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ものづくり夫婦世界一周紀

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2018年8月19日から12月9日までの114日間。 5大陸11カ国を巡る夫婦世界一周旅行。 その日、何を思っていたかを一年後に毎日連載したエッセイです。
外に出ることが出来ない今、旅をできること自体に価値が生まれつつあります。僕たちが見てまわった世界は… もっと詳しく
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#エッセイ

ただいま、うーちゃん。<夫婦世界一周紀 あとがき>

まさか100日ぶりに口にする日本食が「しゃぶ葉」だとは思いもしなかった。水菜に長ネギ、しい…

草作
4年前
8

世界一周の答え<夫婦世界一周紀 最終日>

あと一時間で帰国するときに見える景色に、それほどの違いがあるわけではない。雲と、海と、山…

草作
4年前
10

旅が終わる<夫婦世界一周紀107日目>

明日ブリスベンから飛行機に乗れば、およそ100日ぶりに日本の地に戻ってくる。 心まで離れら…

草作
4年前
5

人生の輝きとは、勇気の向こうにあるもの<夫婦世界一周紀106日目>

合流したのはほんの二日前のこと。もう今日がタウンズビルで泊まる最後の日だなんて、なんか残…

草作
4年前
5

ぼくらの常識 家族の常識<夫婦世界一周紀104日目>

旅中怖かったのは栄養不足だ。 何度もスリランカを出して恐縮だけど(別に恨んでるわけではな…

草作
4年前
6

ヒルズホイスト<夫婦世界一周紀102日目>

ニウエで使っていた物干しがやたら便利だった。 芝生にぐさっと支柱が刺さり、そこから傘の骨…

草作
4年前
7

見た目と裏腹に。<夫婦世界一周紀101日目>

旅行中は新陳代謝の繰り返しだ。無尽蔵に増えていく各国のお土産たちに反比例するように、常に旅の持ち物を見直し、処分していく。 帰国間近となって、いよいよ家族や近所の人たちに渡すようなお土産のスペースを確保しなければならず、ものすごい勢いで持ち物を整理した。ニウエから飛び立つ時にこれは要らないよねと現地の人にプレゼントしたのは虫除けスプレーだった。 ところが、これが間違いだった。乗り継ぎのための滞在をしていたブリスベンが夏だということは知っていたが、現地の人もびっくりの酷暑に

うーちゃんのあしあと<夫婦世界一周紀100日目>

ニュージーランドの滞在は大幅に短縮し、ニウエへの乗り継ぎのための往復二日間だけになった。…

草作
4年前
5

旅の終わり方<夫婦世界一周紀99日目>

ニワトリは日の出とともにけたたましい鳴き声を上げる。それが5時だろうと、3時であろうと、明…

草作
4年前
6

暗闇の中で<夫婦世界一周紀98日目>

波の荒い磯に下りると、目の前にヒラメがほよほよと泳いでいた。水深50センチのところに体長50…

草作
4年前
3

ヘイブンとは。<夫婦世界一周紀97日目>

これまで10カ国あまりを旅してきた。所得が高い国もあれば低い国もあったし、寒い国も暑い国も…

草作
4年前
4

ヤシガニ捕獲一部始終<夫婦世界一周紀96日目>

水曜どうでしょうで一番面白いのはヤスケンだと思う。スズムシやコオロギの小競り合いがどうで…

草作
4年前
3

恐怖のチェイサー<夫婦世界一周紀95日目>

楽園に見えていたのは滞在初日だけだった。いやはやニウエ、とんでもない国である。 事態の異…

草作
4年前
4

考える島<夫婦世界一周紀94日目>

小学生の時の国語の教科書には最初の数ページに、本編の題材のイメージ写真がカラーで乗っていた。そのうちの一つが沖縄の話で、見渡す限りのタイドプールの美しさにときめいたものだ。 その時の感動が蘇る。多分ここは、あの海よりも綺麗だ。 大海原にポツリと浮かぶ小島。本当にこんなところに人が住んでいて、僕たちもそこにいるというのは、改めて考えると不思議なことだ。ここで毎日、営みが続いている。小さな小さな社会で、人生が始まり、終わるのはどんな気持ちなのだろうか。 宿にはまたアヒル