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【10/20代男女対象】旅行・旅行アプリに関する調査。「全国旅行支援」の影響は?

10代、20代の男女1,301名を対象に「旅行」に関する調査を実施しました!

また、今回はアプリ分析メディア「App Ape Lab」との共同テーマ調査記事ではApp Ape のアプリデータより、旅行系アプリ動向をご紹介します。調査の結果をご覧ください!

旅行の状況

まず、2022年の旅行に関して調査を行いました。

時期を3つに分けて、2022年の上半期、そして下半期を夏のシーズンと冬のシーズン(未来軸)で比較しました。

■2022年1月〜6月末に宿泊を伴う旅行に行った割合
 20代男女:49.2%
 30代男女:55.5%
■2022年7月〜9月末に宿泊を伴う旅行に行った割合
 20代男女:58.0%
 30代男女:63.5%
■2022年10月〜12月末の間に宿泊を伴う旅行に行った/
 (アンケート実施時)行く予定がある割合
 20代男女:47.9%
 30代男女:58.1%

全体では、20代は半数程度が「旅行に行った」と回答し、30代は20代と比較して全てのシーズンにおいて「旅行に行った」と回答した割合が高い傾向が見られました。

そして、全国旅行支援が始まった10月以降で、「旅行に行った」と回答した人に、国内/海外の旅行どちらに行ったか(複数回答可能)を聞きました。

新型コロナウイルス影響で、渡航に制限のかかる国や地域があったことからも国内旅行を選択した人が多い様子が伺えます。

20代ではおよそ3割、30代も2割程度が全国旅行支援開始以降に「国内旅行へ行った」と回答しました。

「全国旅行支援」の利用について

続いて、全国旅行支援について調査を行いました。

全国旅行支援とは
旅行代金の割引と地域クーポンを付与する”全国を対象とした観光需要喚起策”です。近隣県を対象とした旅行支援範囲を拡大し、国内在住者を対象として始まった施策です。本割引を受けるには、免許証などの本人確認書類などに加え、ワクチン接種歴の証明、または PCR検査等の陰性結果の証明が必要となります。2022年10月に開始、現在は期間の延長が発表されています。(*2022年12月現在)

「国内旅行へ行った」と回答した人に利用の有無を聞いたところ、「使った」と回答した人は、およそ6割弱となりました。

旅行のときに利用するサービス・アプリは?

次に旅行の際の、宿泊施設や移動手段の予約方法を聞きました。
(国内外問わず「旅行に行った」と回答し、「自分以外の宿泊者が予約した」と回答していない予約者対象)

最も多かったのは「インターネット予約(Web)」で、次いで多かったのは「インターネット予約(アプリ)」となりました。

そこで、予約方法で第1位となった「インターネット予約(Web)」と回答した人を対象に利用した宿泊・旅行関連の予約サイトを聞きました。

【インターネット予約(Web)利用サイト】
20代男性
 1位 楽天トラベル
 2位 じゃらん
 3位 トリバゴ
20代女性
 1位 じゃらん
 2位 楽天トラベル
 3位 Booking.com
30代男性
 1位 楽天トラベル
 2位 じゃらん
 3位 トリバゴ
30代女性
 1位 楽天トラベル
 2位 じゃらん
 3位 一休.com

いずれの年代でも「楽天トラベル」と「じゃらん」が上位を占めました。3位以下では男性からは「トリバゴ」、20代女性は「Booking.com」、30代女性では「一休.com」がランクインしました。

全国旅行支援割の影響は?アプリデータから見る旅行への影響

フラーのデジタルノート記事「コロナ5類へ。旅行アプリの利用はコロナ前の水準に戻っているのか?」によると、Googleマップの月間平均DAUでは、緊急事態宣言に伴い2020年5月に底を打った後、コロナ前の8〜9割ほどの水準で推移していました。

潮目が変わったのは2022年3月で、それ以降は前年同月はもちろんのことコロナ前の水準を上回るペースで利用が伸びました。

さらに、全国旅行支援が始まった22年10月11日、旅行カテゴリーで全国旅行支援の対象となる宿泊施設や旅行商品の予約機能を有する旅行系アプリの日間利用者数(DAU)は軒並み急伸。

全国旅行割開始日の2022年10月11日に最も利用された旅行予約系アプリは「楽天トラベル」で、DAUは直前の4倍に増え、過去最高を記録しました。

上記のデータからも、コロナとの向き合い方の変化に加え、2022年10月より開始した「全国旅行支援」をきっかけに、旅行への関心度が高まり、アプリ利用率や使用率にも大きく反映されていることがアプリのデータやアンケートデータから垣間見ることができました。

さらなるアプリデータの詳細はこちらをご覧ください。

■フラー「フラーのデジタルノート」
新型コロナウイルス「5類」移行へ。旅行アプリの利用はコロナ前の水準に戻っているのか?

旅行先はどうやって決める?

次に、旅行先の決め方について聞きました。

いずれかのSNSを利用している人を対象に、「旅行先を決める時に利用した、もしくは旅行情報を見たい時に見るもの」を聞きました。

旅行の際に参考にするものは、性別や年代で差異が見られました。
まず、20代の男性では「本・雑誌」がランクインしました。20代の女性では「SNS」の割合が他年代に比べて高い傾向が見られました。

30代男性では第1位「TV」で42.0%となり、30代の女性は分散して多方面から情報を収集している様子が伺えました。


コロナ禍の旅行、気をつけていることは?

コロナ禍において旅行に行くことについてどのように感じますか?と聞きました。多く回答があがったので、一部をご紹介します。

・車で移動する、人混みに行く時はマスクする 消毒をこまめにする 感染対策がバッチリなところに行く(29歳男性)
・感染対策を講じた上で行くことに関しては問題ないと認識している。(21歳男性)
・多少の罪悪感は感じるが、対策をして楽しんでいる(25歳男性)
・マスクや消毒、人との距離を保つことを意識している(29歳女性)
・国内の近場で安全なところだったら行っていいと思う(22歳女性)
・対策をしていれば問題ないと思う、むしろ旅行することで経済が回ったり、人々もリフレッシュできる(23歳女性)
・最初の頃は控えていましたが、今は気をつけながら対策をして行っています(36歳女性)
・人数制限などないかよく調べること(39歳女性)
・もうそろそろ旅行に行きたいという気持ちが強まっている(29歳男性)
・対策をしてなるべく混んでいない平日に行くようにしている(28歳女性)
・コロナ対策のされている宿泊施設を選ぶ(29歳女性)
・感染リスクがあるため控えている(31歳男性)
・国内中心、マスク・ワクチン接種などの対策は万全にする(35歳女性)
・なるべく人と接しないよう対策されている所を選ぶ 土日をずらす(35歳男性)
・ワクチン接種を受け、密集を避けて、感染対策をしっかりとしていればよい。(27歳男性)

回答からは年代を問わず「自分で対策をしていく」「対策されている施設を選ぶ」「消毒やマスクを徹底する」など、対策を講じた上でなら旅行すること自体には問題がないと考えている声が散見されました。

一方で「まだ旅行に行くのは怖い・控えている」という意見もありました。

まとめ

以上、20代・30代対象の「旅行に関する調査」をお送りしました。

Writer :橿村芽久未(・L・)

--- 調査概要 ---
期間:2022年12月20日〜12月25日
対象:男女 / 20歳〜39歳 / 1,301名
運営:株式会社テスティー
姉妹サイト:調査メディア「TesTee Lab」
データ提供:フラーのデジタルノート
共同テーマ記事:「フラーのデジタルノート」
「新型コロナウイルス「5類」移行へ。旅行アプリの利用はコロナ前の水準に戻っているのか?」


*本調査結果から、内容を転載/ご利用いただく場合は、「株式会社テスティー調べ」の表記をお願いいたします。

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