少し前にJALさんのアマビエジェットとJTAさんのジンベエジェット、ANAさんのフライングホヌ 、Boeing社のドリームリフターについて書いて以来の飛行機ネタ、今回はBoeing787・ドリームライナー初号機のお話しです。

中部国際空港 セントレアにあるBoeing787は 過去に空を飛んでいた実物の飛行機、記念すべき初号機ZA001です。ボーイング社が787型機を設計し2009年に６機を初製造、そのうちの１機 ZA001の初フライトは2009年12月15日、それから様々な試験飛行を繰り返し最後のフライトは2015年6月22日、中部国際空港へ到着してその役割を終えました。ZA001は中部国際空港へ寄贈され、新たな展示施設「FLIGHT OF DREAMS」に格納、施設は2018年10月12日にオープンされ、今も飛んでいた時と同じ姿を間近で見ることができます。

中部国際空港の第２ターミナルに併設された「FLIGHT OF DREAMS」、第１ターミナルから少し離れていますが動く歩道で繋がっているので便利です。

ラストフライトを終えたB787を滑走路からココまで移動させ、展示施設を作る作業が大変だったのだそう。900mの距離をバラさずに移動!!! しかも施設は骨組みの状態で飛行機を格納、その後 壁を作り施設を仕上げるという...飛行機の展示施設の組み立ては想像を絶します。

B787を間近で見れます。大きくて迫力満点！ このデザイン、クジラのお腹を連想してしまうのは私だけでしょうか...？

この展示場内、オープン当初から３０分ごとにチームラボさんのプロジェクションマッピングのショーが行われていましたが、残念ながら2021年3月末で終了したようです。展示場内とB787に投影され流れていく光の花や星...時間を忘れて幻想の世界に浸ってしまう、とても素晴らしいショーでした。まさか終了すると思っていなかったので、もっと見ておけばよかったと悔やまれます（涙）

この施設内にLUXURY FLIGHTさんの運営するフライトシミュレーターがあり、昨年の夏頃にBoeing787の操縦体験しました。

何度見てもカッコイイ、B787 コックピット。展示のB787・ZA001ではなく、LUXURY FLIGHTさんのフライトシミュレーター内部です。

インストラクターさんとパチリ。機長さんと同じ操縦を体験、上空でオートパイロットoffからの操縦桿を握って着陸...いやぁー、難しいっ!!!!!（叫） パイロットさんを心から尊敬いたします。。。

羽田空港のB737MAXのフライトシミュレーター操縦体験も記載していますので、よろしければこちらの記事もどうぞ。

【#１０ 飛行機note】フライトシミュレーター

施設の１FにあるBOEING STOER、こちらもLUXURY FLIGHTさんの運営です。2021年4月から施設１Fを改装中とのこと。行かれる際は営業のご確認を。

FLIGHT OF DREAMS ←クリックするとサイトへ

LUXURY FLIGHT ←クリックするとサイトへ

最後に...Boeing787の初号機６機のその後、ZA001は中部国際空港に、ZA002は米アリゾナ州ツーソンのピマ航空宇宙博物館に、ZA003はシアトルの博物館に展示され、ZA006は改装されてメキシコへ売却、同国の政府専用機にとWEBサイトの情報でした。ZA004とZA005は不明ですが、この６機あって今のBoeing787があり、これからも少しずつ改良を繰り返し、その名前の通り夢を形にしながら一層素晴らしいDreamlinerになっていくのだと思います。