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夢の続きはキミと紡ぐ−5

動画作成は、ただ写真を並べて良さそうな動画にするだけではダメなのだ。

その前に、自分の深掘りをするために自己対話の時間が100日のほとんどと言ってもいいくらい、ずーっと自分と向き合う。

私の場合どうして本拠地を作りたいと思ったのか?その対象は誰?で悩んでいて、クラウドファンディングの方では「子育て中のママさんが夢を諦めないでいい場所をつくる」を掲げて進めていたが、私が救いたいのはママさんだけではない。

これから夢に向かう若者、そして今悩んでいる同世代の独身の人たち。
ただ、本拠地のやりたいことを話したときに一番自分の環境に近く、思いが伝わりやすいのはやはり同じ環境にあるママさんであることは確か。

動画は10分しかないので、自分の人生と重ねて一番響くところ(一番落ちたり上がったりしたところに焦点を当てる)とリンクする必要がある。

実は、女性が苦手な私(笑
団体で居られると居場所がないと感じてしまい、なかなか輪に入れない。

そんなんでよく女性限定の交流会が開催できたね、と思われるかもしれませんが、自分のペースで行けるところは問題ないのだ。
誰かのフィールドがあって、そこに入っていくのが超絶苦手。
蛇のように草陰に隠れて様子を伺ってしまうので、それがすごくストレスになる。

でも、動画を作るにあたって同じような子育てママさんに登場してもらわなくてはいけない・・・
そこで、声をかけたのが12月に開催した紡∞交流会に来てくれたママさんだった。

「動画に出てくれませんか」なんて怪しい誘いだったのにもかかわらず、お子様と協力してくれた。
動画の舞台となるお店を空き店舗(旧 本拠地)を使わせてもらい、しかも鍵を開けてくれた方も出演してもらって、以前講座に参加してくれた女性の方にも主人公との絡みをやってもらい・・・という、かつてないほど周りを巻き込み、動画が完成していった。

ドリプラの動画の作成は、自分1人ではできないようになっている。

それは、こうやって自分と関わる人を増やしながら応援者を増やしていくという輪作りも兼ねているから。
1人でやろうとすると失敗するようにできている。

でも、この仕組みって夢を叶える最速の方法なんじゃないかと思う。
自分一人で進めようとするとエゴになる。
叶ったとしても、継続が難しい。

だけど、ぶつかりながらも誰かと進んでいくと、その夢は自分一人のものではなくなる。誰かの夢と重なり、時にはくっついたり離れたりしながら大きな輪になって、途切れることなく続いていける。

小さくても大きくても、認め合うことで応援し合いながらみんなで育っていけたら、そんな土台があったら子供が夢を見ないなんて悲しいことにはならないはず。
日本は発展途上国なのに幸福度が低い、というのはよく聞く話ですが、金銭的に豊かだからと言って幸せとは限らない。夢が叶うとも限らない。

結局、環境や人のせいにしているうちは叶わないんだな。といろんな人を見るうちに思う。
ドリプラでよく言われる「自立型人材」は自ら動ける人を指す。

ただ、どうしても環境を選べない時だってもちろんあります。親、環境、自分ではどうにもならないこともある。

そんなときには誰かの手が必要で、そんな手が差し伸べられる人でありたいと思うし、そんな場所を作っていきたいと思っている。

茨城県水戸市にて2007年から個人事業に従事、2015年に独立。2021年にsoratobunezumi合同会社で法人化 4人の子育てをしながら泥臭く歩いてきたから分かることを発信/ 肩書なくつながるコミュニティスペース「本拠地」と「本拠地ギルド」の生みの親