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Earth240202の世界〜Signal事変

本日もZeppの時みたいにメンバー横一列。
横一列だけど、長塚さんはちょい後ろ。
幹さんはもうちょい後ろ。
全体的にちょっと奥ぎみでした。
エレピはYAMAHA。
ドラムセットもYAMAHA。
ベンドシェーカーではなくスズみたいなのをシンバルに乗っけてた。
スパイラルは右手(ステージ奥)後ろ。
左手(ステージ手前)にはマレットやブラシなどのツールを置く台。
5弦ベース(これも後々YAMAHAということが判明)&ギター。

というわけでステージ上の楽器がYAMAHAだらけにつき、100億%、YAMAHAタイアップ曲であるところのSignalをやる布陣です。今日はSignalを聴きに来たと言っても過言ではない。

4K・ハイレゾ映像を遅延なしで違う場所に届ける技術みたいだけど、いつもの配信みたくメンバーをアップで撮るようなカメラは見当たらない。あくまでもLiveに参加しているような体験を提供するシステムなので、後方からステージを大きく撮っているようです。

YAMAHAの方から今日の趣旨がアナウンス。スモークがかかり始め、メンバー登場。

オープニングはCooking。イヤモニを付けているのは長塚さんだけで、同期なし。今日はアコースティック寄りのセットになりそう。

長塚さんは出だし、思うような声が出なかったようで胸をとんとんしたのに軽くドキドキする。その間文武氏が長塚さんを冷静にきゅーっと見つめたのが印象的。その後も何度か咳払いをしていて、まだ本調子ではなさそう。ただZeppの時みたく掠れたり鼻声になるようなことはなく、後半は喉があったまってきて良い感じになってました。

今日は文武氏がメンバーの様子をじっくり見ていて、面白かった。きっかけや終わるタイミングの時は基本的に荒田選手を見るんだけど、出だしは幹さんもしくは長塚さんをじーっと見てる事が多かった。結局Liveの大きな流れって、やっぱり文武先生の掌の上だなとこの後さらに思い知ることになります。

途中、中継先に繋いでYAMAHAの方の説明を伺う。照明のデータも音に合わせて飛んでるみたいなんで、それも向こうでは再現されていたようです。

割とゆったり目に進行していた雰囲気が急変したのはIdo のアウトロから。セッション気味になりつつ、ピアノの旋律が徐々に変化し、いつのまにかSignalへ。フェイドアウトしていくベースとドラム。Signalのメロディなんだけど、ZeppのOverのアウトロみたいにオリジナルとは節回しが違うというか。でも、どこからどう聴いてもSignalってことはわかる。社長もマレットを用意しつつ、長塚さんが歌い始めるのを下を向いて静かに待機している。来ました、Signal!待ってました、Signal!よっ、男前だねSignal、、、?????しぐ……?なぜか…始まらない…Signal???おい、どうした、Signal!はよ始めてもろて。

確実にSignalの旋律を奏でているのに全く長塚さんは歌に入ることなく、文武氏はなんとそのままPhantom Laneのイントロに移ってしまいました。荒田氏が手元に用意したマレットは一音も発することなくスティックに持ち変えられており、Signal完全終了。えっ?そんなことある?YAMAHAの次世代システムの実証にお呼ばれして、楽器も全部YAMAHAで、会場もYAMAHAの地下で、YAMAHAとコラボしたSignalをピアノでメロディ弾いただけでおわるってことありますか?・・・あぁ、出ました。さすがエクスペリメンタルなソウルをお届けするバンドです。マジでやられた。…いやでも、おかしい。だって、マレット…いやー、おかしい。

とはいえ、Phantom Laneは個人的にLiveで聴いたことあるかないかくらいのあまりやらない曲なので、これはこれでとても楽しく聴き入りました。続いて J Dilla Medley。曲名わからないのですが、いつも最後に来る曲のドラムが今日はめちゃくちゃ熱い!もちろん、社長の挑戦は受けて立つ文武先生。二人でばちばちにやり合います。

決闘のあと疲れたのか、マイクを前に持ってきて「長い…」的な事をぼやいて一息つく荒田選手。次はこのままPassioneに行くはずなのに荒田氏が急にマイクを前に持ってきたから今日はイントロのコーラス有りバージョンなのか?と文武氏は思ったそう(この会話の流れで、今日のPassioneをどういう始まり方にするかは社長の気分次第で、メンバーは出たとこ勝負だったということが判明)。J Dillaはいつもセトリの後半なので、社長は燃え尽きてしまったそうです。これには文武氏も同調し、ふと我に返ってセトリみたら、まだまだあるわーってなる二人。冷静なようで、一度火がつくと止められない暴走派閥。このやりとりの時点で開演から1時間はゆうに超えていまして、今日はZeppよりも長くなる気配が…

そして、ここでついに、文武先生が長塚さんに驚愕の質問をお見舞いします。

「なんでSignal歌わなかったの?」

そらそうです。やっぱり今日Signalやらないってこたぁ無いのです。確かに文武先生はSignalのメロディを弾いてたんだけど、全く聴いた事ないアレンジだったので、長塚さんはずっといつものイントロが始まるのを待ってたそう。その気持ち、わからんでもない。あれは全然ボーカルを招き入れるメロディと音量じゃなかった。ボーカルが入って来れなさそうならいつものイントロを弾けばいいのに、頑なにリハでもやったこと無いんだろうヒラメキ魔改造を弾き続け、ついには次の曲に勝手にスキップしてしまうなんて、あの黒ずくめの人ほんとに黒すぎる。さすが1月を2秒で過ごす男。いつも言葉でジャックナイフを振り回していた文武氏、2024年は旋律で長塚さんを刺しにきました。しびれる。これだからWONKのLiveは飽きない。大好き。今年もついて行かせて下さいっ!

「いつもと違ってええやん」と思った幹さんからは「そこに乗っかれない健斗はショボい」的なことを言われ、「ここ(リスナーの前)でそんなこと言うなよォォォ」と中2男子的にすねる長塚さん。裏ではこうやって、メンバーから詰められてるようですよ。勢喜遊さんじゃないけど、バンドってむずいですね。

こんなグダグダな雰囲気のままSignalをやるのかPassioneをやるのか、どないすんねん、という空気のまま、独断でノリノリビートを刻み始める荒田氏。結局何をする気?と困惑するメンバーに社長は「察せ!察せ!」。きゃっっこいいいいー!そして文武先生が察して奏でたメロディは…まさかのSignal。音楽の神々のお戯れ。あぁ尊い。4つ打ちアゲアゲSignalをこのままやるのかという空気もありましたが、結局SignalもPassioneもポイっと放り投げてEscへ。

去年ずっとやってきたラテン魔改造とは違って、「ザ・バンドサウンド」のノリなEscはかなり新鮮。続いてSweeter, More Bitterへ。これもめちゃくちゃ音が熱くて良かった。もうなんかとにかく、私が今まで聴いてきたのとは全く違うWONKで、今日は本当に面白かったです。

そんなノリノリの雰囲気に続いて文武氏がねじ込んできたメロディは何度目の正直かもはやわからないSignal。会場は少しクスッとなったのですが、長塚さんは頑張ってイントロ中に気持ちを作りあげ、素晴らしいSignalになりました。これにはYAMAHA様もお喜びのことと存じます。こんな破天荒な人達ではございますが、今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

Signalのアウトロで、強引に低い音階を跳ねさせはじめた文武氏。このままPassioneをやる気だ。社長は瞬時に呼応し、いつもよりBPM3割増しの高速跳ね跳ねPassioneが爆誕。自分の悪だくみに乗っかってきた荒田氏をニヤニヤしながらじーっと見る文武氏の顔が忘れられません。なんじゃこりゃ!エグい!うって変わって2番はBPMを落としドラムは張り付くような重い質感に。時がGorilla Hallのセッションタイムに戻ったかのようです。楽しすぎる。もう1段階またガラッと雰囲気を変えてフィニッシュ。
Bravo!Bravo!Bravissimo!

本編ラストはIn Your Own Way。1番は幹さんのギターでしっとりしていましたが、2番はドラムがばちばちにキマっててこれも楽しかった。今日のセトリは序盤こそブラシ多用でアコースティック感高めだったけど、途中から随所でスネアが跳ね、キックは響きわたり、荒田オタ勢にとって、それはもう天国でございました。


アンコール
MCで、献血の曲について。幹さんは作詞作曲をやるだけやって後はメンバーに丸投げし、海外旅行に出かけたらしい。あと、長塚さんが袖の中にずっとマスクを引っかけたままLiveしてた事を告白。その話からGorilla Hallでオレは顎にマスク付けたままだったのにスタッフは誰も教えてくれなかった!とプンスカする幹さん。オープニングの5拍子激ムズリズムを弾いてる時に気づき、どうやって取ろう…ってなったらしい。幹さん、それ全部配信に映ってましたよ…かわいいなぁ、もう。

最後はUmbrella。今日のアウトロもドラムが力強く歌っていて、語彙力なくて申し訳ないですけど、本当に最高でした。今まで色んなバンドを追っかけてきたけど、ドラムがこんなに表現力のある楽器だなんて思ったことなかった。荒田洸に出会えた私の人生は、とても豊かだ。感謝。



※思い出の断片たち

社長
今日はブラシが何度も登場して、かっこよ。スティックをサッと上下持ち変えて、ハイハットを叩く音をパキパキにさせるのかっこよ。しーんとしてる中マイペースにスネアのチューニングをカチャカチャ回すの、かっこよ。激しい時はもちろんだけど、テンポが変わらないような平坦に聴こえる音の時こそ1音1音に魂をこめてて、かっこよ。フェイクかましまくり、BPMいじりまくり、もぅ全部かっこよし!!!

幹さん
雪遊びしてる子どものような可愛いボンボン&耳当てがあるニット帽。今日はベースとギターの持ち替えが頻繁で、In your own wayの時だったかな、ボンボンがストラップに引っかかってしまったのを必死に押さえてるのが、かわゆかったです。YAMAHAのベースを愛用している人の名前がすらすら出てきて、スゲーってなった。

文武先生
安定のクロタケさん。いつもの方向にエレピ&奥にスケルトンなアップライト(と見せかけて実は電子で音色が変えられるヤツだったことがアンコールで判明)の2台を行ったり来たり。エレピ側にチェアがセッティングされていたんだけど、アップライトに向かう時はそのチェアを雑にザッとずらして縦に座ってて、「座れれば椅子がどっち向いてようが、どうでもええやろ」的な態度に九州男児を感じるなど。萌える。あと序盤、絶対口の中に飴っぽいの入ってたと思う。口の中で何かをコロコロさせながら、不敵な笑みでメンバーの様子を観察する様がたまらなかったです。今日は背中をかがめて自分の世界に入るスタイルよりは、正面を向いたまま瞳を閉じて演奏に集中する回数が多くて、眼福。

長塚さん
お馴染みレンガ色スーツイケメン。今日は定位置がステージの奥の方だったので遠いなぁと思ったんですけど、ラストの方(Escかな?)で前に出てきた時、イケメンが上から降り注いできて倒れるかと思いました。心臓がもたないから、やっぱり定位置でいいってなった。モニターに隠れて見えなかったけど、足元にはいつものルーパーが置いてあったようで、いつもは使わないような強めのエフェクトを随所でかけてて、珍しいなと。あと、旋律とビートで戯れる神々と長塚さんのスタンスがすこし違うなと思ったのは、長塚さんはピッチとリズムだけで歌唱するんじゃなくて、そこに気持ちをしっかり乗せたいと思う曲に対しては頑なだなということ。Passioneは遊びに乗ってきたけどSignalには最後まで乗らなかったのは、長塚さんらしいなと個人的には感じました。あとどの曲か忘れてしまったんだけど、序盤の方で感情入りまくって手の動きが妙に艶めかしい時があって。なんだかとてもドキドキした。。。


今日、フォトカメラマンが居る気配無かったけどWWWXの時みたいに写真アップゼロじゃありませんように…。幹さんのわんぱく雪遊び帽子、みんなに見てほしい。

→ちょっと遠いけど少しアップされましたね。幹さんの可愛さ、伝わりますでしょうか。中継会場の動画も少し共有されたけど、想像してたよりも大きいスクリーンに投影されててビックリ。確かにライティングは同期してる感じがあるけど、スクリーンの明るさを遮らないんだろうかとか、端の席の人は映像歪んで見えないのかなとか、興味あるわー。そっち側も体験してみたい!っていうかその映像、ラボメンにはお宝映像が過ぎるんで公開してもろて!


【加筆の多すぎる謎セトリ】
Cooking
Promise
Make It All Mine
Orange Mug
The World Looks So Brand New
Fleeting Fantasy
Feelin’ You
Euphoria
Ido
Signal(魔改造イントロのみ)
Phantom Lane
J Dilla Medley
Passione
  < 4つ打ちアゲアゲSignal(イントロで諦めた)
Esc
Sweeter, More Bitter
  < Signal(力技でゴリっとねじ込み)
  < Passione(エクスペリメンタル爆速魔改造)
In Your Own Way

<EC>
Umbrella

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