見出し画像

大韓航空のアシアナ買収計画が正念場=EU が両社合併に異議

大韓航空と、アシアナ航空の合併を審査している欧 州連合(EU)は、欧州と韓国を結ぶ路線の競争が 制限され、独占体制が形成されかねないとして、両 社の合併に異議を唱えた。

2020 年 11 月からアシアナ航空との合併を推進して きた大韓航空は、韓国を含む 14 か国に企業統合申 告をし、現在、残る EU、日本、米国の 3 か国の審 査結果を待っている状況。

EU は大韓航空の答弁書なども踏まえて 8 月に合併 に対する最終的な承認の可否を決定する方針だが、 韓国メディアは「両社の合併に赤信号が灯った」と 報じている。

大韓航空は 2020 年 11 月にアシアナ航空の買収を 正式発表した。
大韓航空は、同社とアシアナ航空が 独立した会社として運営するよりも、統合したほう がシナジー効果が期待でき、雇用維持につながるほ か、重複路線の効率化や新規就航地の増加、運航ス ケージュールの多様化、顧客の選択肢の増加、マイ ルの獲得や利用手段の多様化などメリットがあると している。
両社は合併完了後にアシアナブランドを 廃止し、大韓航空ブランドの「Korean Air」に一本 化し、運航機材や販売組織の効率化を進める考え。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?