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【資格情報】ITIL 4ファンデーション資格概要・受験方法

某外資系企業でITコンサルとして働いている花子(仮名)です 。

先日ITIL4ファンデーションを受験したのですが、受験手続きに少々手間取ったので、今後受験を検討されている人向けに、試験概要・受験方法をまとめました。


ITIL4概要

ITIL4って何?

受験方法・対策tipsに入る前に、そもそもITILってなに?美味しいの?という方々向けに、ITILの概要を説明したいと思います。

ITILとは、'Information Technology Infrastructure Library'の略称で、ITサービスマネジメント(ITSM)のベストプラクティスに関する世界共通のフレームワークです。
初版は1980年台にイギリスで誕生し、技術やビジネスの変革にあわせて、2000年にv2、2006年にv3と改訂が行われ、2019年に現時点(2023/10時点)の最新版であるITIL4('ITIL v4'ではないです)がリリースされました。

ITIL4研修・資格体系

ITILの資格は大きく以下の3段階に分かれています。
① ITILファンデーション
② ITLプラクティスマネージャー/ITILマネージングプロフェショナル/ITILストラテジックリーダー
③ ITILマスター

① ITILファンデーションは資格試験に合格することで取得できます。
② ITLプラクティスマネージャー(PM)/ITILマネージングプロフェショナル(MP)/ITILストラテジックリーダー(SL)は、モジュールと呼ばれる研修を受講することで取得できます。ただし、②を取得するためには、①に合格している必要があります。
③ ITILマスターは、②の3つの資格すべてを取得することで取得できます。


ITIL4資格体系

※ 引用元は↓です。

ITIL4の資格を持っていると何がいいの?

ITIL4の資格取得のメリットとして、個人的に重視しているのは、海外で通用するIT資格であることですね。
ITILのフレームワークは、日本でこそあまり活用されていないようですが、国外だと某大手音楽配信企業で大々的に活用されているなど、広く認知されています。
職種や資格のレベルにもよりますが、レジュメに記載することも可能です。そのため、外資系企業や海外での就職を志望している人には、持っていて損はない資格だと思います。(花子が務める某外資コンサルでも、この資格を持っている人結構見ます)
あとは、フレームワークというだけあって、日々ITコンサルとして仕事をするうえでの考え方を体系的に整理することができるようになりました。

ITIL4ファンデーション受験方法

ここからは本題の「ITIL4ファンデーションの受験方法」についてご説明できればと思います。
なお、これはあくまで花子が2023/12に受験した際の流れなので、他ルートでの受験方法や受験方法のアップデート等は考慮されていないこと、ご了承ください。

試験の申し込み

ITIL4ファンデーション(日本語)は、会場に赴きCBT形式で受講します。
海外のサイトには、自宅のPCで受講できるみたいなことが書いてありましたが、現状日本語版には対応していないようです。(母国語以外で受講すると試験時間が延長できるため、本当は英語で受講したかったのですが、いろいろ手続きが面倒そうだったので、諦めました)

試験の予約手続きは Prometric社のオフィシャルサイト(以下)から実施できます。試験・会場検索 > ITIL4>PeopleCert/ITIL(R) ファンデーション試験と検索すると、予約可能な日程と会場が表示されます。
最短で試験日の3営業日前まで予約・変更・キャンセルが可能です。

受験者が少ないからなのか選択肢があまりないので、少し余裕をもって予約しておいた方がいいかと思います。(私の場合、試験日1週間前に23区・土日で探したところ1件も空席がなく、止むを得ず神奈川県の会場まで足を運びました)

受験料の支払い

受験料は税込67,793円でした。(海外の資格は高いですね( ;  ; )会社補助なしでは到底手が出せないです…)
受験申し込み時にクレジットカード情報を入力し、試験日数日前に引き落とされていました。

試験当日

試験前にリマインドメール等はこないので、日付は忘れないようにしましょう!
当日は15分前に会場入りする必要があります。
また、以下のうち1点を身分証明書として提示する必要があります。
運転免許証、パスポート、マイナンバーカード、住民基本台帳カード、在留カード、特別永住者証明書、運転経歴証明書

会場到着後、受付を行い、荷物をロッカーに預けて、試験時間通りに開始しました。
問題自体は参考書と同程度の難易度でした。試験時間は60分ですが、20分ぐらいで見直しまで終わってしまいました。

テスト完了ボタンを押し結果を送付すると、その場で合否が表示されました。
40問中26問(65%)正解で合格の超ゆるゆる試験です。
(花子はもちろん合格です。6万円どぶに捨てるわけにはいかないですしね)

試験結果レポート・領収書

試験終了直後に、Prometric社から試験レポートのアクセス先がメールで送られてきました。
レポートの閲覧に際し、"Candidate Last Name"を入力する必要があるのですが、英字ではなく漢字で入力する必要があるので気をつけてください。(花子はこのナンセンスなUIと1時間格闘しました (;_;) )
領収書も翌日からオンラインで発行できるようになりました。


まとめ

以上、ITIL4ファンデーションの概要と受験方法についてご説明しました。
次回はITIL4ファンデーションの受験対策についてまとめたいと思いますので、お楽しみに !

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