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得意でないけど、「好き」になりたい

こんにちは。この春女子大生4年目に突入しようとしている、21歳の村上早紀です。今回は、私が携わっているコミュニティメディア「HARES(ヘアーズ)」より、「HARESのつくりかた」と題して記事を投稿させていただきます。

そもそもHARESってなに?と思った方はぜひこちらの記事をお読みください。

HARESのつくりかた - UIUXデザイン編 #01

HARESでUIUXのデザインを担当している大嶋泰人くんがばっちり書いてくれています。

そして私、村上早紀が執筆した記事はこちら。

先生ってとっても素晴らしい仕事。だからこそ「もったいない」と思う。「先生の学校」が見つめる教育の未来

先生の学校」の三原菜央さんに取材させていただきました。


HARESがしていること

なぜHARESに関わっているのか。考えてみるといろいろ思い浮かびますが、ひとつ明確な理由があります。

それは、あたたかみを感じるWEBメディアをつくりたいと思ったからです。

ネットが普及していつでもどこでも情報が得られるようになり、数え切れないほどの情報を日々目にするようになりました。今や情報に対して取捨選択だけでなくリテラシーも求められる時代。そんな中で真の意味ある情報とは、記録だけでなく記憶に残りやすい、人間味が溢れる情報だと、私は思っています。

HARESは人の想いを特に大切にしています。たくさんのWEBメディアが生まれ、読み手が目にするコンテンツの量が圧倒的に増えた今だからこそ、作り手である私たちの想いやインタビュイーの想いのあたたかみをきちんと落とし込んだコンテンツを作ります。

そしてそれらを発信するだけでなく、その後もインタビュイーや読者とのコミュニケーションを図り、さらなる小さな世界をつくる。例えばHARESで取材させていただいたプロゲーマーの鈴木悠太さんの記事は多くの反響をいただき、e-sportsの世界の深さを読み手と共有することができたように感じています。

esportsが「ただのゲーム大会」で終わらないために。新卒プロゲーマー・鈴木悠太さんがエンドユーザーを代表して伝えたいこと

メディアをつくることが目的なのではなく、新しいコミュニティをつくるための手段であることが魅力です。


私がしていること

私はHARESでライターとしてコンテンツの制作に携わっています。記事を一つ仕上げるにも、企画、取材、執筆、編集だけにとどまらず、さまざまな工程があります。

もちろん一人ですべてを行うのは不可能です。インタビュイーだけでなく、フォトグラファー、編集者(HARESの場合は編集長の奥岡権人さん)、最後は読んでくれる読者の方々まで。他にもたくさんの人が関わっているんです(HARESのメンバー全員ももちろん!)。

だから一丁前に「ライター」と言えども、一人で記事を作っているわけではなく、工程を経て関わる人全員で作っている感覚です。その中でも自分の力はまだまだ微力だと思います。

とはいえ、私はもっともっと力をつけていきたいと考えています。そもそもライターの存在意義は事実に対して人の想いを縫い付けることができる点だと思っています。例えば取材記事では、インタビュイーからは事実とそれに基づくような想いも聞くことができます。そして執筆ではインタビューで語られた事実だけでなく想いもしっかり形にする。事実が事実としてだけではなく人間味溢れるものへ変化するためには、ライターが言葉を紡ぐそのひと手間が重要だと感じます。

記事を一つ仕上げることは、決められた工程を経ればライターでなくとも誰にでもできることかもしれません。簡単な話、取材記事であれば聞いたことを文字起こしすれば形になります。ただ、そこにはインタビュイーの想いはまだしも、作り手側の持つ想いの“翻訳”がありません。その部分こそが、私のライターとしての腕の見せ所です。


これからしたいこと

これからも私のライティングの腕は見せていかねばいけないところですが、私は文章を書くことに少し苦手意識があります。

昔は課題感想文で選ばれたりと国語の成績もそこまで悪くは無かったはずなのですが、年を重ねてメディアに携わるようになってからというもの、社会に情報発信するために必要な共通言語「語彙力」が十分でないという自覚が生まれてきました。しかし、書くことをしていくうちに足りないのはどうも語彙力だけじゃないということに気づき始めます。

そもそも思考を言語化する勇気がありませんでした。

私は就職活動真っ只中のいわゆる“就活生”なのですが、つい先日グループディスカッションの後にフィードバックをし合った際「話を振られたら芯を突くような鋭い意見をきちんと言えるのに黙っている間がもったいないね。思考は言葉にしないと死んだも同然だよ。」と言われました。

グサリ。話すのも、書くのもイイタイコトを言葉にしなければ伝わるものも伝わらない。思考は言語化して初めて有用性を持つのだなと学びました。

私は書くことを通して、自分の思考を引き出して言葉として形にするだけでなく、自分以外の人みんなが持つ思考を引き出して言葉にすることで共有をし合いたいと思っています。その思考を紐解いていくことで、琴線に触れるような物事でできた、それぞれの小さな世界が見えてくるのだと思います。

手元のスマホでGoogleに聞けば大抵のことは教えてくれる時代になりましたが、それでもまだまだGoogleが知らないことも案外多いものです。ファクトは教えてくれてもそこに添えられた人の思考までは検索しても出てこない。そもそも個々人が持つ小さな世界までGoogleは知り得ません。

だから小さな世界をWEBで共有しながらもしっかり温度ある思考を発信する。そのために、言葉を紡げるような練習をしていきたい。

そして経験を通していつしか書くことへの苦手意識が「好き」に変わっているといいなと思います。書くことが得意になった上で、「書くことが好き!」と胸を張って言えるようになりたい!


おわりに

HARESは無数に存在する小さな世界とその主役を繋ぎ、出来上がったコミュニティを大切にします。私たちだけでなく、応援していただけるみなさんもHARESの一員です。HARESを通して人のあたたかさを知ると共に、そこから生まれる偶発的な繋がりを大切にしていただけるよう、まだまだ未熟者ですが私自身も精進していければと思います。

HARESのつくる世界観への興味や共感の声を、ぜひぜひお聞かせください!
また私自身へのメッセージはもちろん、ライターとしてのアドバイス等もありましたらいただけるととても嬉しいです。がんばれます。

拙い文章を最後までお読みいただきありがとうございました。
これからもHARESをあたたかく見守っていただけると嬉しいです☺

HARES ライター 村上早紀


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