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屋台入手〜開店までの裏話_2019/03/18

「朝9時に、屋台持ってくるね。」
そう言ったおっちゃんは、9時に来なかった。


9時過ぎにおっちゃんのいるところへ行くと、初めて見る3人組。

「鳥、焼くの?ナイナイ。屋台、ナイ。4時に来るよ!」
って、クメール語で必死に伝えてくれる。

帰って寝てな!のジェスチャー付き。
軽く腹立つわ。笑

「嘘だぁ〜〜〜!」って頭抱えてみたら、
みんなに爆笑された。

でも駄々こねても屋台は来ないし、敵が増えるのは得策ではないので。

大人しく帰って寝ることにした。


数時間そうしていたら、ドアを叩く人がいた。
アパート管理をしてるおじいちゃんだった。

「ヤタイ、キタヨ」とクメール語。

まじ!?!?!?!?!?

と思って大急ぎで外へ出ると、ついにお目にかかることが出来た。

マイ屋台‥‥‥!

いつものおっちゃんに駆け寄って、ありがとう!!!!と伝える。

うんうん。とひとしきりした後。


「Money 20 dollar」


うん。そこは英語で話せるのね。
まあ当然払うと思っていたから問題ないよ。


しっかりお代も払って、いよいよ私のものだー!と感動したのもつかの間。


おじいちゃん「あっちの倉庫に入れてな」
おっちゃん「いや、家の倉庫に入れて」

クメール語バトル勃発。

「なんでやねん!狭くなるんじゃ!」
「こちとらもう入らねえよ!」

と、揉めてもらった後、管理人が折れた。

「大家に聞きにいく。付いて来い。」

ウッス


大家宅につくと、管理人はだんまり。

私が説得しろってことね。そりゃそうか。

ワイ「屋台を家の倉庫に置かせてほしい。」
大家さん「1ヶ月20ドルならいいよ!」


案外あっさり成立!!!

元々倉庫代は月20ドルくらいと聞いていたので、妥当な額を提示してもらった印象でした。


というわけで、無事屋台が手に入りました!

早速、3ヶ月間放置した分の砂ぼこりを拭いて綺麗に。

屋台という枠組みは手に入ったものの、
火や電気、仕入れはまだ微妙に不明確。

今日はテストオープンで、屋台の設営方法を学ぶことをメインにして、
手羽先6個くらい売ってみれたらいいかな〜と、
ぼんやり目標設定。


17時頃、そろそろ夜の屋台の人たちが準備し始める。

元々ハルさんがお店を出していた場所へ屋台を移動させ、開店準備を進める。

その時。

「僕のお店の前を塞がないでほしいんだ」

まじか。
場所代払ってた気がするけど、やっぱりそうくるか。

ワイ「お店は何時まで?あなたのお店が終わったら私が営業しても良い?」

僕ちゃん「だめ。先約がいるんだ。」

まじか。

ワイ「じゃあ、この辺は?誰もいないよ!お金払えばいいの?」

僕ちゃん「だってよ母さんどうする?」


母「$130」

!?!?!?!?

ワイ「ベリーベリーエクスペンシブ!!!」

そこまでその場所にこだわってないし、
もう少し奥に行けば空いていそうなので、
他のお店の前を貸してもらいに交渉。

(屋台は主に路面店の営業終了後に路上に出しますが、路面店の方に許可を得る必要があるみたいです。)


ワイ「I want open my shop. this place. Please.」
大家さん「前の子はあっちでやってたけど、ダメなの?」

ワイ「That place is ベリーエクスペンシブ」

大家さん「‥どのくらい?」


ワイ「$130」

大家さん「たっっっか!ひどいことするね」

ワイ「そうなの。だから困ってるの」
大家さん「ごめんね、うちの前は先約がいるの。」
ワイ「オーマイガッ」

大家さん「うちはダメだけど、お隣さんは空いてるよ!ask him!」

ワイ「OK Thank you!!!」


ワイ「場所貸してほしい!あそこはとても高い!」

ご近所さん「‥どのくらい?」


ワイ「$130」

ご近所さん「たっっっか!いいよ、ここ使いなよ。」

ワイ「!?ほんとに!?!?ありがとう!!!!!!

無事Placeをget。

ってか、やっぱり$130は尋常じゃないんだな。
大人しく払わなくて本当に良かった。


とにかく、大家さんファミリーとそのお隣さんにとても助けられた1日でした。

電源も貸してくれた。
電気の配線も手伝ってくれた。
感謝でしかない。

明日、チキン作って持っていったらみんな食べてくれるかしら‥。
さすがにお礼したい案件だな。

そんなこんながあり無事に屋台をオープンさせるに至ったわけです!

本日はお疲れ様でした!

ご静聴、ありがとうございます。

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