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必然のセカンドキャリア

私、アロマセラピストをする前は、リクルートという会社で大学の研究者が発見した発明した成果を「特許化」し、企業にライセンスする「橋渡し」のような仕事をしていました。
なので、知的財産権については詳しいです。
そして、その前は、リクルートと介護ビジネス会社のコラボカンパニーで、医療機関における高齢者サービスのビジネス化のお手伝いをしていました。
なので、介護ビジネスについても詳しいです。
そして、その前は、リクルート創始者の江副浩正氏の下で、不動産会社の採用の仕事をしていました。主に新卒採用です。1年12ヶ月、毎月20名以上と面接をし続けていました。
だから、人事が採用面接で見る視点や学生のどの点を評価するべきかは詳しいです。
その前に入った会社は、新卒で入社したリクルートの100%子会社だった現在のザイマックスという会社。商業ビルの賃貸、転貸、売買に関わっていました。もちろん宅建も持っています。
だから、不動産にも詳しいけど、法律に詳しいです。

振り返ると、結構いろんなことを学ばせてもらっています。
今の仕事には、全く関係がない!と、思われるかもしれませんが、そんなことはないのです。

最初の不動産ビジネスは、「マネタイズポイントの見方」を学び、当時不動産犯罪が多かったため、ビジネスをする上で法律(民法、刑法、不動産取引法など)を毎回慎重に調べる癖がつきました。
この経験で、その後どの仕事をするにも「まず業界の法律を知ること」が仕事の理解を早めることを知りました。

新卒採用の仕事は、人を見る目が養われました。わかると思いますが、採用面接では「仮面を被る人」「猫をかぶる人」がたくさんいます。
それを見抜く方法などカウンセリング力が身につきました。
そう、この仕事をしながら、副業で「カウンセラー」をやっていたのです。

この会社では、リクルートの創始者である江副氏と話す機会が多く、彼のビジネス理念にはとても感銘を受けました。基本的に温厚で穏やかな人ですが、突然キラッと鋭いことを言ったり、したりする「機微」に経営者の本質を見た気がします。自分が経営者になってみて、ますます彼の偉大さに気付かされます。

ここの仕事は、とても楽しく、正社員ではなくいわゆるパートだったにも関わらず、破格の給料をもらっていました。
今考えるととても贅沢なことですが、20代だった私はどんどん給料が上がり、期待値が上がることに耐えられなくなってしまいました。

次の仕事は、現在はリクルートを離れていますが、藤原和博氏と言うこれまたリクルートではカリスマ的存在だった人が、「高齢者ビジネスにテコ入れ!」と始めた新規事業のお手伝いでした。
どう言う経緯でそこに入ったのか忘れてしまったのですが、前の仕事を辞めて時間があるし、特に興味があるわけではないけどやってみた。と言う感じ。
介護保険が始まる前のことで、これから「介護保険とやらが始まるので」と言うタイミングで始めた事業でしたが、結論から言うとこの事業は頓挫しました。
しかし、ここでも藤原和博と言うとんでもないインフルエンサーと、コラボしていた会社の社長春山満と言うとんでもないフィロソフィーと出会い、生きることは「必死」である、と言う当たり前のことを学びました。
なんとなく入った会社が、今の私の哲学の原点を作っているようです。

春山さんをご存知ない方には、ぜひこの中の一冊でも良いので読んでもらいたいです。私がこの人の影響を受けていることがよくわかると思います^^

最後の知財の仕事は、リクルートの中の新規事業だったので、とにかくビジネスにするまで、形にするまでの苦難を乗り越えました。
これまでの仕事は、既にできていることを「役割」として担うだけでしたが、自分の仕事を0から作る、お金を0から作る、と言うことの苦労と面白さを味わいました。
ただ、ここでまた「自分への期待値」に耐えられなくなって、メニエルを発症するのですが・・・

と、ここまで私自身のキャリアを振り返り、脈絡のない仕事人生のようでいて、ちゃんとお膳立てされて、今の仕事があるんだな〜、と思います。

”アロマセラピーで起業”という「セカンドキャリア」は必然だったのです。

ちなみに、私が経験してきた職種は
・営業・総務・人事採用・経理・企画・マーケッター
と、ほぼ全面的に携わっています。これもありがたいことです。

人生100年と言われて久しいわけですが、50代と言うと、まだ半分です。
そして、これまで生きてきた年数とほぼ同じくらいの「人生」がこの先も残っっているのです!!

そう思ったら、このまま萎んでいるわけにはいきません。

  • 今の仕事が定年になったら

  • 子育てが終わって母親の仕事が終わったら

  • 親の介護が落ち着いたら

どうする?どうやって生きますか?

次の人生、次のキャリアを考える時期かもしれません。
これまでの職歴を振り返ってみて、自分が何を学んできて、何を大事にしてきたのかを知ると、次のキャリア、次の人生が見えてくるかもしれません。

ずっと専業主婦だった。と言う人も、同じように子供や夫のターニングポイントなどがあったはず。
真剣に向き合ってきたことがあるはず。その中で得た経験が必ずあるはずです。
誰よりも秀でている。と言う必要はないんです。
自分が向き合ってきたことが、自分にとって、大きかった、怖かった、楽しかった、尊かった。と思えばそれが全て「キャリア」になっているはずです。

何もなく50歳になっている人はいないでしょう。

棚卸しをしてみませんか?

そこからあなたのセカンドキャリアが始まります。

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