第1章:黄金の49日間

こんばんわ、ヒキガネ霜田です。

改めて言いますが、これからnoteに書いていくことはすべて僕個人の感想です。

そして今回は一回目なのにいきなりポッドキャストの内側の、それもぐちゅぐちゅとした場所の話をするので、聴く専のひとよりもできればポッドキャストを配信してみたいな、と今少しでも思っているひとにぜひ読んでもらいたい。

ひとはポッドキャスト番組をどういう方法で探すのだろうか。また、どうやって辿り着くのだろうか。大きく分けていくつかある。例えば、

1、友達にススメられて。

2、SNSで番組アカウントに絡まれて。

3、好きなポッドキャスト番組の中で番組名を耳にして。

4、今日観た映画のタイトルを検索してみて。

そして、

5、ランキングから。

まだまだ他にもいろいろあると思うけど、やはり一番多い発見方法は「ランキングから。」だろう。最近は他の配信サービスでもどんどん聴けるようになってきてはいるけど、そうは言っても「Apple Podcastのランキングから」が一番多いはず。実際、僕もそうで。ランキングで知らない面白そうな番組を見かけたらとりあえずチェックするようにしている。

さっき最初の方法に「1、友達にススメられて。」って書いたけどこれは無いなあ。ポッドキャスト聴いてる友達なんて存在しないもんなあ。いたら即親友だもんなあ。そのまま肩組んですたみな太郎とか行っちゃうもん。

で、そのApple Podcastのランキング、ちょっと変わった動きをする。そしてその特殊な動きはなぜ起こるのかということは公式にアナウンスされていない。なので、定期的にチェックしてイキフンで自分で掴んでいくしかない。

その特殊なランキング、一番わかりやすい謎の動きといえば「新しく始めたばかりの番組がいきなりズガーンと上位に食い込んだりする」ことだろう。角界では学生相撲時代に優勝していたり良い結果を出していたら幕下付け出しからデビューができるのだが、そんなレベルじゃなく、ポッ界ではいきなりズガーンと横綱スタートが可能なのだ。だからいきなり横綱ポジションになってしまって「な、何が起こっているの?僕の番組が?これは何かの間違いでは?」みたいな反応をしている新人力士をよく見かける。そういう謎仕様なのだ。

「いや、それはおかしい。私の番組は審査も通ってポッドキャスト登録もされたのに、一切ランキングに載らなかった」という方もいるだろう。

実際、この番組すごく面白いのに載った記憶が無いな、という新番組もちらほら見かける。僕が思うにその新番組の配信者は最低限の努力を怠ってしまったのだと思う。

新番組がランキングに入る方法。それは「購読ボタンを押してもらうこと」に他ならない。エピソードをダウンロードしてもらうこと、再生してもらうことももちろん大事だが、とにかく購読ボタンをポチッと押してさえもらえればランキングの上位に入れる。じゃあ何人くらいに押してもらえれば入れるのか。

5人。

たったの5人でOKだ。

登録したジャンルにもよるが5人程度の「ポチッ」で上位に入れると思う。それも自分のスマホとかPCもカウントしてもらえると思う。もちろん10人、15人がポチればさらに上に、長く居続けることができる。でもとりあえずは5人でも。

そのくらい!登録されてすぐは優遇ポイントがもらえるイメージだ。逆にいうとズガーンからのアピールチャンスはこの一度しか与えられないのでこの期間を逃す手は無い。

なので友達にLINEで「俺ポッドキャスト、、ってかネットラジオ的なやつ始めたから、とりま購読ボタン押しといて」って言って回ればいいだけの楽勝な話なのだ。なの、だが、これが言えない。恥ずかしい。実に超恥ずかしい。そんなの布団に頭突っ込んでギャーってやってバタバタなるやつだ。友達にポの字なんて言えない。言いたくない。できれば周りの誰にも頼らず自然とたくさんのリスナーさんが欲しい。。その方がかっこいいし。。

こんな感じで「新」番組、という輝かしい時期を終えてしまったのではないだろうか。

この「新」番組としてApple様に認識してもらえる黄金期間、いったいどのぐらい頂戴できるのかというと、だいたい7週間から9週間程度。最低でも7週間(49日間)はある。黄金期間が終わると同時にそこから下にガクーンと落ちるのか、ゆるやかに落ちていくのか、その場所にキープできるのか、それはその番組の努力次第ってことなのでしょう。

このへんてこなランキングと黄金期間についてはまだまだまだまだ語りたいことがあるんだけど、さすがに長くなってきたのでまた次の機会に。

最後に、あの甘い蜜をもう一度だけ吸いたくて、の話。

ポッドキャスト番組をしばらく配信してみて、ある程度聴いてくれるひとが付いた状態で、今やってる番組をもう一度「新」番組として始めることができたらランキングの上位をキープできるんじゃないか?そういうヨコシマな思考に辿り着くポッドキャスターがまれにいます。そんな彼らの次の一手は何か。

ズバリ、「リニューアル」だ。

サーバーがいっぱいになったのでリニューアルします、過去のエピソードが表示できなくなったためリニューアルします、番組のタイトルを変えるのでリニューアルします、ホームページをリニューアルするのでリニューアルします。それらしい理由を付けて謎のリニューアルを試みる番組、あれはただもう一度だけ蜜が吸いたいだけなんです。たぶん。たぶんね。

だってハンニバルレクチャーと境目線引で二回もリニューアルした僕が言うんだから。

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