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Earth231011の世界

ステージの後ろはガラスの扉。普通にガーデンプレイスの通路なんで、まぁまぁの人通り。リハの時なんて扉開けてるから外まで音がまる聞こえだった。ちょっと、みなさん!立ち止まって聴いといた方がいいですよ!すぐそばでイケメンと美人さんが貴重なDuo Liveのリハしてますよ?

その通路にはBNPのカフェ席がありまして、座席からリハの様子は見えないけどがっつり音が聞こえる。途中からしか聞いてないけど1時間くらいやってたのかな。コーヒー飲みながら、長塚さんの生美声…。豊かな時間にもほどがある。これ、他のミュージシャンの時でもやりたいわー。ガーデンプレイスの後ろに鎮座するマンションに住む人生になりたい。

時間になり店内へ。キッチンがガラス越しに丸見え。中では長澤シェフが陣頭指揮を取ってるのが見える!わー、本物やー!シェフいつもお世話になってます。DJブースはBarカウンターの横。このオシャレ感は私の語彙力を超えていて表現しきれません。BNPの建物は中も外も、めちゃくちゃオシャレ。ステージの天井からは木目調の4連吊り下げスピーカー。こんなの見たことない…

2階からステージを俯瞰で撮りたかったんだけど、団体さんがパーティをやってて立ち入れず残念。ちょっと、お2階さま!わいわい飲んでる場合と違いますよ!今から、この世で随一の至宝ヴォイスと極上メロディが響きわたるんですよ?

片や、万感の想いを込めて地方からやってきた私。1人席は争奪戦でしたねー。自分も1人席問題を抱えるショーレストランのあれこれを知らなくはないんで、わかっちゃいる。わかっちゃいるけど、ぼっちは色んな面で辛いね。とにかく、この空間に居られることに感謝。

1st
イケメンは夜なのにサングラスで登場。最近オラオラ系コーディネートがマイブームなんでしょうか。龍が如く狙ってる?ステージにたどり着いてすぐ外してた。

今回は2曲くらい歌ったあと、幹さんが横に置いてあるマイクを取ってその曲について解説したり長塚さんにエピソードをインタビューしたりするシンポジウム形式。たまたまこの日の朝、phaseでDuoイベントやった時の話をしてるWONK RADIOを聴いてたんだけど、幹さんは曲について話せたのが良かった的な事を言ってた。自分達の生み出した作品を余す事なく知って欲しい!語りたい!という幹さんの姿勢、大好きです。

幹さんから、やたらとこの曲のこの歌詞は自分の恥ずかしい実体験に基づいているのかどうかを詰められてた長塚さん。そんなに言葉を濁す事なく、素直に答える長塚さん。Migratory Birdは忘れられない恋の歌らしいですよ。ヒラで言うのが恥ずかしいから歌にしたって言ってたけどヒラってどういう意味でしょうか。この言葉あんまり聞いたことないけど、この日は何回か使ってた。素っていうことかな。

福井でも言ってたけど、EYESに収録されている曲はやはり架空のお話。これはこれで、頑張ってストーリーとか考えたから歌詞やアートブックを読み込んで欲しいようです。でも、もう手に入らないんだよなー。

今回、自分的に衝撃だったのは「Over」と「Midnight Cruise 」の歌詞について。長塚さんにJAZZの道を勧めてくれた一つ年上のソウルメイトが難病に倒れてしまった時、何もしてあげる事ができない無力感に包まれた。これからの人生、何回この感情に遭遇するんだろうか、といった気持ちがこもっているとのこと。「Over」はWONKの中で5本の指に入るくらい愛している楽曲なんですが、タイトルの持つ意味をいま一度かみしめて、これからも聴き続けよう。

ちなみに幹さんは「Midnight Cruise 」はギターで弾く曲じゃない、普段はピアノのあの人がガーって弾いてる、と言ってました。「Over」も打ち込みとはいえストリングスっぽい音が特徴なのに、よくギターアレンジにもっていけるな、と。アレンジモンスターが過ぎます。

幹さんのギター、テカテカピカピカゴテゴテしてて、カッコ良かった!そして弦で表現する幅というか技がライブのたびに違って面白い。この先どこまで進化し続けるんでしょうか。機材で肥大化の道を突き進むアンモナイトになるのか、「飛べば良いんじゃね?」と揚力を身につける鳥類になるのか。

ふと、湧いてきた疑問。今日は幹さんの周りを機材が取り巻いていない。長塚さんに至っては、全く楽器を持ってない。ボイパする気配もない。でも、リハではビートが聴こえてきたのにな。そういえば、ステージにもう1脚、椅子がある。

というわけでスペシャルゲスト、BATACO登場!福井の時みたいに幹さんの千足観音パーカッションが繰り出してたと思ってたビートは、全部BATACOのボイパでした!そしていきなり鳥のさえずりが聴こえてくる。つかみがまさかの鳥の鳴き声?!トリッキーすぎる!千口観音と呼ばせていただきたい。

MCがちょい内省的に進行したけれど、Sweeter,more bitterで賑々しく1st set終了。



2nd set
またもやサングラスで登場。もちろんすぐ外す。1stでは問題無かったのにギターの音が過剰に響いてしまい、PAさんと試行錯誤。2nd始められない!幸先いい感じと表現するイケメン。そういうとこ好き。無事調整完了し、Signal

またもやギター1本で演奏するなんて、どうかしてるぜ案件のButterflies 。重厚なベースがないおかげで曲の雰囲気が軽く・明るくなってるのに反し、長塚さんがアウトロで激熱スキャット。私が聴いてきた中で1番ヤバイやつだった。あぁ、今日頑張って来て良かった…

2ndもBATACO登場〜
始まりがうまく合わずEYESやり直し。グダグダの空気感から、びしーっとEYESの世界へ。BATACOビート炸裂!EYES最高!大好き!熱烈なEYES愛好家であるところの私の感情はもう振り切れました!うぇーい🤘

ラストは今年何度も踊りまくったEsc。立ちたかった…アレンジは元曲寄り。パーティやってた2階のお客さん達も2ndは沢山の方が覗き込んでくれて、みんなで楽しく終わりました。

《本日のMCまとめ》
幹 : WONKの曲は暗いのが多い。健斗はそういう人ってことですか?
健 : 明るい曲だってあるし!でも、負の感情は愛情に匹敵する大きさだから、どうしても良い曲になっちゃうんすよね(キメ顔)



(地方民ひそひそ話 : Duoセットだったら、地方回りやすいんじゃないでしょうか。フードなんて贅沢言いませんので、何卒…)

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