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夢の続きはキミと紡ぐ−4

プレゼンター3人になり、当初予定していた20人規模ではちょっと狭いんじゃないか?わたし1人ならいいけど、プレゼンターが2人、せっかく手をあげてくれたのだから舞台で発表させたいよね、という話が。

でも、もう残り三ヶ月を切っていて広い会場はなかなか見つかりません。

あちこち電話をかけてみたところ、笠間出身の実行委員長ソルティ、ダメ元でトモアに問い合わせてみたら3月31日が確保できたよ!との朗報が。

やった!
・・・でも、100人の集客どうする?

後援取れば学校関係にチラシ撒けるよ。
でもまだ何も実績がないのに、後援なんて取れるの??

「わたしはパソコンもできないしアナログだから、足で稼ぐしかできないから」と後援申請に取り掛かったのは、初日から応援してくれていた女性の方でした。

最初はどうしよう、どうしようと言いながら恐る恐る関わっていたのに、やりとりする中で「教育委員会から〇〇と言われました!」「よし、じゃあその資料を作りましょう!」「持っていきます!」と回数を重ねるごとに強くなってぐんぐん成長していきます。

一滴の水は岩をも通す。

笠間市、水戸市と教育委員会の申請が通り、なんとなんと、難しいと言われていた県教育委員会の後援も勝ち取ってきたのです!

・・・これはいまだにドリプラx劇団で語り継がれる武勇伝。

さて、一方でわたしは【本拠地を作りたい】を深掘りしていく毎日。

自分の作りたい世界ってなんだろうか。
水戸に本拠地を作る。それは変わらない。
各県に本拠地という場所があって、それをつなぐギルドというネットワークがあって、そこで人材や仕事を全国でやりとりできるようにしたい。

例えば、わたしの実家は秋田だから「助けて!」があってもすぐ飛んで行ける距離ではない。
そんな時に、秋田にある本拠地のギルドメンバーがわたしの代わりに「助けるよ!」と駆けつけられたらいいのにな。
逆に、茨城から県外に出て行ってしまった人も「実家の親の様子を見に行って欲しい」と依頼したら近くにいるギルドメンバーが「わたしがいくよ!」と行ってくれたら安心だろうな。
そして、その感謝は助けてくれた人にじゃなくて、自分が住んでいる土地の手助けになっていくといいのにな。

住まいが変わっても、どこにいても繋がる巨大な全国ネットワーク。本拠地。
空き家対策、少子化問題、働き方、コミュニティ。
これらは全国どこでも起こることだから、その情報や人材をみんなで共有できたらみんなで解決していけるんじゃないか。

そんなことを少しづつ、パワーポイントで作り込んで行き、事業計画は少しづつ厚くなっていきます。

ある日、その構想をとあるメンターに見てもらう機会が訪れました。
そう、世界大会でもコメンテーターを務めるほどの、今でもお世話になっている方が来てくれたのです。

〇〇ドリプラというものを最初にうちの地域に持ち込んだ人。
常に人の支援を続けていて、様々なプロジェクトを立ち上げて育成の場を作ったり学ぶ機会を作ったり活動の場を作ったりしているすごい人!

その方にドリプラを自分たちでやること、そして本拠地というこういう構想を考えているということを相談すると
「これはブロックチェーンの仕組みだね。まだやっている人もいないし、新しすぎて他の人の理解はなかなか得られないかもしれない」
という言葉が。

なるほど・・・うまく仕組みが回る方法が考えつかなくて悩んでいたけど、これは新しいしくみなのか。
そしたら、思いつかないのも無理はないのかもしれない。
じっくり、時間をかけていくしかないのか。

悶々としていた気持ちが晴れて、本拠地の仕組みは一時保留にし、まずはドリプラの大会を成功させなくては!と再び動画に向き合うのでした。

茨城県水戸市にて2007年から個人事業に従事、2015年に独立。2021年にsoratobunezumi合同会社で法人化 4人の子育てをしながら泥臭く歩いてきたから分かることを発信/ 肩書なくつながるコミュニティスペース「本拠地」と「本拠地ギルド」の生みの親