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良い文章を作るために、読み手への想像力を鍛える3つの意識

私が考える良い文章とは、書き手の意図が正しく伝わる文章である。

何故なら、文章は書き手の意図を読み手に伝えるための手段だと考えているからだ。

そして、書き手の意図が伝わることで初めて、読み手はその文章の意図することに対して感想や考えを持つことができる。
読み手の中に感情や思いを残すことができれば、文章としての役目を果たせていると言えよう。

反対に、書き手の意図が読み取りづらい文章は「それで、何が書いてあったんだっけ? 」と、読み手の頭に混乱を招く。
二度、三度と読み直してくれるのは大変親切な読み手の場合のみで、殆どは「まあいいか」と理解をやめて離脱してしまう。

折角あなたが時間を割いて書いた文章は、誰に伝わるでもなく通り過ぎていかれてしまう。

そんな悲しいことはないではないか。

でも、そんなあなたに朗報がある。
良い文章は、作れる。

では、書き手の意図を伝えるには何を意識すればよいか。

それは、とにかく読み手への想像力を働かせることである。

この記事では、読み手への想像力を鍛える3つの意識を持つことで、良い文章が作れるようになる方法を伝える。


①誰に伝えたいか

あなたの文章は、伝えたい誰かが明確に設定されているだろうか?

この記事を書く上での設定は、文章の書き方に悩む「書き手ビギナーな自分」である。

書き手ビギナーな自分は、読み手への想像力を欠きやすく、すぐに独りよがりな文章を書いてしまう。
そんな「自分」が読み手を想像し続けるためには、特定の個人を意識しながら書くことが一番だ。

例えば、友人、家族、恋人、上司、後輩、自分。
ざっくりとした相手設定も良いけれど、私のお勧めは個別具体的な相手を設定すること。
明確な設定があるほうが、より相手に伝わる言葉を選びやすいからである。

意図を伝えたい相手は、この文章を読んで理解してくれるだろうか? 」と、読み手への想像力を忘れずに持つことが、離脱されずに読まれる良い文章を作るための第一歩である。

②伝えることがブレていないか

この記事は「良い文章を作るために、読み手への想像力を鍛える3つの意識」というタイトルである。
そして、伝えたい相手は先に挙げた「書き手ビギナーの自分」。

書き手ビギナーの自分が、この記事をクリックするとき、記事に期待することは「良い文章の作り方がわかって、書けるようになる方法」だ。

これが読み手のニーズであり、書き手が伝えるべきことである。

「①誰に伝えたいか」を明確にすると、相手のニーズを把握した上で書き手が伝えるべき事柄が自然と定まってくる。
この記事でいえば、「何を意識して」「どう書いたらいいのか」の具体的なノウハウの説明が主軸になるとわかる。

逆の例えでは、この記事の冒頭で「書き手は何故、良い文章は作れると思ったのか?」というバックグラウンドの話を延々とされてしまうと、読み手は興ざめしてしまう。
読み手はバックグラウンドを知るために、記事をクリックしたわけではないからだ。

読み手のニーズと書き手の伝えることを一致させること、書いている内容が主軸とブレていないかを都度確認することが、読み手と書き手の間に齟齬の無い良い文章を作るために重要である。

③読み手が気持ちを通わせられるか

良い文章を作る上でもう1つ心がけたいことは、書き手の思いや感情を添え、書き手と読み手が気持ちを通わせられることだ。

書き手の気持ちや人間味を表現することは、読み手の共感や、より深く文章に入り込むためのフックになる

読み手は文章に入り込むことで、書き手の意図を意識して読み取ろうと努力せずとも、読み進める中で自然と汲み取れる準備ができるようになるのだ。

この記事の冒頭に私が添えたのは、文章を書く時の「不安」「恐怖」などネガティブな感情と、ネガティブを払拭するための「希望」としてのポジティブな思いである。

下記の言葉は全て、実際に私が書き手や読み手として感じている不安や恐怖である。
また、この記事をクリックする人であれば一度は感じたことのある感情だろう。

反対に、書き手の意図が読み取りづらい文章は「それで、何が書いてあったんだっけ? 」と、読み手の頭に混乱を招く。
二度、三度と読み直してくれるのは大変親切な読み手の場合のみで、殆どは「まあいいか」と理解をやめて離脱してしまう。

 折角あなたが時間を割いて書いた文章は、誰に伝わるでもなく通り過ぎていかれてしまう。

 そんな悲しいことはないではないか。

ネガティブの次に来る文章は、私自身が「3つ」を意識すれば基本となる良い文章は作れるとわかったときに思ったことだ。

でも、そんなあなたに朗報がある。
良い文章は、作れる。

このように、自分がその時々に感じたことを丁寧に書き出し、書き手と読み手の気持ちを通わせるフックにすることで、読み手は自然と本題に入る準備が出来る。

仮に、冒頭の文章が最後の3行だけであった時と比べると、読み手として読みたい気持ちの度合いが変わることや、唐突な感じが伝われば嬉しい。

書き手の意図を伝えるには何を意識すればよいか。

 それは、とにかく読み手への想像力を働かせることである。

この記事では、読み手への想像力を鍛える3つの意識を持つことで、良い文章が作れるようになる方法を伝える。

まとめ

文章とは、書き手の意図を読み手に伝えるためのツールである。
文章が正しく機能するためには、読み手への3つの意識が必要である。

①誰に伝えたいか
②伝えることがブレていないか
③読み手が気持ちを通わせられるか

この記事では、書き手の意図が伝わる良い文章を作るために、読み手への想像力を鍛える3つの意識についてを書いた。

常にこの3つを意識して文章を作りこむことで、あなたの文章は必ず上達し、良いものになっていくであろう。

ご清聴、ありがとうございました。

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