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ものづくり夫婦世界一周紀

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2018年8月19日から12月9日までの114日間。 5大陸11カ国を巡る夫婦世界一周旅行。 その日、何を思っていたかを一年後に毎日連載したエッセイです。
外に出ることが出来ない今、旅をできること自体に価値が生まれつつあります。僕たちが見てまわった世界は… もっと詳しく
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2019年8月の記事一覧

「日本語は世界一美しい」セザールは言った。 <夫婦世界一周紀62日目>

忍者か、アニメか、それとも芸術か。 世界一周旅行をして知りたかったのは、海外から見る日本…

草作
4年前
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ロシアで手漉き紙を作る 《夫婦世界一周紀2日目》

ロシアでめざめる朝世界一周旅行、最初の朝は強い日差しで目覚めた。 朝起きると驚くほど寒く…

草作
4年前
8

タイに中野ブロードウェイがあるって知ってた?《夫婦世界一紀 13日目》

2009年のことだ。映画監督を目指して浪人中だった僕は、中野ブロードウェイにあるフジヤエービ…

草作
4年前
9

ほほえみ指南《夫婦世界一周紀 12日目》

びっくり。タイで超苦手だったポートレートが撮れるようになった。 小学校二年生の時の誕生日…

草作
4年前
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カオサン・ワットポー・ソンナノカンケイネ〜《夫婦世界一周紀 11日目》

眠くてたまらない。 タイに到着してからすぐに寝たが、睡眠時間はまだ足りていなかった。 気…

草作
4年前
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江古田とカオサンのパッタイ《夫婦世界一周紀 10日目》

むわっとした熱気に、香ばしい肉と野菜の香り、時々生ゴミの香りが混じる。タイの大通りに行く…

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草作
4年前
8

たった数日でも、過ごす時間の密度が濃ければいい。 《夫婦世界一周紀 9日目》

ノヴォシビルスクからバンコクへと飛ぶフライトは、早朝2:25出発だった。 ホテルは早々にチェックアウトになり、出発までの12時間はまるまる暇になってしまう。 時間を潰したくて外に出るも、もうすでにノヴォシビルスクは僕たちの街ではなかった。 リスのおじさんはいなかったし、休日には栄えていた広場も人がまばら。特にすることがなくて時が過ぎるのをじっと待っていた。 今日もステイの日だ。 アジムットホテルのラウンジはチェックアウト後も使えると聞いて、観光もそこそこにホテルへと

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そういえば、休めたのは初めてだった。 《夫婦世界一周紀 8日目》

のんびりと目覚めて気がついた。 今日は予定がないのだ。 そういえば、これまでの7日間は怒…

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草作
4年前
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世界一周から336時間経った。 《夫婦世界一周紀 7日目》

「大丈夫。明日の出発までにサンドイッチを用意するよ」 食堂のお兄ちゃんはにこやかに答えて…

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草作
4年前
7

一日中風の音を聞けば、君でもできるようになる。《夫婦世界一周紀 6日目》

母親の料理の中で、ポテトラトキスは特に好きだった。 スライサーで細く長く切ったポテトをフ…

草作
4年前
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なにもないということの圧倒 《夫婦世界一周紀 5日目》

急斜面をフウロとふたりで駆け上がる。 湿気のない乾いた空気。 刺すように強い太陽が体を照…

草作
4年前
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さて、トゥヴァで紙を作ろう。 《夫婦世界一周紀 4日目》

オドゥゲンホテルは旧ソ連時代に作られたホテルらしい。 ちょっとでも費用を安くしたくて、ト…

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草作
4年前
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トゥヴァがそこにあった。 《夫婦世界一周紀 3日目》

「トゥヴァって知ってる?」 大学生3年の頃だったと思う。 妻のフウロが目を輝かせて僕に伝…

草作
4年前
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全速力で世界の窓を突き破る 《夫婦世界一周紀1日目》

あれよあれよという間に、ロシア・ノヴォシビルスクの上空までたどり着いた。 この地を降りれば、いよいよ世界一周が始まる。 もっと感慨深くこの地に降り立つものだと思っていたけれど、僕も妻もそんな状況ではなかった。 ただただありがたかった。 この旅が無事始められること。 こうして飛行機に乗れていること。 当たり前と思っていたそんなことに感謝し、手を握りながら窓から見える異国の地を眺めていた。 《300円買い切りで連載中:こちらから》「ものづくり夫婦世界一周旅行紀」は、

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