見出し画像

褒められたら素直に「ありがとう」と言えるようになりたい

人から褒められて、素直に「ありがとう」と言える人は素敵だなと思うこの頃。

人の良いところを見つけて、それをさりげなくその人に伝えられる人もまた素敵だ。

なるべく自分に否定的な声掛けをしないようにしよう、と決めてから、人から褒められた時にまず「ありがとう」と言えるように練習しているのだけど、これがなかなか難しい。反射的に「そんなことないです、云々」の言葉が先に出てしまう。子供の頃から身に付いた習慣というものはそう簡単には変えられないんだなとしみじみ感じる。

うちの母は、「褒められるとバカにされたのかと思う」とのたまうぐらいひねくれた考えの持ち主なので、幼い頃から親に褒められることはほとんど無かったように思う。(褒められるようなこともあまりしてなかったけど。)例外は祖父母で、さすがに孫は可愛いのだろう、時々褒められた時には、嬉しくてちょっと気恥ずかしくて照れた記憶もある。この少しの褒め体験のお陰で私は極度のひねくれ者にならずにすんだのかもしれない。しかし、普段から褒められ慣れていないので、たまに褒められると、どう反応して良いか分からなくなったり、ついつい「そんなことないです、私は~(以下、否定的な言葉が延々続く)」と激しく謙遜してしまう。考えてみれば、極端な謙遜って、自分のことを否定しているのはもちろん、相手のことも否定していることになるなぁ、とふと思った。

取りあえず先に出てくる謙遜の言葉が止められないので、その後に、「ありがとう」と感謝の気持ちを付け加えることから始めようとしている。それから、徐々に謙遜の度合いを軽くして、感謝の気持ちと、あなたのお陰で嬉しい気持ちになったよ、と言うことも伝えられると良いなと思う。嬉しい気持ちを貰ったら、相手にも嬉しい気持ちをお返ししたい。そうしたら、相手も私も嬉しい気持ちになって、それをもっと周りに広めたくなっていく気がする。嬉しいの連鎖だ。

もちろん、心にも思わないことを相手に言う必要はないけれど。ただ自分の中にプラスの気持ちが沸いてきたらそれを素直に表現すれば良いだけ。

中には明らかなお世辞を言ってくる人もいるだろう。その時も出来るだけニッコリ笑顔で「ありがとう」と言えるようになりたい。そしたら相手は、お世辞も分からないバカな人だと私のことを憐れむかもしれない。でも、その時相手はマイナスの気持ちでいて、一方私はプラスの気持ちでいる(はず…)。相手がどうあれ、私はプラスの気分を選ぶ。それでいいんじゃないかと思うのだ。私の世界は私が作っているのだから。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?