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Earth240110の世界〜機を見るに敏として財を成してく

Gorilla Hall の配信では元気にチャット欄を賑わせていたらしい長塚さん。完全に寝込んでしまってるわけではなさそうだけど、それと90分間一人で歌い抜くのとでは別問題。EPISTROPHの命運もかかってるかもしれない。1/8の大阪終演後、また種類の違う緊張感がラボメンにのしかかり始める。

Zepp公演については文武氏がかなり強い口調で「早目にアナウンスします」と言っていたにも関わらず、音沙汰のないまま公演前日の1/9 も夕方に近づき、最悪の事態も覚悟しはじめた16:02。

公式からのポスト。まず「快方に向かっている」の言葉に安堵。そして長塚さんの強い意志により、出演する方向であることが発表。とにかく、公演が飛んでしまわなくてよかった。でも、長塚さんが無理をして喉に後遺症を残してしまわないか、まだまだ心配はあるけれど。

その後、メンバーからのメッセージはほとんどなく、日付が当日に変わってもまだ作業中ということがメルローのストーリーから明らかに。こんなことしか言えないけど、みんな頑張って…




サポートとメンバーが静かに登場。全員真っ白の衣装。メンバーは共通でカーキっぽい差し色を身につけていて、衣装からも今日のステージに気合が入ってるって伝わってくる。

荒田オタも幹フリークスも文武ラバーも、この瞬間だけはスタンディングする事も忘れ、長塚健斗に集中。会場内と配信の全視線と、ここ数日の挫折と重圧と、限界を超えても闘い続けた仲間たちの思いを一身に背負い、マイクがはっきりと拾ってしまうほどの深呼吸を何度もする姿に緊張が高まる。。あぁ、とにかく、第一声目はなんとか出ますように…

そんな不安も心配も、その他のなんだかわからない感情も一緒くたに渦巻いていた頭の中は、文武氏の発した最初の和音で真っ白になった。




EYESだ…

例えば2日前の【EYES 完全再現LIVE】が無事開催されていた場合、この曲はそこで絶対演奏されていたわけだから、Zeppでわざわざ1曲目に持ってきていただろうか。とにかく、理由なんてどうでもよくて、この曲で始まった事に胸がいっぱいに。

次のAnonymousまで、みんな座ったまま固唾を飲んで聴き入っていたけれど、3曲目のRollin’のイントロが始まり長塚さんが客席に声をかけた瞬間から、色んな不安や緊張が弾け飛んで一斉スタンディングへ。ようやく、待ちに待ったZepp ワンマンライブがスタートした実感がここで湧いてくる。長塚さんの声は、さすがに細かいニュアンスは出しにくそうだけれど、心配してしてたよりずっと綺麗に出ていて、まずは一安心。何より、楽しそう。良かった…


Orange Mugに続いてPassione。冒頭のデスパレードヒカルがついに配信に乗る。ここまで長かった。だがしかし、荒田オタはここで歩みを止めるわけにいかない。これを全世界がいつでも見られるように、というよりは自分がいつでも気軽に見たいというヨコシマな理由のために、YouTubeにあげてもらえるよう声を上げていこうではありませんか。途中、「フォー!」ってかけ声も入ってたよ。お宝映像。

Midnight Cruise、Fleeting Fantasyと続いて、h.v.c。この曲の時、何かハプニングが起こったようで、文武氏と幹さんがニヤニヤしてる。「ちがうちがう…うんうんそれそれ」と首を横に縦に振る文武氏が可愛い。サビでは長塚さんがファルセットを綺麗に出していて、これまた安堵。

続いて聴いたことのないイントロが。魔改造か、それとも新曲か。わくわくしていた次の瞬間、ベースとギターのリフが地を揺らすように爆音で響き始め、またまた私の頭の中は真っっっっ白に。



Ifだーーーーーーーーーーー!

Gorilla Hallはこの曲が聴ければ他は無くても良いといっても過言ではないくらい、楽しみにしていた曲。まさか、今日聴けると思ってなかった…めちゃくちゃ熱いアレンジ。今回の一件がなくても、元々やるつもりだったんだろうか。メルローと華波さんのぶつかり合う骨太SAXがIfの世界観にばっちり合ってた。あぁ、やっぱり良い曲だなぁ…これを機に、セトリ定番化お願いしたい。この曲の時、長塚さんが得体のしれないMonster感を出してくるのがまた良い。ゆっくりと”cups of balance”を swayingさせる仕草、たまらん。”I have secret powers”のこの世のものじゃない感、たまらん。

長塚さんが2番の入りを間違えたのもあったけど、社長が「自分だけはみ出たけど、全く気づいてなかった」って言ってたのこの曲かな。会場では気づかなかったなー。暴走するのは何度も見て来たけど、周りがビックリして社長を見守っていたのは、なかなかの貴重映像。見る者の五感を刺激する”4DX社長”にどどまらず、はみ出していく事も厭わない、フレームブレイクヒカル爆誕。

フレームブレイクとは

やはり2024年も荒田選手から目が離せない!そして、メルローが瞬時に判断して付き添ってたのがカッコ良すぎる。デスペラードヒカルも良いけど、YouTubeに1曲上げてくれるとしたらやっぱりこの曲にして欲しい!

Signal
文武&俊太郎タイムの間、ステージをはける長塚さん。少しの間でも裏でメンテナンスをするのかな。後日公開されたメイキングムービーでは、首元に気管支拡張剤みたいなテープを貼ってたり、吸入したりしてたし、あらゆる手を使ってこのステージに立っていたのかと思うと泣けてくる。ちなみにこの曲中、社長の禰󠄀豆子がカメラに収められた。しかも「上から禰󠄀豆子」。ついに禰󠄀豆子も配信に乗った。お宝映像。

Over
Overはどのバージョンも最高だな。何度聴いても最高。ラストはスキャットがかなり上の方まで出ていて、喉がどんどん開いてきているみたい。あぁ、良かった…

“ with the softening eyes ” の時、親指で涙を拭うように瞳の下をなぞる仕草をしていて、切なさMAXだったのが、鳥肌ものだった。配信ではカメラが直前で切り替わってしまい映っておらず、残念。

原曲のフレーズとYouTube Music Sessions verのフレーズが組み合わさったアウトロのピアノアレンジもめちゃくちゃ良かった。Overの音源が打ち込みなのを後悔しているとどこかで見かけた事があるけど、今の文武先生の力を持ってすれば、オーケストラまでは行かなくても今回の規模感でOverの録り直し、できるのでは。その際、ボーカルはアウトロスキャットつゆだく特盛バージョンで、何卒。

静かに後を引くピアノからベースソロ
Butterflies に続いて、ついにPiecesへ


Pieces
アウトロでフルートからサックスに持ちかえるメルロー。公式いわく【MELRAW vs HIKARU TIME】。ついにヒカル呼びが公認された。「ヒカル、カッコイイー!」って叫んでもいいってことなのか。「おれ、そういうの好きじゃないわー」って後からバッサリいかれるまでが、社長オタの喜びと心得よ。

ホーンズは少し高いところに居たので、メルローはそこからよいしょっと降りてきて社長に喧嘩を挑みにくるんだけど、ステージが広いため到着まで時間がかかる。その間、スパンスパンとカウントを刻みながら、敵の到着をいまや遅しと待ち構えるヒカルアラタ。しびれるー

最初はJazzyに進めるメルロー、いよいよイヤモニを外し戦闘モードへ。徐々に打ち合いを始め、カウンターに次ぐカウンターの応酬。前日、長塚さんの出演が決定してから配信されたティザームービーに使用されていた曲はPiecesだった。この対決を一つのピークと捉えていたのか、たまたまなのか。知るよしもないけど、過去数えきれない回数行われてきたこの曲のアウトロ決闘で、ヌルい試合なんか一つも無かった。殺るか殺られるか、それしかない。

ところが、一度相打ちをしたかのように思えた次の瞬間、メルローはヒカルと対峙するのをやめ、正面を向く。これはもう、メルロー・オンステージ。この4日間、友のために立ち上がってくれたメルロー。今夜はあなたも主役の一人です。コーヘイ 、カッコイイー!!!!!


Gather Round
この曲が終盤に来るってことは、ここからラストまで、ガンガンに上げていくということを意味する。途中で声が出なくなるんじゃないかと心配していたのは杞憂に終わりそう。あぁ、なんとかここまで来れた…胸いっぱいになっているこっちの気も知らず、すっかりテンションが上がってきた病み上がりイケメンは、客席を煽り始めた。

「声がちっちぇーなぁ?Zepp!」

・・・・・・・・・・


ちょっと待て、そこの長塚健斗ーっ!!!!なんで煽られなアカンねん!この数日間の、みんなのどうしようもなかった思いを、全部残らず、自分の力で、だんだんとノってきたその声で、その幸せそうな顔で、あんたにしか出せないオーラで、Gather Roundしろーーーーーっ!!!うわーーーーーん!長塚さぁぁぁんっ!煽られるの待ってたぁぁぁぁ!おかえりなさぁぁぁーい!心配したんだぞーーーーーーーっっ

マツダヒロムパートはメルローのSAX。すげぇ、木管が歌唱してる!最後、全てのパートがバランス崩すギリギリまで一斉に音を出し合ってて、ギャザランの世界観にばっちし合ってた。この編成じゃないと味わえない。贅沢な時間。

HEROISM
さらに声の艶も戻ってきてバチバチにテンションが上がってきた所、たたみかけるように次はコール&レスポンス曲。ホーンセクションたっぷりの間奏もたまらない。That’s good enough!うぇーい!

間髪入れず、聴き慣れたホーンが鳴り響く。


Catharsis

あーーーーーーーーーーーー!
そうだったーーーーーーーー!
メルローホーンズといえば、Catharsis だったーー!
テンションぶち上がるーーーーー!

SNGバンドの生演奏は何回も聴いてきたけれど、本家本元メルローホーンズで聴くCatharsis は格別(メンバー完全一致ではないけど)。楽曲が発表されてから、これをずっと聴きたかった!嬉しい!しかも踊れる(セルフカバーナイトの時は座ってたしマスクもしてた)!スタイリストさんにサラサラヘアーにしてもらった幹さんも、楽しそうにぶいぶい踊っている!弦も入って勢いもある!天を巡って…揺れて…最高だ!

やっぱり、スーパースターの楽曲は大きい箱で踊る事を前提に作られてるんだなと実感。YouTubeに上げるならこの曲でもいいかな。もう「WONKのオリジナル曲ですが、なにか?」って言ってけば良いと思う。器の大きい人だから、きっと許してもらえる。ただ、長塚さん、この曲は歌詞を毎回間違うんですよね。弥之助リリック、カッコいいけど難しいねん。

本編ラストはFLOWERS。
この曲は色んなシチュエーションにフィットするなー。人に寄り添うことも出来れば、自分たちを鼓舞することもできるし、みんなで今日という日を迎えられた事を讃えあうこともできる。サビはいつもクラップだったけど、この日は長塚さんに先導されて手を左右に振ることに。これ、ずっとやりたいと思ってたから、楽しかった!


アンコール

わかりやすくベストに何かを隠してることをアピールしながらステージに現れた荒田選手。ドラムセットに到着してから、四次元ポケットからひみつ道具を取り出すかのように缶ビールを取り出す。

テッテレー♪  \完走祝いビールぅ/

かわい過ぎか。惚れる。


本編は駆け抜けてきたので、ここでゆっくりMC。長塚さんの能登に向けての思いを聞く。この時にマイクが拾ったブレス音が、如実に呼吸器の炎症を物語っていた。どのタイミングだったかは忘れたけど、後半胸の辺りをぽんぽんぽん、と叩いていて、「もうちょっとだぞ、頑張れ」と自分の体に言い聞かせているようにも見えた。今日頑張った分、明日からぶり返す心配もあるけれど、ここまで持ちこたえられて、本当に良かった。

ラストはSnowy Roadでありったけの声をふりしぼりラボメンのLOVEをステージに送って、大円団。



Billboardの規模感で見慣れてたので、会場が大きくなることに少し抵抗があったけど、視線の数はオーラに比例するのかな。細かい表情とかは見えなかったけど、すごくキラキラしてて、眩しくて。このキラキラをまた見たい!と思った。

そのためには、やはり、EPISTROPH には財を成していただきまして、チャレンジし続けてもらうんだから。この日はなんと、物販コーナーの一角に「Great Grand Father スウェット」のサンプルが展示されておりまして。昨年末のWONK RADIOで言ってた○○パーカーのアレです。行動早いな。財を成す気マンマンだ。みんなの声次第で商品化されるとの噂ですので、力を合わせていきましょう。社長!色展開するなら、ブラックverはマストでお願いしますっ!セットアップでゲトらせていただきますからっ!

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