マガジンのカバー画像

ものづくり夫婦世界一周紀

114
2018年8月19日から12月9日までの114日間。 5大陸11カ国を巡る夫婦世界一周旅行。 その日、何を思っていたかを一年後に毎日連載したエッセイです。
外に出ることが出来ない今、旅をできること自体に価値が生まれつつあります。僕たちが見てまわった世界は… もっと詳しく
¥100
運営しているクリエイター

#夫婦

聖地を訪ねて<夫婦世界一周紀82日目>

半袖でも暑いぐらいの気候だ。調子に乗って薄着で外に出ると、1分で雨がチラついてきた。数分…

草作
4年前
5

モロッコのハラールサラミ<夫婦世界一周紀80日目>

マラケシュに到着したら、ほとんどモロッコは終わりという気持ちだった。メルズーガ・サハラの…

草作
4年前
7

モロッコにいても<夫婦世界一周紀79日目>

大学時代、年に数回卒業生がやってきて仕事や人生の話をしてくれる特別講義があった。大学にい…

草作
4年前
7

夫婦のすがた <夫婦世界一周紀54日目>

僕はやっぱり、亭主元気で留守がいいっていうのは違うと思う。 そもそもそんな器用に夫婦の関…

草作
4年前
8

アジアみやげ <夫婦世界一周紀44日>

世界旅行する人がみんな体が丈夫なわけではない。お腹ゆるゆるの旅行者だっている。 夏場にク…

草作
4年前
3

言いたかないけど <夫婦世界一周紀43日目>

心地良い国ならノンストレスかと言ったらそんなことはないのだ。言わない言わないと思っていた…

草作
4年前
4

宿選びはレビューにあらず。 《夫婦世界一周紀28日目》

小鳥のさえずりで目を覚ます。木漏れ日が乾いた地面をゆらゆら照らしていて、その場所はリスの遊び場だった。ロシアで見たのとは違って、小さくて細長いリスが楽しそうにヤシの木をのぼったり、飛び降りたり。宿主の家族の家にはおばさんとおじいさんが住んでいて、ご飯の余りを庭の真ん中にある餌箱にお供えしていた。小鳥やリスの憩いの場所になっている。 幅広い布で作られたウッドチェアに腰を下ろし、バナナを食べながら小さな庭に生まれている秩序を観察する。時々顔にそよぐ風が気持ちいい。 スリランカ

スリランカレーを定義するのは難しい 《夫婦世界一周紀24日目》

日本ではスリランカカレーが次に来る!とか、もう来てる!とか騒がしいが、僕はスリランカに行…

草作
4年前
7

スリランカの緑を歩くのをやめた。 《夫婦世界一周紀23日目》

歩こう歩こう わたしは元気 歩くの大好き どんどん行こう  となりのトトロの舞台は地元だ…

草作
4年前
6

スリランカの道徳は路線バスでまなべる 《夫婦世界一周紀22日目》

道徳教育は机上ではなく路線バスで学んだと思う。小学生の頃は毎日バス通学だった。乗り遅れた…

草作
4年前
4

サマハン記念日 《夫婦世界一周紀21日目》

個人的にはかなり楽しみにしていたけれど、アーユルヴェーダよりもずっと印象に残ったのはサマ…

100
草作
4年前
7

ポディマハッタヤ・スリジャヤワルダナ・モルディブフィッシュ 《夫婦世界一周紀 19日…

ポディマハッタヤさん90年前半生まれのすべらない話は「一本の鉛筆の向こうに」が一番だと思う…

草作
4年前
13

動物談義 ゾウとトラのはなし《夫婦世界一周紀18日目》

知ってる?ゾウの一番チャーミングなところは「鼻先」だ。 エレファントパークでゾウに乗って…

草作
4年前
8

ロシアで手漉き紙を作る 《夫婦世界一周紀2日目》

ロシアでめざめる朝世界一周旅行、最初の朝は強い日差しで目覚めた。 朝起きると驚くほど寒く、8時を回ろうとしているのに外は薄暗かった。 隣を見ると、妻がいそいそと支度をしている。 その気配で分かった。朝食だ。 「早く行かないとなくなっちゃうよ!」 昨夜は疲れたと言ってベッドに寝転がったまま動かなくなった妻が、完全復活していた。 ビュッフェは妻の為に作られた食事だと思っている。 ホテルのビュッフェは、期待に違わぬクオリティだった。 パンとドライフルーツが所狭しと並