空の高みに (詩)


ばたばたと翼を動かし
ぐるぐる戸惑い続けた一羽が
差しこむ一瞬の光のすき間に
静寂と飛び散る無数の羽を残し
広い空にとび出した

羽ばたく音も
鳴き声も
すべてを空は包み上げ
限りなき高みに憩う喜びを
その翼に与えられる

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