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ブルーノマーズ2024東京ドームライブ感想

生まれて初めて外国人アーティストのライブに行った
最後列から2列目のド天井の座席であったが、
衝撃を受けて帰ってきた。
めちゃくちゃ楽しかった、最高だった。
オペラグラス越しにブルーノマーズを見て感じたこと、
考えたことなど。
お時間ございましたらどうぞ


本物のスーパースター

「ホンモノ」と言ってしまうと、
じゃあオマエがこれまで見たことあるアーティストはみんなニセモノってことか!?みたいになりかねない表現である。

でも、じゃあ、あんたこそブルーノマーズ見たことあんのかよ!?とついケンカ腰になってしまうくらい良かった。

単純に私がブルーノマーズが好きだからなのかもしれないが……

だって現代日本に生きてて、ブルーノマーズの曲を聴いたことない人っているのか!?多分いない。いや、探したらいるかもしれないけど。

記念すべき一曲目は24K Majicからだ

このあともド定番の大ヒット曲がずっと続く。

イントロがかかるたび、海外のスマブラの新規キャラ追加に狂喜する海外ユーザーみたいなテンションの上がり方をしてしまう。いや、そこまでではないかな?でも、ヤベー!!ってなる。

ステージのレイアウトや演出などはかなりオーソドックスだった。
例えば昨今K-POPのMAMAなんかすごい豪華だし、日本のかつてのジャニーズもトロッコに乗ったりクレーンに乗ったりワイヤーで吊るしたりととにかくド派手だった。

ブルーノ・マーズのステージはそういった凝った演出は何も無い、ミニステージも花道すら無い、ドシンプルな配置だったのに、非常に満足度と充実感があった。

それとはひとえに、ブルーノマーズのスター性によるとしか言いようがない感じだった。

ブラックミュージック、アメリカ音楽


なんかこう、音楽の重要度が社会の中でものすごく高い文化の中で産まれた音楽という感じだ。
ブルーノマーズの楽曲というのは。

このへんの背景や歴史には本当に疎いのであまり触れないでおくが、
身体の奥からダンサーの遺伝子が呼び起こされる感じがするというか。
我々日本人にとって音楽といえば長唄で、本来、能のリズムでスサスサ踊る民族であるはずなのに(それはそれでクールだが)ブルーノマーズの曲が流れるとフォー!と音楽的なルーツを異にする民族のはずなのに「魂」が呼応する感じがする。

まあ私がブルーノマーズの曲が好きというだけのことなのかもしれないけど……

また、バックのコーラス、バンドメンバーの多くが黒人であり、産まれながらにして音楽に秀でている者たちという感じがした。

そういう、世界的なクオリティのミュージシャンの奏でる音楽にダイレクトに触れるとどうなるのか?

なんというか、ここは東京都の水道橋のはずなのだが、ニューヨークに生まれて初めて連れて行かれた田舎者みたいな気持ちになった。

オシャレすぎて気後れするというか……

ブルーノマーズの人柄


snsで話題になったこちらの投稿

めちゃくちゃハシャいでいる。

他にもライブ中にデカい日の丸を背景に歌ってくれたり、SNSでも話題になっているが、なぜかAKB48のヘビーローテーションをカバーしたりもしてくれた、ハワイ生まれの親日家としても知られているブルーノ・マーズ。

前回来た時もアメリカの大スターが東海道新幹線に普通に乗っている動画を上げていたが、なんかこう、粋だなと。
まぁ、なんかの打算があるのかもしれないが……

自分が他所の国に行った時に、ここまでその国のこと大好き❤ムーブをかませるのか?とはちょっと考えた。

ブルーノ・マーズだからというのもあるのだろうが、やはり海外から来た客人が、私の故郷の国である日本を愛してくれたり、楽しんでくれると嬉しい。

私は海外旅行の経験がないのだが、
もし海外に遊びに行けることがあったら、その国のことを好きになろうとしたいなと思った。
当たり前といえば当たり前のことだけど。

散々褒めちぎってしまっているが、
ブルーノ・マーズだって同じ人間なんだし、後ろ暗いところもあるはずだ。

しかし彼のオープンなマインドには見習いたいなと思った。

客層が金持ちそうだった


身もフタもない話だが客層がお金持ちそうだった。

それもそのはず、ステージ最前の座席は128000円する。
最前エリアにしても38000円だ。
どちらもさらに手数料がかかる。手数料は1630円だ。

この時ばかりは私の家系が資産家でないことを恨めしく思った。

仕方なく身の丈に合ったA席にしたが(それでも手数料を入れたら13430円だ)、まぁ遠かったものの、見えはしたので良しとする。

それにしても一番座席数の多いS席で20000円程度であり(手数料含む)
最低金額のB席でも手数料入れたら一万円を超える。当然お金持ちでないと入れないのだ。

客層としては心身が健康そうで裕福そうな40〜50代が3〜4割くらい、
同じく心身が健康そうなオシャレな10〜30代が4〜5割くらい、たまに高齢者やお子様もいるという感じ。
男女比は男性:女性で4:6といったところだ。

前回の来日の時は日本の芸能人、セレブたちがこぞって見に来ていたが、今回は特に芸能人と鉢合わせることはなかった。

元気になった


両隣のお姉さんたちにしたたかぶつかりながらライブの間中、全力で歌って踊った。

前日まで腰痛がありライブ参加自体も不安だったが、
踊っているうちに気がつくと身体が軽くなっていた。

好きなアーティストのライブとはいえ、長いと途中で飽きたり疲れたりするのものだが、ブルーノ・マーズのライブの時間は終始ずっとキラキラしていて居心地が良く、東京ドームの子供用みたいな窮屈な座席に押し込められているにも関わらず、終わらないでくれ!と思った。

日本のCMに起用されたことがない曲がないくらいのメガヒット曲ばかりやったからかもしれないが、会場全体の合いの手や掛け声もカンペキで、たいへん気持ちよかった。

あ〜〜もう一回行きたいな

ていうか最前列の128000円て別に高くないんじゃね?みたいな気がしてきた。

東京にいながらにしてアメリカスーパーボールハーフタイムショーのパフォーマンスが最前列で見られるんだから、安くね?

いや、高いか……?
いや、安い。
う〜〜〜〜ん
(価値観の崩壊)

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