7/8 チャンピオンシップ愛知予選 概況

皆さま

お久しぶりです。すけと申します。
noteの執筆はこれで2回目となりますが、前回の「期待値計算」の記事はたくさんの方に読んでいただけて大変嬉しく思っております。

ここ最近はTwitterで見ていただいている方も多いかも知れませんが、エリア予選中心にデッキ分布や勝率などをまとめる仕事(?)をしております。もちろん本業はあります(笑)

今回は様々伝えたいことがあるので、noteとして纏めます。
そんな大した話ではありませんが、最後までお付き合いいただけると幸甚です。


初めに

私自身、今回の愛知予選に参加してきました。
本筋ではありませんが、7−2で完走できたので対戦レポートも書いておきます。

中盤で負けたのでオポ低かったです。


環境読みはあってたけど下手だった


使用リストはこちら

2弾環境からずっと赤緑ローを使っていましたが、一週間前に友人と24時間無限に調整していたところ、あまりにボニーが引けない、赤ゾロへの苦手意識があったことからデッキ選択を赤緑ローから赤ゾロへと変更しました。また、何より予選9回戦を戦う中で2回くらいは自分の手札との戦いになるだろうと考え、長期戦向きのデッキではないと思いました。
実際、赤ゾロは何回か触ったことはありましたが久々に回すとあまりの再現性の高さに即座にデッキの決定へと至りました。

環境予想としては、福岡CSを受けてレベッカにある程度有利のつく白髭、カタクリの増加、ペスさんの神noteの影響によるローの増加を見込んでいました。むしろレベッカは練度の問題もありすぐには増えないであろうという予想だったためレベッカは割り切った構築になっております。
もしレベッカ見るならディアブル2枚くらい枠を捻出していたかも。

本筋ではないのでデッキの解説はしません(赤ゾロは他の方が多く有益なnoteを出されている)ので、ご了承ください。
ご質問等あれば、DMに来ていただければ答えます!
もしくは需要があればnoteに別途纏めます。

今回の愛知予選の全体感

まずはこちらをご覧ください。

【予選の分布】全体の6割ほど集計
【決勝トナメの分布】

Twitterにも掲載しましたが、前回に続きひげのシェアはトップ。前回からレベッカ、カタクリが増える読みで増加しています。
赤ゾロは割合的には減少しているものの、母数はかなり多かったです。レベッカに微不利なことも若干割合の減少に起因しているかもしれないです。
今回目立ったのは、カタクリの増加、赤緑ローの増加、緑紫ドフラの減少でした。

カタクリはひげにもまあまあやれること、ローはキツいがレベッカに有利な点と、デッキが複雑でない=強いキャラを出すだけで強く使えるデッキのため短期間で増える余地のあるリーダーだったといえます。

また、緑紫ドフラについては、上位Tier勢に明確な有利がつかないことや、私も回していて感じたのですが案外事故る。これが長期戦向きではないと判断して避けたプレイヤーもいるかもしれません。また、デッキ、プレイ自体も概ね決まっている(後手であればナミ+効果→テゾーロ+ナミ効果→ルフィ+α)のでテゾーロさえ処理できれば簡単に対策のできるデッキかなと私自身考えております。

決勝トナメの分布自体は、赤ゾロが思いの外多かったこと以外は比較的予想がつきました。
白ひげはメタ対象であるため3名程度にとどまり、ローはひげ、カタクリに有利であることから環境的には追い風だったのかなと思います。
カタクリは8-1できるデッキではないと思っていますが皆さんはいかがでしょうか。
やはりひげがキツかったり、ローにもきつい、赤ゾロには5分くらいと考えるとデッキパワーやトリガー上振れはありますが再現性が高くなくトナメには1名程度しか上がらないのかなと思います。

詳細データ

愛知CS 各デッキの勝率

ローは毎回CSで勝ち山になっていますね。
本当に上振れやこのデッキは誰が止められるのか.…
ナミも環境的にはいい立ち位置のデッキかなと思います。現環境で明確に不利な対面はないはず。
そして優勝のレベッカ、サイーデさん補正で勝率が高くなっているとはいえ、今回やはり勝ち山だったのではないでしょうか。
赤ゾロ、ローに明確な有利がつくのは大きいですね。
カタクリは案の定低い勝率となりました。ミラーも多く発生しており上位卓では数を減らしていた可能性はあります。

各デッキごとのデータ

ここからは各デッキごとの各デッキ対面での勝率を掲載しております。

白ひげ

白ひげの各対面勝率

有利 : エース 
微有利 : カタクリ クイーン レベッカ
五分 : 赤ゾロ 緑紫ドフラ ナミ 
微不利 : ロー

エースは母数が少ないのでなんともいえません。全然エースはひげに勝てると思います。
カタクリに6ペロ強化が加わったとはいえ再現性の差で白ひげに軍配が上がるかと思います。

クイーンに対してもこれはクイーンの引き次第にはなりますが、レッドロック連打されなければ戦えます。最近は7エースが入っている構築も多く、出て仕事するのでこういったデッキには強く出れます。

ローはもう不利と言っていいと思ってます。
STナミによるキャラ展開と6000リーダーを再現性高く行える点、ホーキンス3投がデフォルトになっていることによる大きいアタックの押し付け、これされるとひげにきついですね。

赤ゾロ

赤ゾロ(髭型想定)の各対面勝率

有利 : なし 
微有利 : マム 
五分 : ひげ ロー ドフラ カタクリ 等
微不利 : レベッカ

現環境で明確な有利対面はないかなと思っています。
おそらくほとんどがひげ型かと思いますが、速度がめちゃくちゃ速いわけではないのでカタクリにも有利はつきません。
ドフラにはゴードン火拳のおかげで五分に持っていけるかと思います。
ひげに対しても、ティーチの採用数枚が多く見られ、体感五分以上で戦えるデッキだと思ってます。
51%という数字は個人的に低いような気がしてます。赤ゾロが強い!という言葉が一人歩きして練度が足りないまま持ち込んだプレイヤーも多いのかなと考えられます。
そして案外ローに対しても5分なのは意外でした。火拳が強い、というわけではないですが、後手を選択しリソースゲームに持ち込んで、相手のレストキャラを美味しく2面とれたら火拳でもう2面とって相手のリソースを一気に枯らすのが一番いい勝ち方かと思います。
あとはバギーが強く使える対面なのでバギーで積極的に殴っていきましょう。
カタクリに対して5分なのは、相手のトリガーにもよりますが、3ペロが先2、先3で連打されると結構キツかったりします。基本的にはキャラには殴らず、10マムが出てくるターンまでにいかにライフを削れるかが勝負になるかと思います。
大きいキャラが出てきたタイミングで雷帝も加味して4マルコを立てて蓋をしながらライフを削っていくプランで良いかと思います。5マルコを出してもいいですが、あるならダダンバギーを横並べして攻撃回数を稼いでいきましょう。
基本的にパワーラインは5000-7000で殴っていくのがいいです。雑にキレる1000カウンターは黄色側は少ないためです。

カタクリ

カタクリの各対面勝率

有利 : レベッカ 
微有利 : 緑紫ドフラ クイーン エース
五分 : 赤ゾロ  
微不利 : 白ひげ 
不利 : 赤緑ロー

カタクリはヒゲに似ているデッキかなと思ってます。基本的に強いキャラを場に出して押し付けるプランを取ります。
レベッカには大きいキャラを連打し続ければ有利にゲームを運べます。リーダー効果でお得に7000で殴れるのも強いです。
白ひげには、構築にもよりますが5-7000、6-8000をマナカーブ通りに出せるか、が勝敗に関わってくるかと思います。
ただ、サーチが基本プリンか3ペロしかなく、基本的には再現性の部分で白ひげに軍配があがります。
白ひげ相手にも3ペロを出して1ドン付与で6000を刻む動きは有効です。
ローにはやはりきついです。5000連打されてるだけで負けれます。ゲームをいかに長引かせるかが重要なので相手の動きが渋そうであれば序盤ライフに行かないプランも考えてもいいかもしれません。(カタクリ使ってないのでなんともいえませんが)

赤緑ロー

赤緑ローの各対面勝率

さて、いつもCSで勝ち山に上がるローです。
このデッキのパワーは上振れたときはどのデッキも太刀打ちできないくらいには強いです。
 
有利 : カタクリ
微有利 :  白ひげ
五分 : 赤ゾロ、ドフラ、ナミ   
不利 : レベッカ

世間の認識通り、カタクリには有利、レベッカには不利であることは顕著です。
レベッカにどうしたら勝てるのか…ダダン、ブルック、サンジ等の2コスを並べてリソース枯らさないようにキャラにドンをつけて7000×2を続けて、5面並べると3面くらいは残るのでまたそのキャラにドンを振って殴っていく感じですかね。そうは言ってもきついです。
赤ゾロには後手を取ります。リソース勝負に持ち込むのが最も勝ちやすいと思います。
立ち回りはペスさんの神noteをご覧いただくのが1番良いかと思います。
白ひげにはSTローとホーキンス押し付ければ勝てます。
ローは普段使っているので不明点あればDMください。

緑紫ドフラ

緑紫ドフラの各対面勝率

五分 : ひげ、赤ゾロ、ロー 
微不利 : カタクリ、レベッカ

データと普段の対面を見ていると上記のような相性かなと思います。
今回のCSでは負け越すデッキとなりました。やはり上位Tierのデッキに有利が付かないのは痛いですね。

相手視点、ドフラの強い動きは容易に想定できるので、その強い動きをされるなら5000×2しかアタックされない、つまり6000のキャラを寝かしても取られない、みたいな思考ができれば勝手にアドが稼げます。そうは言ってもカード単体のパワーが高い事に変わりはないので理想ムーブができるだけで勝てる試合も全然あります。あとシンプルに10ドフラの押し付けが強い。

ただ、それがどれほどまで再現度高くできるか、となるとローや赤のデッキには劣るためこのような勝率になったのだと考えられます。

レベッカ

レベッカの各対面勝率

有利 : ロー
微有利 :  赤ゾロ、緑紫ドフラ
微不利 : 白ひげ
不利 : カタクリ

カタクリに当たらなければめちゃくちゃ強い!!
これは運がいいから勝ったとかいう話ではないですが、優勝されたサイーデさんはもちろんプレイが上手い方だと常々知ってましたが、カタクリとは一度も当たらずだったのも合間って全勝優勝ができたのではないかと思います。
白ひげに対しても全然勝ち筋はありますし、こればかりは構築によるとは思います。
そして意外にも赤ゾロにめちゃくちゃ有利ではないということ。紅茶派閥さんの動画をよく見てますが、赤ゾロ側が戦い方をわかれば全然レベッカも赤ゾロに負けれるなと思います。三千世界を入れるともっと赤ゾロには有利がつきそう…
白ひげに対して微不利ですが、サイーデさんの構築のようにレッドロックを入れたりと、メタカードを入れておけば全然有利に転ぶケースも少なくないデッキです。
何より、プレイの幅が多く、強者が好むデッキだと思います。磨けば磨くほど強くなれる。そんな味のあるデッキだと思うので、横浜CSでも活躍はするんじゃないかと思います。(カタクリに当たらなければ)

考察

さて、ここで横浜および大阪予選の環境がどうなるか考察していこうと思います。
上記のデータとここ2大会の結果から、レベッカ、白ひげ、赤ゾロ、カタクリを中心にメタが回ると想定されます。

レベッカ→ゾロ
カタクリ→レベッカ
ひげ→カタクリ、レベッカ
ゾロ=ひげ、カタクリ

愛知CS同様に、レベッカがさらに増える読みでカタクリが増え、レベッカとカタクリに強いひげが再び台頭。
ゾロは上記3デッキに明確な不利もなく戦えることから握り続ける練度の高いプレイヤーが勝ち上がる。

このようになっていくと思われます。
実際蓋を開けてみないとわからないですし、横浜、大阪が楽しみです。

終わりに

ここまで長文にお付き合いいただきありがとうございました。
データからゲームを見ることで有利不利がはっきりし、皆様の今後の構築やプレイに少しでもお役立ちできれば嬉しい限りです。

改めてここまでご覧いただきありがとうございました。
私は二次予選頑張ります…修行へ.…




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