今回は女子高生306名、社会人の20代女性303名を対象に、SNSと写真について調査しました。

利用SNSや写真をアップする理由、SNSきっかけでの消費経験など調査の結果をご覧ください！

JKとOLのカメラ撮影利用事情

まず、女子高生(以下、JK)405名、社会人の20代女性(以下、OL)422名を対象に「スマートフォンで写真撮影をしますか？」と聞きました。

「写真撮影をする」と回答したのはJKの75.6%、OLの72.7%となりました。

続いて、「よく撮影するものはなんですか？」と尋ねたところ、年代で差が出ました。

JKは「自分と友人」が最も多く75.6%、OLは「食べ物・飲み物」で52.1%となりました。
また、JKは「自分(セルフィー)」が26.4%で5位にランクインしました。

動画撮影と利用SNSの関係

続いて「スマートフォンで写真撮影をする」と回答した人を対象に、写真以外に撮影するものを聞きました。

【写真以外に撮影するもの】
JK
　短尺動画　　　　65.3%
　長尺動画　　　　34.0%
　この中にはない　21.5%
OL
　短尺動画　　　　45.2%
　長尺動画　　　　33.7%
　この中にはない　32.3%

写真撮影するJKの6割以上が短尺動画(〜15秒以下)を利用していることが判明しました。

そこで、利用しているSNSを聞きました。

JKはInstagramの利用が約8割、TikTokも3割以上が利用していると回答しました。TikTokやInstgramのストーリーズなどの短尺動画は若年層と相性が良いことが伺えます。

一方、OLはInstagramの利用率が約6割、Facebookが約3割となりました。

SNSきっかけの商品購入経験は？

次に、SNSがきっかけで商品を購入したことがあるかを聞きました。

JKの71.0%、OLの55.8%が「SNSがきっかけで商品を購入したことがある」と回答しました。

そこで、どんなものを購入したことがありますか？と尋ねたところ

JK、OLともに第1位は「食べ物・飲み物」、「洋服・服飾品」、「美容・コスメ」の順となりました。順位は同様だったものの、全体的にJKの方が購入経験の割合が高い様子が伺えます。

そこで、誰の投稿に影響を受けたか聞きました。

【誰の投稿を見て購入しましたか？】
JK
1位　芸能人・インフルエンサー　51.6%
2位　ブランド・お店　　　　　　44.2%
3位　友人・知人　　　　　　　　40.5%
4位　フォローしている人　　　　30.2%
5位　広告　　　　　　　　　　　23.3%
OL
1位　芸能人・インフルエンサー　42.0%
2位　ブランド・お店　　　　　　40.8%
3位　友人・知人　　　　　　　　38.5%
4位　フォローしている人　　　　27.8%
5位　広告　　　　　　　　　　　17.2%

JK、OLともに最も影響を受けたのは「芸能人・インフルエンサー」となりました。続いて「ブランド・お店(のアカウント)」、「友人・知人」となりました。

「フォローしている人(直接の友人以外)」にも約3割が影響された経験があると回答し、「広告」は2割程度に止まる結果となりました。

購入した商品をSNSにアップする？

最後に、購入した商品をSNSにアップするか聞きました。

「(SNSに)アップする」と回答したのは、JKで66.3%、OLで54.1%となりました。

そこで、どうしてSNSに購入商品をアップするのかを聞いたので、回答の一部をご紹介します。

【SNSに購入商品をアップする理由】
美味しかったものを共有したいから(16歳女性)
みんなにシェアしたいと思ったから(16歳女性)
思い出に残す フォロワーを増やすため (17歳女性)
買ったアピールしたいから(28歳女性)
写真付き日記みたいなもの(25歳女性)
自分の記録用(28歳女性)
商品の魅力をフォロワーに伝えたいため(25歳女性)

「自分のための記録用」、「共有・シェア」のというキーワードが多く挙がりました。

番外編「スクリーンショットについて」

自分の見ている画面をアルバムに保存できる「スクリーンショット(以下、スクショ)」の利用経験を聞きました。

「スクショを利用したことがある」と回答したのは、JKの95.0%、OLの89.4%となりました。

どんなものをスクショするのかを聞いたので回答の一部をご紹介します。

【スクショするもの】
トーク ゲームデータ クーポン画面(18歳女性)
トーク画面 壁紙にしたいと思った画像(16歳女性)
トーク画面 いいと思った画像 動画のいい部分(17歳女性)
かわいい服 トーク画面 友人のストーリー 会員情報(16歳女性)
いきたいと思った所 美味しそうな物 トーク内容 契約内容(26歳女性)
トーク画面 欲しいなと思った洋服や小物 行きたい場所(29歳女性)
洋服 画像保存できない物 食べたい物(25歳女性)
通販の振込先 電車の時刻表 レシピ ファッション(27歳女性)

ほとんどの人から「トーク画面」という回答が挙がりました。他にも「画像保存できないもの」や「欲しいもの」、「電車の時刻表」や「予約画面」など、メモ的な要素でもスクショを利用している様子が伺えました。

あとがき

以上、SNSと写真撮影に関する調査をお送りしました。

調査の結果を見る限り、やはり短尺動画は若年層世代に親和性が高いことが伺えました。

ちなみに、筆者も最近TikTokデビューしました！(27歳デス)

何が面白いって、音楽をつけるのがとても面白いです。自分の知らない曲が多用されていて短尺のSpotify(プレイリスト公開機能)のようです。

また、結果の中で面白かったのは「商品の購入経験」です。

広告きっかけでの購入は2割に留まったものの、「芸能人・インフルエンサー」「ブランド・お店」アカウントの発信では4割以上が商品購入のきっかけとなったと回答しているのは興味深い結果だと思います。

好きな人や好きなブランドの発信はきちんとチェックしていて、購入契機となっていることが伺えました。

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Writer 　：小林(･L･)
Designer：Maly.y
--- 調査概要 ---
期間　：2019年7月12日
対象　：15歳〜18歳(高校生)306名、20歳〜29歳(社会人)303名/女性
運営　：株式会社テスティー
姉妹サイト：若年層調査メディア「TesTee Lab!」