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裏声習得には二つの要因があった!?自身の経験から考察する声帯メカニズム

前回予告でお話しした通り、「裏声は突然出るようになった!?~Sosoが裏声を習得するまで~」での経験を分析し、何が裏声習得につながったのか、要因を突き止めたいと思います。まだ前回のnoteを見ていない方は下記リンクから見てみてください。
前回記事⇨https://note.mu/sosono/n/nf52f72c26288

それでは話していきます。
まず私は、今回の経験での裏声習得には二つの要因があったと考えます。

一つは、「声帯がしっかりくっついていて、はっきりとした力強い地声が出せていた」というコンディションの話で、
もう一つは、「2年間あらゆる方法で裏声を練習した結果、喉が徐々にではあるが、裏声を出せる状態に近づいていた」というもの。

まず一つ目の「声帯がしっかりくっついていて、はっきりとした力強い地声が出せていた」については、歌唱技術について調べていると少なからず目にする声帯閉鎖が出来ていた状態だったと考えられます。声帯閉鎖がしっかり出来ていると、空気が漏れる量が少なく、そのエネルギーのほとんどを振動である声に変えること出来ます。その感覚として「はっきりとした力強い地声が出せている」と感じたのだと思います。

しかし、そんなことはカラオケガチ勢の私にとっては既知の事実でした。
当然そう言った情報も取り入れて、練習に臨んでいましたが、結局2年間、一向に上達していませんでした。

そこで考えられるのが二つ目の要因、「2年間あらゆる方法で裏声を練習した結果、喉が徐々にではあるが、裏声を出せる状態に近づいていた」というものです。

昔読んだネットコラムにこんなことが書いてありました。

「男性はもともと生活の中で裏声を使う機会が、女性に比べると極端に少ない傾向にある。そのため、いざ歌唱中にいきなり裏声を取り入れようと思っても、声帯や喉周りの筋肉が裏声を出すに適した筋肉運動をこなせないのだ」

まさにこれが全てでしょう。私が裏声を出せるようになるためにやっていた練習は間違っていたわけではなく、ましてや裏声が出せない人種だったわけでもなく、ただ裏声を出すに適した筋肉が作られている途中だったということです。

おそらく、あの日の時点で既に、「裏声が出せる声帯の状態は出来かけていた。」そして「たまたま(もしくは練習の成果)で声帯閉鎖がうまく出来ていた」というこの二つの要因が重なって、裏声習得につながったのだと思います。

そして、このことから何が言えるのかというと、

「男性の場合、多くは裏声習得にそれなりの時間を要する」

そして

「効果の実感が湧かない期間、間違った練習をしているのではないかという不安と格闘しながも、練習を継続することで徐々にできるようになっていく」ということです。

私は当時、ゴールの、光の見えない道をひたすら歩かされている気分でした。歌が嫌いになりかけたこともあり、何度も挫折しかけました。
なので今現在、「裏声が出せず悩んでいる」「苦戦している」という人がいたら、このnoteを見て分かって欲しいです。

諦めず継続していれば、必ずできるようになる

私はそう思います。
そして、今からチャレンジする方も、そう思っていれば心の支えになるかと思います。ぜひ諦めずに頑張って継続し続けて欲しいと思います。

それでは今日はこんな感じで終わりにしたいと思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。

また明日。

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