の人生、自分の生きてる場所を全肯定して、愛してると言える人。
…なんて大きな人間なんだろう。
宮本さんが幸せで良かった、本当に良かった。
心の底から、そう思った。

あなたのやさしさをオレは何に例えよう。
大好きな歌!!テンション上がって踊りまくる(通路側最高!!)。
歌はいつも通り最高!久しぶりにカニ歩きも見られて嬉しい!
「コンサートへようこそー!」「自慢の5人衆でやってきたぜー!」「なんてセンスのいい、ノリのいいやつらなんだ!」
そして大好きな「いい顔してるぜー!全然見えないけど!!」も頂きました!!(嬉)

メンバー紹介の名越さんのターン。
山口では、宮本さんが歌ったフレーズを名越さんが即興で弾いている、と思ったけど、逆だった。
名越さんが即興で奏でたフレーズを、宮本さんが歌う、が正解。
名越さんのお題が複雑で難しすぎて、困ったように「む、難しすぎてダメ。もうちょっと短いやつでお願いします」。
短いフレーズを奏でてもらい、宮本さんがそれを歌うと、名越さんが嬉しそうに優しく笑う。
二人がとても楽しそうで、いつまでも見ていたいと思えた尊い光景。

日本代表のトム、「色んなシーンで勉強させていただいた」「熱くてクール!」「大好きです!」
玉田さん、スティックを天高く放り投げ客席に向けて両手でクラップを煽るとダイナミックなハンドドラミングを披露!!続けてスティックを取り出しくるくるとスピンで魅せてからの華麗なソロ。会場大拍手。

ひー、トム、カッコよすぎぃ~(涙目)
ドラムってこんなにカッコいいんだっけ?
宮本さんが惚れるのも分かるよ…。

キタダさん紹介。
「クールで知的で」「どんな音楽でもロックンロールにする」「魔術師!」、そして久しぶりに出ました、「上から読んでも下から読んでも、キタダマキー!」!!
もう、私、嬉しくて飛び上がったよ(笑)。
宮本さん、サイコーー!!
キタダさんも嬉しそうにうふって笑ってた。

コバタケさん、「47都道府県ツアー、引率者のように」「温かく見守ってくれた」「司令塔!」
15回参戦したライブ全部、コバタケさん、常に宮本さんを見ていた。
きっと48回のライブ全部、そうだったのだろうと思う。
宮本さんが歌に集中できるようにといつも気遣ってくれていた。
それは、プロデューサー、司令塔としてだけではなかったと思う。
宮本さんへの愛故に。
…宮本さん、愛してくれる仲間が周りにたくさんいて、本当に良かったね。

そして、我らがボーカル、宮本浩次!!
自分の紹介になると声がワントーン落ちて、舞台中央で脚を開き腰を落としておでこをちょんと指差し「宮本です」、これだけ。
もー!
もっとアピールしてほしいのに、本当に照れ屋さんなんだから…好き❤
だけど当然のことながら、観客からは一番大きい割れんばかりの拍手。

この道の先で。
判読不可が多い私のメモによりますと、”この道の先で キミに会いたい”のところに”これからも!”と書いてる…。
謎の数字”48”と共に(これはツアーのライブ本数だと思うんだけど)。
宮本さんがそう歌ったの?そう言ったの???
頑張れ、私の海馬!!思い出せ!(誰か覚えてる人いたら教えて下さい!)
そして、宮本さん、…すっごい汗!

十六夜の月、歌前の「散歩に行かないか。月がキレイだよ。一緒に歩こう…」と甘ーい囁きにうっとり。
声が凄く良く出てて心地よくて、歌詞が切なくて途中うっかり目を閉じて聴いてしまった…!!!
あー、何で宮本さんを見てなかったんだろう?(号泣)
歌終わりに自分を抱きしめて「For you…」と呟くライトに照らされた宮本さんが、消えてしまいそうに儚かった。

Rain、愛だけを信じて。
円形のサブステージ上に、何か仕掛けがあるとは思ってた。
エレカシで出来ないこと、ソロでやりたいことをやると思ってた。
私の予想(希望?)では、フライングかゴンドラに乗る、だったんだけど…まさか雨が降ってくるとはねぇ…。
サビで、円形ステージの外周に美しいキラキラと輝く雨が降ってきた。
霧雨とかじゃなくて、結構本気な土砂降り的な雨量。
普通にステージ中央で歌ってれば雨に濡れないのに、宮本さんは(わざわざ)何度も外周を横切って自ら雨のシャワーに打たれて歌い、心なしか嬉しそう。
それでなくても既に汗で滝に打たれたかのようになってた宮本さん、ここで完膚なきまでにずぶ濡れ。
(音響関係の製品も扱う会社に勤務する私、あのマイクは防水か?大丈夫か?
??とドキドキ)

…でも。うん、似合うね。
この曲に。宮本さんに。
そして目を輝かせて雨にわざわざ濡れに来る、そんな子供のような宮本さんが好き。
いつもはスクリーンの美しい雨に見とれるけど、今日だけは本物の美しい青く煌めく雨にうっとり。
メインステージへ駆け戻ると、歌いながら大きなタオルで一生懸命水分を拭いてた。

PS. I love you。
冒頭、「愛してるぜ、エビバデ」と優しく囁いて。
この後、もうメモがほとんどありません。
何故なら、宮本さんの優しい囁きと、私の大好きなこの曲で泣き崩れてしまったから。
この曲で宮本さんのファンになった私。
聞くたびにいろんな意味を持って、いつも私を支えてくれるこの曲。
大地の底から湧いてくるような、問答無用の大きな大きな包容力を持つその歌声に、もう涙がとめどなく溢れてきて視界が無くなる。
「代々木ベイベー!」「アイ、ラブ、ユーーー!! 」

…気付けば、宮本さんがステージからはけていくところだった。


アンコールの拍手が一つの旋律になった時、スクリーンに今日の映像が映し出された。
汗で光る真剣な顔。目玉をひん剥いて歌う姿。観客席を指さす鋭い目。
中でも一番ぐっときたのは、オープニングの宮本さんの大粒の涙。
世界で一番美しい涙だ。
そう思った。

大拍手の中、にこにこで登場した宮本さんとメンバー。
トークも少しはあったと思うんだけど、メモがもうこの後ほとんどなくて、そしてPSで泣きすぎて記憶もない(スミマセン…)。

辛うじて覚えているのは、アンコールに「just do it」「東京協奏曲」「昇る太陽」「ハレルヤ」を歌ったということ。

just do it。今回のツアーセトリになかったせいか歌が少し出遅れたけど、超絶カッコいい!!

東京協奏曲。MVとは違う美しい東京の街並みの映像で、じーんとした。
一人バージョンが素晴らしすぎる(泣)。音源化熱望。

昇る太陽。大好きな曲で去年のJapan Jam以来なのでテンション爆上がりで高速ジャンプand拳振り上げまくり。
1番が終わって2番に入る時、大好きな「2番!」を頂けたので、嬉しくてここで泣きモードから回復。

そして、最後のハレルヤ。ジャケット脱いで(とメモにあるいうことは、ジャケット着て出てきたんだな…)、「ステキな時間がたくさんやってきますように!」「ハレルヤーー!!!」
眩しかった。
もうステージ上の宮本さんが輝きすぎて光のように眩しくて、本当に神々しかった。
祝福するかのような大量の銀テープが最高潮のところで天からまき散らされ、更にキラッキラ。
夢中で回りの倍速でジャンプして拳を振り上げた。
歌い終わったときには、泣いてたのをすっかり忘れてとてつもなく晴れやかな気持ちになっていた。完全燃焼!
そうだよ、だってハレルヤだもん!!

鳴りやまない物凄い拍手の中、最後の挨拶はいつものようにメンバー4人とそれぞれ握手してからハグして5人で手を繋ぎ高く振り上げる。
メインステージだけかと思ったら、そのあと宮本さんを先頭に全員でサブステまで出てきてくれて、ここでも全員で手をつないで高く振り上げお辞儀。
センター方面だけじゃなくて、右にも左にもキラッキラの笑顔を振りまいてくれる。
嬉しそうな幸せそうな宮本さんの光り輝く笑顔を近くで見られて、再び胸がじーん。

メインステージに戻り、何度も何度も客席に手を振ってはけていった。
今日はお尻出してブーは無し。

…ああ、終わっちゃったなぁ。

PSで号泣してしまったけど、アンコール曲でめちゃくちゃ明るく楽しい気持ちになり、最高に盛り上がったハッピーで爽快な気持ちで外へ出た。
素晴らしいセトリ!
人混みを避け遠回りして渋谷へ向かう。

明日の宮本さんはきっと泣かないだろう。
そして今日のようにステージから飛び降りて歌う事もないだろう。
ローリング浩次もない、と思う。
雨にはわざと濡れるかもしれないけどね(笑)。

何故なら明日のライブはきっと映像化されるから。
プロフェッショナル魂の塊の宮本さんは、きちんと演出プランに沿ってプロフェッショナルに最高のライブパフォーマンスを届けることに全力投球するはず…。
だから今日のちょっと素に近い宮本さんのライブは、本当に貴重だったと思う。

月とNHK放送センターを横目に見て歩きながら、今日の宮本さんのセリフを反芻する。

「大好きです。…きみも、人生も、この場所も。」

戦い挑み続けた道の先に、こんな境地が待っていること、宮本さんは想像していたのかな…。
自分を信じて諦めずに死ぬほどの努力を続けた人だけが手に入れられる幸せの境地。

その時、突然 ”Love the life you live, live the life you love.” って言葉を思い出した。
旧一推しさんがライブで好きな言葉として紹介してくれたんだけど、もともとはボブ・マーリーの言葉らしい。
直訳すると”自分の人生を愛し、愛せるような人生を歩め”って意味なんだけど。
最初に聞いた時は、自分の人生を愛するなんて一部の恵まれた人にしか出来ないよ、って正直思った。
思ったっていうか、今の今までそう思ってた。
でも、今日の宮本さんを見て、突然腑に落ちたんだよね。

これ、順番が逆なんだ、きっと。
”愛せるような人生を歩め、そうすれば人生を愛するようになる”ってことなんだ。
宮本さんは、まさにそれを体現してると思った。

愛せるような人生を歩む=大切なものをあきらめないこと。夢を追い続けること。そのために死ぬほど努力すること。

そんな人生であれば。
後悔のしようがない。どんな結果であろうと愛する人生になるに決まってる。

大好きな人生。大好きな自分の居場所。
そう言い切れる宮本さんは、やっぱりでっかい男だなぁ…。

…ああ、私もそんな風に生きたい。
宮本さんに恥ずかしくない自分でありたい。
頑張ろう。努力しよう。全力で生きよう。命を使い尽くそう。
そして、大好きな人に大好きと伝えよう。

推しがレゲェの神様ボブ・マーリーすら超越していることに気づいて、感動に打ち震えながら渋谷駅まで歩いた生誕前夜祭だった…。

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