お肉、値下げします。

最近ずっと考えてました。
販売価格の値下げについてです。

値下げは、マーケティング的には時限爆弾だと言われています。
でも、今回のケースには当てはまらないかなという判断をして、ついに本腰入れようかなと思ってます。

具体的には、2ドル → 1.75ドルへ変更しようかなと。

この価格設定は、屋台を経営していての肌感覚ももちろんあります。
加えて、前に屋台をやっていたハルさんが1.75ドルで販売していたと聞いていたこともあります。

でも1番は、幸せを分け合うことで総量が増えれば、お互いにとって1番良い結果を導けると思ったからです。

前より高い値段で販売開始した経緯

これは、そもそもの仕入値がハルさんへのヒアリング時よりも高くなっていたからです。

ハルさんからチキン屋台について引き継ぎを受けたとき、モモ肉1つあたりの売値は1.75ドルで、仕入値はその半分くらい。

なので、私もそのくらいで販売すれば良いかな〜と思ってました。
折角スキームがあるなら、始めはパクって様子を見るのが得策だと思いました。

でも、現実は少し違いました。

ほんの数か月間が空いただけだったけれど。
ハルさんが前にモモ肉を仕入れていた人は、私がカンボジアに行く前に屋台を辞めてしまったし。

私が行った時に近くで焼いたモモ肉を売っていた人に値段を聞いたら、値上がりしていたし。

でも、今カンボジアは急速に発展し始めている国なので、数か月で状況がガラッと変わることは、ある意味当然なのかもしれないなあと受け入れました。

結果、現在私は市場の鶏肉屋さんから毎朝お肉を仕入れて販売しています。


高くてもイケると思った理由

私は正直、イケるだろ! と楽観的には考えていませんでした。笑

でも、カンボジアの発展状況を考えると「ちょっとお金に余裕がある層」は一定数存在しているはずだし、そこに食い込めれば売れるかもしれないと見込みました。

そこで私は「日本の味付けの屋台」「日本的な接客」という付加価値をつけ、周囲の屋台よりも高い値段で商品を販売してみることにしました。

モモ肉1つ2ドルは、私の体感として通常の1.5倍くらい高いと思ってます。
重々理解しているつもりです。

売れなかったら価格設定を下げようと思いながら始めたところ、2ドルで買ってくださるお客さんに沢山お越しいただくことができました。
リピーターの方も沢山出来ました。

この理由は、SNS効果じゃないかと思います。
それも多分、私が自分で屋台のHPを作るのではなく、影響力のある方に紹介いただいてプチバズが起こったことが大きかったなと思います。

ただ、お越しいただく方の中にはそんなに多くないのですが「高いだろ!」と言う方もいるのは事実です。

屋台経営にあたって大事にしたいこと

ここで立ち返るのは、私が屋台経営をするにあたって大事にしたいことです。
大きくは2つあります。

①小さくても屋台=お店を経営する以上、利益を出すこと
②買った人が幸せであること(何度も来てくれること)


①小さくても屋台=お店を経営する以上、利益を出すこと

最初にnoteを書いた時から変わらず意識してます。
腐っても経営学部。お金儲けやマーケティング、消費者行動について考えるのは好きなのです。

実際利益にこだわったことで、1ヶ月以内に屋台経営黒字化を果たせたなと思ってます。


②買った人が幸せであること(何度も来てくれること)

これは鳥羽さんとのご縁があり、商品について考え直せたことが大きいです。

鳥羽さんと初めてちゃんとお話したのは3月7日のこと。

そこからカンボジアに行くまでの1週間、毎日鶏肉チャレンジをしました。
毎日焼いたお肉をツイッターにあげて、そこに鳥羽さんからコメントをいただきました。

そして迎えた1週間後。
焼いたお肉のフィードバックをいただきに、鳥羽さんのお店「sio」へ。

ツイートでも書いたけど、私はこの1週間で「料理」への認識を改めました。

この1週間がなかったら、「おいしいものを作る」という要素がポッカリ抜けたまま、「マーケティングさえよければ商品は売れるだろう」と思っていたと思います。

マーケティングが良ければという考えにも一理あるけれど。
「良い商品」という大前提を置き去りのままに商売していたら、いつかお客さんはそれに気づくだろうし、そしたら経営は破綻するであろうことに、カンボジアに行く前に気付けたのは大きかったです。

買った人がちゃんと幸せであるか? 」は、いつだって忘れずに確認しないといけないことです。

そして、屋台の場合にその指標となるのは「何度も足を運んでくれるか? 」だと思いました。

リピーターの行動を考える

リピーターが居るということは、私の屋台で幸せを感じて、何度もその幸せを味わいたくて来てくれているということだと捉えています。

リピーターの数は、幸せを分け合えた数と同義だと思っています。

リピーターは、1~2週間に1回くらいの頻度の方、1日の中で2回買いに来てしばらく来ない方、何日か連続で来てしばらく来ない方、1回買った後にお店に顔を出してくれるけど商品は買わない方、いろんな方が居ます。

特に、最後の方が気になっていて。
お店まで来てくれているし1度は食べているのだから、あと一押しがあればチキンも買ってくれるんじゃないかなあと。
でも、それを阻害している要因はなんなのかなと。

私と話したいと思って来てくれているけど、商品は買わない。
商品を買わないのは、自分の気分or味or価格いずれかの要因であろうと考えました。

そして、私が今の時点で変更したい・できると思うのは「価格」です。


私はこの1か月間、ちょっと高いかな?と思いつつも自分の利益を優先してきました。

それは早く経営を黒字化させたかったことが大きいです。
実際にその目標は達成され、利益が出るフェーズに移行しました。

この結果を受けて私は、そろそろ幸せをお客さんに還元する時期では?と感じるようになりました。

今までは、もしかしたら7対36対4くらいで私とお客さんは幸せを分け合っていたかもしれません。

それをこれからは5対5にしていきたいなと思っています。

そうすることで、結果的に幸せの総量を増やし、私とお客さんのどちらも幸せな状態を続けていけると考えるからです。

今まで総量100を6対4で分け合っていたとしたら、総量150を5対5で分け合えれば、どちらの幸せも多くなる。
私はそこを目指したいなと思いました。


ついにカンボジア生活も折り返し。今日からあと1ヶ月。

また色んな事に悩みながら考えて進んでいこうと思います。

ご清聴、ありがとうございました。

#人生 #生き方 #ライフスタイル #コラム #エッセイ #日記 #カンボジア #経営 #ビジネス

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みかんぬ

東京住み24歳。IT企業の新規営業でした。1月末に退社し、3月からは買収したカンボジア屋台の経営者をしました。ヒトの考え方や価値観・文化を聴くのが好きで、キャリコン資格を勉強中。

カンボジアで屋台してみた

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コメント2件

平均値よりも高い2ドルで販売しているのなら「期間限定」として1.5ドルほどの値段で販売してみるのも1つの手だと思います。

限定価格と付けるだけでも、消費者はお得と感じるようになりますし、味を知ってもらえれば2ドルでも安く感じてしまいリピーターがつくようになると思います。

その際には「期間限定2ドル⇨1.5ドル」のような看板を作ることを薦めます。
私は編集者ですが、この記事めちゃくちゃ参考になりました。書いてくださってありがとうございました!
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