2023.3.23/24 閑話休題ツアー

海さんとかずやさんがまた一緒に音楽をやると言ってくれたから、
絶対に行かなきゃ、って思って、チケットを取った。
初日に名古屋を選んでくれたの、すごくうれしかったし、
終ったあとにかずやさんが、「最初が名古屋でよかった」って言ってくれたの、すごくうれしかった。

それは名古屋が好きとかそういうことじゃなくて、
別に口止めもされなかったので書くんだけど、
俺らと言えば名古屋、ってくらい盛り上がる場所だったここで、
こんなにも静かなんだって、ちゃんとがんばらないと、って、そう思ったって話。
そういう話をしてくれることが、うれしかった。

かずやさんにもその時話したんだけど、
名古屋は、厳しい、って言われる土地だからなぁ。
愛した音楽にはどこまでもあたたかいけど、
合わない音楽に2度目ましてはない、みたいなとこある。
体感だけど。
ソールドが難しい地、っていろんなバンドマンからも言われるしな。
だから、君たちの問題って言うわけでは、ないのだ。

あと、木曜日に遠征するのは土日休みの人間には厳しいので、
名古屋がっていうよりは名古屋に遠征してきてた層が、っていうのはあると思うのだよ。
名古屋は簡単に飛ばされる地なので、名古屋の人は名古屋に来たらとりあえず行くよ。
これはどのバンドにも言えることだけど、外されることのない土地、
ようは遠征しなくてもライブが観れる土地の人を遠征させるだけの力があるかどうかって話だと思うよ。

それはそれとして、あのタイミングでの活動告知は厳しいだろうなぁ、とは思ってはいた。
僕はまだ一緒にいたい、歌を聴いて欲しい、って示されてすごくうれしかったけど、
それは僕が海さんとかずやさんを追いかけてきたようなものだからって言うのも大きいし、
後悔しないように愛し抜いてきたという自負があるからだし、
配信終了まで考えれば本当にぴったり丸八年、という節目だったのもあるのかも知れない。
淋しくないわけじゃないし、嫌じゃないわけじゃない。
鳥山さんのこともゆーまさんのこともとても大切に思ってることだって本当。
めちゃくちゃ泣いたし、今でも泣くし、会いたい。

でも、それでもね、海さんの歌声が聞こえない世界は私には無理だし、
かずやさんの音に乗るのが海さんの歌声以外じゃ私は嫌なんだよ。
(かずやさんがユビキタスのサポに入った時にユビキタスも好きだから観に行ったけどヒロキさんのドラムじゃないことよりも海さんの声じゃないことに動揺したような人間なので)
二人が一緒に音楽してくれるのが、僕にとってのいちばんの望みだから。
だから、私はすごく、うれしかったの。
個人的なあれこれでメンタルが総崩れしているような2022年だったから、
間髪入れずに、まだ歌うよ、って言ってもらえたのが、救いだったんだよ。

海さんは自分の音楽を愛してくれる人をすごく大切にする人だ。
備忘録にも残した気がするしTwitterでも散々書いた気がするんだけど、
ある日のドラマストアのライブ後に海さんがクログロのファンが来てたことを教えてくれて、
あの子は最近来てくれるようになった、ってものすごく愛おしそうな表情をしたのを間近で見てしまったから、
彼が話す以上に体感としてダイレクトに心臓に刺さったんだよね、その感情が。
小川さんの脱退ライブの日のMCにしたってそうだ。
それは備忘録を読んでくれって話なので割愛するけれども、
海さんの中で流れ続けるこれまでの音楽とファンへのあの慈しむような深い愛情をさ、
私はあのタイミングで告知があったからって疑えるわけがないんだよ。

かずやさんが海さんの音楽から離れられるわけないって思ってた部分はあって、
謎の信頼感で一緒にやるだろうなぁって思ってたし、
一人でやるつもりだったのになぁ、って笑った海さんがすごくしあわせそうだったから、
海さんが背中を預ける先がかずやさん以外って言うのも私には考えられないんだよな。
かずやさんはすごく素直な人で、不安もうれしいもぜんぶちゃんと渡してくれるんだけれど、
誰よりも彼がドラマストアの事、海さんの音楽のことを愛してるってわかってるし、
自分たちの音楽を必要としてる人のことをたくさん考えてくれているのを知っている。
言われてもいるし、行動でも見せてくれてる。
バンドセットを新曲のみで構成したのだってそういうことだ。
そういう思慮深さも、バンドの形が変わったって変わることじゃないから。

タイミングなんて、結局は受け手自身のタイミングでしかない。
少なくとも僕は、ダメなときは何年後だってダメだし、
今回のようにインターバルが短くてもきゃっきゃと喜んだりする。
小川さんの脱退ライブの翌週にライブを敢行したことには未だに混乱してるけど、
だからその時僕に安心をくれた鳥山さんは特別なんだけれど、
今回は解散の発表から実際の終わりまで半年あったわけだし、
早いな、とは思ったけど、まぁそういうこともある、と思う。
先が決まってるからって彼らがあの時間を大切にしてたことは疑いようもないし、
それはそれ、これはこれ、っていうタイプなので私は。

ドラマストアのメンバが変わった時に私は散々泣いて、悩んで、
嫌だ、が、好き、を追い越してしまったらどうしようってずっと不安で、
それがようやく解けたのって、たぶんこの2、3年くらいのことなんだよ。
言ってしまえば、私はずっとオリジナルメンバを引きずり続けていたわけで、
それでも鳥山さんとゆーまさんのいるドラマストアがだいじだったことも本当で、
なんて言うか、苦しい、はその時通り過ぎてしまったし、
形が変われば別物なのでそもそも比べるものでもないから逆にすっきりみたいなとこは、ある。
薄情でごめん、って思うけど、数々の活休脱退解散を見届けてきた人間からすれば、
音楽続ける、って言ってくれただけでしあわせなのだ。

名古屋という地の厳しい洗礼を浴びて、
活動に対して辛辣な言葉も浴びたようだけれど、
私にとっては地続きで、とても大切な2人で、とても大切な音楽だ。
これまでも、これからも、そばにありたい音楽をくれる2人だ。
そう思わせてくれたことが本当にうれしくて、奇跡みたいなことで、
だから、僕は今備忘録を綴っているのだ。


前置きが長くなったけど、だから、初日に居合わせられたことがうれしかった。
仕事が忙しすぎて開場に間に合わなかったことだけはちょっとあれだったけど。
間に合ってたら段差取れてたな…。
いや、聞こえるならどこでもいいんですけど。
大阪は半休を取ったので2列目ドセンっていうちょっと落ち着かない距離だったので、
私はやっぱり後ろから俯瞰でライブを観たいです…あの子らに関しては…。
身長が、欲しいよ…。


前半にアコースティック編成、後半にバンド編成に2部構成。

アコースティックのセットリストはこちら!どどん!

名古屋
1.ラブソングはいらない
2.スイミー
3.ガラス越しのラブソング
4.バースデー
5.むすんで、ひらいて
6.紫陽花が咲く頃


大阪
1.紫陽花が咲く頃
2.スイミー
3.ガラス越しのラブソング
4.ハルモニア
5.バースデー
6.アポロ

いやだからね、紫陽花をさ?っていうのは毎回のことなので割愛しますけれども、
ひとまず、楽しんで、って振りで紫陽花やるけど楽しい歌詞ではないので。
私は古傷を抉られてメンタルを削りに削られて毎回死にそうです…。
なんでみんなそんなじ紫陽花好きなんだ…いや、すごく良い曲なんだけれども。
個人的なトラウマでめちゃくちゃしんどいって言うだけで、
思い入れも深くて大切に思う曲なんだけど、楽しくは聞けないんだ!
いい加減忘れたいんだから思い出させないでくれ!
っていう辛さが来る紫陽花が健在だったことはお伝えしておきます。笑
ふふ、しんどかったな…。笑
(どこまでも感情を揺さぶれる音楽を作るこの子はすごいなって思ってるよ。
好きではあるが辛くて仕方ない、そういう曲。紫陽花は)

名古屋のさ、ツアーの最初のさ、一曲目にラブソングを持ってきたのが強いなって思う。
聞こえてる?っていうみたいに、まだ傍にいてって言うみたいに、歌うから。
私の気持ちは変わってないよって、思って。
ラブソングに返したニリンソウは今もまだ咲いているから、
捧げたその想いは疑わないでよ、と思ったら泣きそうになってしまったことを覚えている。

手を差し伸べるようにして届いた想いが心の襞を震わせて、
耳の奥で再生される記憶が少し淋しくて、
でもそれ以上に愛おしさがあふれてしまったんだよね。
そういう始まりだったことが、しわせだな、って振り返っても思うよ。


ふたりともすごく緊張しているように見えたし、
それが顕著に出てたのは名古屋での海さんだった。
セットにはぶつかるし、MC中に目が泳ぐし、スイミーで歌詞を飛ばすし。
Cメロをまるっと飛ばしたことにぜんぜん気づいてなくて、
苦笑いのかずやさんに、え?なに?って素で聞いてたの可愛かったし、
「滲んでへんかったな」って言われて、「あー!!!」ってほっぺた抑えたの可愛すぎでは??
ダメなんだけど可愛さでぜんぶ許した。笑

このCメロ飛ばした話を引きずったのが大阪でさ、
Cメロ直前でちらちらとかずやさんを確認してた海さんが可愛すぎて、
えーかわいいな!って悶えたのは私です。
かわいすぎたな…うん、可愛い…。
気づいてちゃんと対応した俺えらない?って言うかずやさんも愛しかったし、
「愛を感じた」「それはそう」ってやりとりが愛おしすぎましたね。

ところで私はアコースティックでも手を挙げたい人だし、
アコースティックの時にはバンドセットで入れてない手拍子入れたりしたい人なんだけど、
スイミーはまさにそれなんだけど静かだったので諦めました…。


ガラス越しはちょっと特別だから、二日とも聴けてうれしかった。
どうしても思い出してしまうことがあって、
どうしたって大切な記憶があって、
どうしても手放せない想いがある。
哀しみと幸福が混ざり合っていたのが名古屋のガラス越しだ。

それから、大阪。
まだ記憶に新しい、1月の記憶の、その向こう。
このタイミングで思い出すのがオリジナルメンバって言うのはどうなんだって言う話だし、
セカランという思い出の地はリリィノートの記憶を触る、から、
名古屋とは別の意味でぼっろぼろに泣いてしまったのは仕方がないと思うの。
音に繋がれた記憶があふれてきてしまって、
耳の奥に、小川さんとだいきさんの音が聞こえた気がして、
今だって会いたいんだと、強烈に思い知って息が苦しかったな。


共通曲のあとひとつはバースデーで。
バースデーはずっと、泣いたらダメだ、って思ってきたんだよね、私は。
でも、さすがにこの閑話休題ツアーのバースデーは堪えられなかった。

名古屋でのそれは強い想いの表れのような、決意表明にも似た熱量があって、
諸々あって笑いが起きてたし海さんも笑っちゃってたけど、
でも、私にはやっぱり強く響いた。

大阪でも名古屋のそれを引きずって笑うお客さんがいたけど、
私はそれがダメで、嫌な気持ちになったことは残しておくと。
ああ言う時、私は笑えないから、すごく、しんどかったな。
哀しくて、嫌で、耳を塞ぎたくなった。
大阪でのその笑いを海さんがしっかり嫌がって無視したことが、
だからすごく、救いだった。

思い詰めてしまうのよくないなぁ、って思うんだけど、
私はやっぱり同じ音楽好きな人とあまり関わらない方がいいのかも知れない。
ってこういう時に思う。
もっとずっと大きな規模になってくるとまた違うんだけど。
自分の問題なので自分でなんとかするしかないんだけど、
できれば穏やかにいたいよ…ごめんねじょうずにできなくて…。

話を戻すけど、私は海さんの声は陽だまり色だと思っていて、
背を押すその木洩れ陽はきっとこの色なんだと、思っている。
何度この淡い黄金に洗われて、守られて、一歩を後押ししてもらったかわからないし、
何度、揺れては千切れそうになる心をバースデーに繋ぎ直されたかわからない。
小川さんとだいきさんの音を探してしまったセカランだったから、
大阪は名古屋の倍泣いてたと思う。
でもあれはセトリのせいだと思うの!あんな曲順できたらさ!泣くじゃん!!!
って今も思ってるよ。


ハルモニアがね、うれしかったんだよね。
大好きで、ずっと聞きたくて、いつも聞きたくて。
聞きたいだろうと思って、っていつかの声が耳の奥に聞こえた気がして、
そういうとこだよ。笑 ってうれしさで涙がこぼれそうになった。
ずるいんだよな、いつだって欲しい歌を歌ってくれてしまうんだから。
なんですか、今回もセトリマスターの仕業ですか?
それとも今回は二人で決めた感じですかどうなんですか!


名古屋がラブソングで始まって、
大阪がアポロで締められたのが私には大きくてさ。
始まりの曲は、やっぱり特別だから。
ぶわっと、脳裏に初めましての日のステージが甦って、
小川さんとだいきさんの音が恋しくて胸が絞られたし、
またここから、って夢を語られた気がして、それがうれしくて愛おしくて、海さんとかずやさんがまた一緒に音楽やるって言ってくれたことを改めてうれしいと思った。
何を言われても、その夢に手を伸ばし続けるこの二人の背中を、
私はこの先も追っていきたいし守りたいんだって、思ったんだよ。


初期曲に偏ってたのはなんでなのかな。
昔二人で弾き語りに行ってたからやりやすかったのかな。
すごく、うれしかったけれど、おかげで思い知ってしまったよね、
オリジナルメンバのドラマストアが私にとってのドラマストアだってこと。
ギターとベースの音がない分、耳の奥に再生される音が誰の音か、はっきりしてしまった。

鳥山さんがドラマストアを守ってくれたんだって思ってることも大好きだって気持ちも、
向き合い続けたゆーまさんの音をドラマストアの音として受け入れられた幸福も、
最後の4人のドラマストアが愛おしくてたまらないのも何度も言うけど嘘じゃない、
でも、私は、私が恋しいのは、海さんとかずやさんと小川さんとだいきさんのドラマストアなんだよ。
だから、もう二度と会えないことなんか、私はとっくに知っていたんだ。
ずっと苦しいまま、それでも音楽を届けてくれることが尊くて有り難かった。

私は鳥山さんの音はすぐに受け入れた割に、
ゆーまさんの音に馴染むのにめちゃくちゃ時間が掛かって、
4年近く痛んでは散々泣いたくせにどうして新しい活動にはそこまで抵抗しないのかっていうとさ、
やっぱり別の物、だからなんだと思う。
違う物、って線を引かれたものを比べたって意味はないし、
ドラマストアの曲がもう生では聴けないという淋しさと、
まだ音楽を届けてくれるといううれしさは私の中に同居し得る。
メンバが半分同じだとしても別物として区切ってくれたことは、
私が彼らの音楽とののこの先を選ぶ上でたぶん思っている以上に大事なことだった。

そういうことを、すごく感じたのがアコースティック編だったし、
セットリストに思い知らされたところは十二分にあるので、
こんな今更吐露するか?って内容の備忘録を書いているのは容赦して欲しい。
今更だから言えることでもあるけど。


全曲新曲を用意してくれたのはバンドセット編。
サポートの布陣については当然今後に関わってくると思ってたから、
その後発表されたときにですよねぇ、ってなったことは先に書いておこう。
あとてんめいさんの音の主張が強くて笑っちゃったのよね。
あれはてんめいさんがもうちょっと引きべきだったと思うんだ僕は。
それを差し引いてもぎこちなかった音の輪の成熟を楽しみにしている。

タイトルも現時点ではわかってるのでそれを元にセトリをどん!

1.ピリオドを打て
2.Sweet Home
3.メーデー
4.ゴッホと徒花
5.夢のあと
6.水槽
7.ノーマライゼーション

この短い期間でよくライブでやれるまで7曲も仕上げてきたなって話なんだよな。
ノーマライゼーションはドラマストアで演奏してたところからも完成形は先に見えてた物だろうけど、
それでも”今”に合わせて調整してくるのって大変なことだと思うから。

ノーマライゼーションを演奏したことについての是非はそれぞれのファンの中に在るとは思うし、
彼らもきっと迷いはしたんじゃないかなぁ、と思ってはいる。
リスタートの発表への反応から、ノーマライゼーションへの反応は容易に予想が付いたと思うから。
私個人としては音源化してないものは好きにしなよって思っているし、
ノーマライゼーションはお蔵入りされたら悲しくて泣いちゃうくらい好きな曲だったから、
こうして日の当たる場所に引っ張り出してもらえたことがすごく、うれしかった。
うれしくて、べしょべしょに泣いてた。

ノーマライゼーションは虹色のダイヤモンドダストだから、
透明度と色温度の高さに、やっぱり冬色、って思うんだ。
胸がぎゅっとする、冬の色に、手を伸ばしたくなってしまう。
名古屋では隅っこで見てたから気にせず手を挙げてたんだけど、
大阪はさすがに手を、挙げづらくて、勇気が出なくてごめん、って今も思ってる。
ノーマライゼーションに複雑な想いを抱いている子もいるだろうなって、
そう思うときゃっきゃと手を挙げることができなかった。

好き、って難しいよなぁ。
私は次を受け入れられたことの方が少ない人間だから気持ちはわかる。
ただ、私は音楽続けてくれている事実だけでうれしい人間だから、
たとえ自分がその音楽を受け入れられなくても、それはそれ、なんだよな…。
ドラマストアの再録に難色を示したのはまた別問題だよ…。

脱線したけど、だから、すごくうれしくてたまらなかったのに、
全力で音に手を伸ばせなかったのは心残りだよ。
こういう葛藤が早く消えてなくなればいいなぁ、と思うし、
周囲のこと気にせずにいたいから後ろで観たい、かな…って気持ちになってしまった。
でも久久に至近距離で観れたのはうれしかったんだよなぁ。
アコースティックの時海さんの足許まで見えてたから、
ぱたぱたしながら歌ってるの見えてて、
私は歌ってるときに足許が忙しい人が好きなので、めちゃめちゃ足許見てたわ。笑
お靴可愛かったなぁ。


最後の曲の話からしたけど最初の曲の話をしましょうね!
上方に向かって一気に開ける始まりに心がわっと沸き立ったのを覚えてる。
耳を打った最初のフレーズに、ああ~!!!そういうとこ~!!!ってなったことも。
始まりは、これ以外あり得なかった、って言えるくらいに、
ドラマストアではない彼らの音楽の始まりを知らしめる、鮮烈な一閃だった。

空に繋がっている音楽が好きだ。
ドラマストアのそれは、真っ青なそれが多くて、
でも、ピリオドを打ては夜明けの色をしてた。
朱鷺色の混じる、薄明の空。

すごくきれいだった。
あふれる想いを追いかけるようにして手を伸ばした。
きらっきらしたメロディラインに触れる指先から、
世界が明るくなっていくみたいだった。
手を挙げている人ほとんどいなかったけど、
海さんが、挙げて欲しがったのはしっかり見えていたし、
(大阪では、挙げて、ってしなかったなぁ…)
手を挙げたらぱっと振り返ってにっこーってしたから、可愛いなおい、って冷静になったし、
かずやさんにも、心強かった、って言ってもらえたから、
想いのままに手を伸ばして良かったな、って今も思っている。


2曲目のSweet Homeはカラフルパーティーチューンでしたね!
色とりどりのおはじきみたいにきらきらしてて、賑やかで、
戯れたくなるような音の連なりできゃっきゃしてた。
「愛を歌って 生きていこうぜ」ってフレーズがあったと思うんだけど、
ほんとに私の好きな人たちは揃いも揃ってそういうさ!?ってなったことは書き残しておこうね。笑
だってこれはさ、言うなれば、心のまんまに、じゃん。
ドラマストアを好きになってくれたsacraファンの友人たちは安心して新しい音楽を聴きに来たらいいと思うよ。
きっとまた、この子の作る歌を好きになるよ、と確信めいた思いを持ちました。
名古屋は照明もカラフルですごくよかったなぁ。
SIZEはあの箱にこの量の照明何、っていうあれだから、
ほんっとに鮮やかに華やかに曲を彩ってて胸が躍った。


3曲目のメーデーはオレンジに近い黄金色をしてた。
私はこの色の音楽に弱い、って話はそろそろ覚えてもらえました?
仕事がちょっとしんどいから、今に沁みたな、って思う。
色ばかりを覚えていて、曲調や歌詞をほとんど覚えていないから、
音源が楽しみだよ。


2,3曲目のどっちかで鍵盤ハーモニカをひいてらしたと思うんだけど、
手許に出現した時に、鍵盤ハーモニカ!!!ってめちゃくちゃテンションが上がったとことは書き残しておきたい。
好きだねぇ、いいねぇ、ってきゃっきゃしちゃったし、
東京編観に行ってた友人も同じとこに反応してたので魅惑の鍵盤ハーモニカってにこにこした。


4曲目のゴッホと徒花は、海さんに「薫流さんはこの曲が好きって言うと思った」って言われた一曲。
待って待って、海さんは私の好きな曲を把握しすぎなのでは??ってなったよね。笑
あれか、私がうるさいくらいに長文感想を垂れ流すからか…。
好き勝手騒いでるからそろそろ鬱陶しく思われないか頗る心配なんですけど大丈夫ですか。

言い当てられたとおりに、私の好きな曲ではある。
でもそれは、海さんの音楽、としてではなくてもっとずっと深奥の、
音楽が好きな私の好きな音楽、って意識の方が強い。
こういう曲を作れる人には音楽やめて欲しくない、ってすごく思う曲だったんだ。

かずやさんのドラムが珍しく硬い音を立ててたのがこの曲だと思うんだけれど、
聞き慣れた耳触りとは違う音に全身がざわっと粟立ったし、
まだまだ知らない音を差し出してくれるかずやさんが大好きだと思った。
かずやさんのドラムが、私は、すごく好きだ、と改めて強く思った。

靄が掛かったような青みの強い紫色は、
水底に沈むように色が揺らいでいて、それがすごく良かった。
名古屋は照明の色がそれに良く合ってて、同じように揺らいでいて、
視覚化された音の世界が私を埋め尽くしていく感覚がすごく、良かった。
大阪は前で見てたってのもあるかもしれないから、
照明含め演出観たいときは後ろだよねぇ、って思うなどする。
ライブを観る場所については常に葛藤~!


5曲目も青い曲だった。
冬の夜の色だったから、たぶんこれは、雪影の青だ。
透明感のある、でも一歩間違えれば簡単に汚れて、壊れてしまいそうな色。

青春を見送る歌だと思った。
そうしてまた、始める物語だった。
思い出をそっと包んで空に流していくように、
忘れて欲しいわけでも消したいわけでも上書きしたいわけでもない、というMCの想いを織り込んだように、
強烈な淋しさと、解けることのない愛おしさとがあふれてきて、
手放せないままの昨日がそれでも思い出に変わっていくその鈍い痛みが、
まだ手を伸ばせる明日がある幸福と混じって青に滲んで、溺れるかと思った。

特に大阪は、セカンドラインだったから、どうしても思い出してしまって。
私は昨日どころか、10年前に一年半一緒にいただけの音楽を、
あの青春を私は引きずり続けている。
どうしようもなく涙腺が弛んでしまった。

しゅうくん、まだ、音楽は嫌いなままですか。
リリィノートじゃなきゃもっと前にやめてた、と言ったあなたが、
最後のステージを下りるその時に泣き顔を隠したあなたが、
私は思い出にできないままです。

書いてたらまた涙が出てきてしまった。
しゅうくんのギターに会いたい、リリィノートに会いたいって、
いつまでもいつまでも、思い続けてる。
私は、受け入れられた解散なんて、今以てひとつもないよ。
ただ、今をだいじにしたいから、触らないでいるだけなんだよ。

メンバを入れ替えてでも続けることを選んだドラマストアも、
終わりを選択したドラマストアも、
まだ一緒にやろうと海さんに手を伸ばしたかずやさんも、
その手を取ると決めた海さんも、
私は等しく愛おしく思っているし、
音楽から離れた小川さんやだいきさんの今が幸せであって欲しいと願い続けているし、
鳥山さんやゆーまさんがまた音を鳴らすならその時は会いに行きたいよ。
私の中でそういう痛みと願いと幸福は同居していて、それでいいと思っている。
だから、雑音なんて聞かせないでくれよ。
海さんとかずやさんを傷つけないで欲しい。
あの子たちが音楽を続けると言ってくれたことは、私の光だから。

話がずれてしまったけど、そんな風だから、青春を見送ってまた始めるこの曲は、泣くなって方が無理な話だったことは言っておきたい。

感情過多に語ってしまったけれど、
この曲に悔しいくらいに眠れなくて「ただ腹が空く」って表現があって、
それがめちゃくちゃ好きだって、すごく思ったんだ。
海さんの歌詞の、こういうところが好きだって、強く思ったんだ。

歌詞の面でも音の面でもそうなんだけれど、
ゴッホと徒花もゆめのあとも、
こういう音楽作る人には音楽続けて欲しいって思う曲で、
この音楽が知られて欲しいと強く願ってやまないし、
故に人と感想を共有できない恐れがある。笑

余談だけど、ゆめのあとはリリースに入ってないけどいつ聴けるの。


水槽はハンドマイクでステージ上をふわふわと歩きながら歌ってたんだけど、
それもまたゆらゆらと揺れる海月のようで、すごく、良かったなぁ。
水槽はさ、まさしく水族館の水槽を透かして館内の足許に落ちる水の揺れで、
仄暗い照明の中で揺らぐ、仄明るい青が空間を満たしていて、
完成度の高さ~!!!ってなりましたよね、うん、なりました。
他の曲はまだぎこちなさが残っていたけれど、
水槽は完成度高かったねぇ。

心は、ゆらゆらと揺れる。
淋しい、と、うれしい、の狭間で、いつまでも揺れている。

怖くて、それでも恋しくて、
大切だから躊躇って、簡単に動けない。
不安に寄り添う歌が、不安と愛しさに満ちていて、
そういうdemoを聞いたときの第一印象はそのままに、
高い水分量でどんどん満ちていく水槽が、すごく、好きだ。

あとねぇ、ちょっと面白い展開をしてたんだよねぇ。
えー!?すきだが!!?ってなったので音源楽しみ。へへ。

照明の話を最後にしたいんだけど、
これも名古屋の話なんだけれど、
青色照明が揺らぐように淡く明滅していて、
それがあまりにも良くて私の涙腺は簡単に弛んだ…。


SIZEはあのキャパの箱にしてはめちゃくちゃいい音するし、
私はell系列の照明が好きなので始まがSIZEでうれしかったなぁ。
E.L.Lで観たい~


感想書き殴った、って感じなんだけど、
こういうテンションで書ける備忘録は最初の頃だけだから…。
思い入れるほどに重くなっていってしまうし、
重くなるほどに文章が書けなくなってしまうからねぇ。
自分がめんどくさいねぇ。笑

だらだら書いてる内に屋号もメンバも発表されたことだし、
なんだかなんだでもうあと30分でリリースです。
忙しくてPC立ち上げる気力がなかったとか文章に避けるだけの脳のリソースがなかったとかいろいろあるけど、
時間を掛けすぎてしまった備忘録は、いつかの自分のためにそっと公開しておくよ。


書き忘れていたMCをね、メモってあったからそっと追記しておく。
どの辺りでしてた話だったかはもう忘れちゃったから、一番最後に。

なんでこの時期、って言う話、名古屋でも大阪でもしてたんですよね。
社会人は決算期なんだけど、ってめっちゃ言われたって。笑
いやほんとにそれよ、待て待てこの時期はだめ、って思ったもん。笑
名古屋は開場間に合わないどころか開演ぎりぎりだったし、
大阪はほんとに、ねじ込んだ、って感じ。
昼まで仕事してたからな…。
特に今うちの職場はびっくりするくらい人が、足りてないので…。

でもね、平日ってところがちょっと懐かしくもあったんだ。
ドラマストアは近年ずっと土日優先で日程組んでくれてたなぁって思うし。
それだって、土日休みの人が多いからなんだろうけれど、
シフト勢には結構土日ばっかりって予定組めないんだって友人たちがそうだから私は知ってて、
結局みんな行けるライブにしか行けないから。
かずやさんも言ってたけど、それこそ土日に自主企画ライブって言われてたら、
一体いつからご準備を??って話になっちゃうしねぇ。
私は冒頭にも書いたとおりの思考回路なので別に良いんですけど。
ほんとにその辺ドライで済まないな…。

だけどやっぱり、そうじゃない人たちはいて、割り切れない人たちは、いて。
生存確認も含めてすぐにでも、って行動に移したけど、驕りだった、って彼らは言ったんだ。
0からのスタートじゃないって思ってた、って。
みんなに甘えてたって、思った、って。
からっとした感じで話してたけど、それが私はすごく、辛かったな。
そんなことないよ、って言いたかった。
でも、そんなことないよ、って言えるわけもなかった。
だって、私は複雑な思いをしてる人たちの気持ちもわかるし、
それは想定できて余りあるものだったから。
(まぁその感情を口汚くぶつけてあの子らを傷つけたやつらには滅びろと思ってるけど)

だから、もう一回一から出逢い直したい、って言ってくれたことが、うれしかった。
別物だって思ってるからこそ、もう一度ここから、って思いで会いに来たから、
新しい音楽もどうか愛せますように、という気持ちを抱えて会いに来たから、
地続きだけど延長線上ではなくて、
またここから一緒にって仕切り直すようなそれは、
私には救いであり、祈りの言葉でもあったんだよ。

最後にしてくれた話がね、お腹の中で溜まってるの。
心ない声を受けることもあって、それだけ愛してもらってたんだって思おうとして、
曲で伝えよう、それがまた歌うって決めた自分の使命なんじゃないかと思ったって。
それでもし手を振り払われたとしてもそれは仕方がない、って言う海さんのこと、
どうしてそんな風に傷つけられるんだろうって思った。
この子はいつだってすごく真摯に音楽を届けてくれているのに、言葉を紡いでくれているのに、
なんで自分が望んだ形にならなかったからってあの子たちのこと傷つけるのって。
終わりを選択したあの子たち自身が、それが苦しくなかったはずないのに。

俺が傲慢だった、みんなに甘えてたし依存してたって思うことにした。
でもやっぱり、バンドがしたいです。
寂しがりだから、かずやくんが誘ってくれてなかったら、
音楽はやってたと思うけど、この形じゃなかったと思うし、
もう一回がんばろうって言ってくれたのがこの人で良かったと思いたいしこれからも思って欲しい。
みんなの青春を否定するつもりはないし、
消したいとか、忘れて欲しいとか、上書きして欲しいとかそういう気持ちは一切ないから、
どうか俺たちが、俺が、これから歩もうとしてる道を傍にいなくても良いから信じて欲しい。
と言う言葉に、ぼろぼろと泣いてしまったのは、
まだ音楽がしたい、バンドがしたい、って思ってくれたことが、私にはすごくうれしかったからで、
受け入れられるかどうかなんて二の次で、海さんがまだ歌ってくれるその事実がうれしかったからで、
一人でやろうと思ってたのになぁ、ってしあわせそうに笑った海さんのことを思い出したからで、
この子の背中を守りたいって、改めて思ったんですよ。
あの子の中でこれまであの子が奏でてきた音楽が鳴り続けるように、
私の中でも喪ってきた音楽は鳴り続けている。
だからこそちゃんと言葉にしてくれたあの子のこれからの音楽も、私は信じていられると思うんです。

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