100万回のキャスティングをして思うこと。ウソです盛りました。

もう何回のキャスティングをしてきただろうか。

そして何回「ぴったりのモデルさんでした。」とクライアントさんからありがとうをいただき、
何回「楽しい案件でしたっ。」とモデルさんからの信用を積み重ねて、
何回他人の体調不良や寝坊、バックれで頭を下げて来たんだろう。

もはやわからない。


そんな無名の水面下キャスティング野郎が、
いわゆる"モデルキャスティング"についての所感を文章にしてみようと思ったのは、ここ最近モデルキャスティングの御相談をいただくことがある打ち合わせをキッカケにドカッと増えたから。


「前にキャスティングした子たちが全然効果がでなくて..この子たち知ってる?」

リストを観ると、なぜこの子たちにしたんだろうと思うメンバーがズラりと並ぶ。



例えばイケメン俳優のフォロワーの性別比重は?
...きっと女の子が多いのではないだろうか。


簡単に考えればわかるようなことも、
意外とtwitterが舞台になると考えていなかったりするようで。

フォロワーはコアなファン?
リプライはするの?favだけじゃない?
アプリをダウンロードするような?イベントに足を運ぶような?
高校生の比重は?高校生は課金できる?決済はできる?スマホを持ってる?
その子たちのお財布の中身は?金銭感覚は?月のお小遣いは?
このモデルとこのモデルのフォロワーはほぼ重複してるよね?
このモデルの駆け上がり方は?
先を行く読者モデルが一緒に写真に写ってRTを促しながら引き上げた?
プロダクションが引き上げた?
しっかりとセンスからスナップされて人気が出た?
youtubeでバズった?mixchannelから有名になった?
カップルで可愛いから、有名になった?
地方にまでフォロワーはいる?
ミスコン上がりでおじさんたちが応援してる?
誰と仲がいい?誰が自然にRTしてくれちゃうかも知れないだろうか。


フォロワーは少ないけど、地方では有名だったり。

twitterのフォロワーは少ないけど、センスが良くて、instagramで才能を発揮していたり。

スタイルも良くてwearでコーディネートが参考にされてたり。

ファンに対するリプライが丁寧で、しっかりとファンの心を掴んでいたり。

性格がしっかりしていて、instagramで頼んだ投稿を、twitterにも連携してくれる、頼んだこと以上に投稿をしてくれる子だったり。

歩きたい、歌いたい、踊りたい、読みたい、演じたい。
お小遣い稼ぎ程度じゃなくて、その先を目指しているやる気に満ちた子がたくさんいる。

高校生だった頃、
僕はずっと、
「これはどこの服だろう」「本当にこの人の服の系統が好きだな」って、
雑誌でしか会えないその読者モデルなる人達にコンビニで魅せられてきた。

そんなファッションの先生たちはSNSを始め、
各雑誌は専属モデルを育てるべくtwitterアカウントを掲載したりするようになった。

そして彼らは雑誌以外のところでもセンスを魅せられるようになり、その力を強めていった。読者モデルって、そんな風に有名になったんじゃないかなって、僕の妄想。

始めはいつも、そのセンスで人を魅了していた。
街角スナップで次の読者モデルは発掘されてた。

決してSNSで探して、有名だから雑誌に呼ばれることはなかったんじゃないかなって思ったり。これもまた、妄想なんだけれど。

最低限に人に配慮できるためには、その人たちを知っていることは必須なことだって思ってる。

このモデルさんたちと仲が良くて、モデルさんたちが現場でも楽しめるような、人望あるカメラマンって誰だろう。スタイリストって誰だろう。

この拘束時間ってどうなんだろう、この撮影場所ってどうなんだろう。

このハッシュタグって付けるの嫌じゃないかな、アカウント作って、タグつけるほうが自然なんじゃないかな。

こんなに投稿時間を指定したら、どうなんだろう。この写真でお願いしますじゃなくて、加工アプリは、自由にやらせてあげよう。

このモデルとこのモデルって、仲が悪いって聞いたことがあるな。
ゲームが好きって聞いたことがあるな、スポーツしてたってきいたことあるな。

そうこう言ってられない時もあるけど、
色んな事に配慮して仕切ったら、凄くいいものが出来上がる。

顧客を思い続けるそのもう一巡内側の、
最後の拡散で、PRで活躍する、かっこよくて、可愛くて素敵な僕の知り合いや友達への声の掛かり方が少しばかり雑な気がして。

長くしっかりと関係を築くことができたなら、契約期間が切れたって、彼ら彼女らはアンバサダーでいてくれる。
その商品の、サービスの、会社のファンでいてくれる。

ステマと呼ばれないような、
彼らが前向きに宣伝したくなるような、
誰も疲弊しないような、誰かが誰かを嫌いにならないような、誰かの将来に繋がるようなキャスティングをしたい。

やりたいことを知っていれば、相談してもほぼ断られないで決まる。
しっかり選んで、選びたい。

顔が良ければいいって言われる時もあれば、フォロワーが条件の時もある。
センスが条件の時もあれば、年齢が条件な時もある。

でもその先にもっとベストなマッチングはある。
誰でもいい仕事じゃない。

そんな感じで、たまに頼んでいただけるキャスティングをこれからもめんどくさいことを考えながら出来る限り丁寧にやっていこうと思います。

キャスティングのプロだなって思う、何人かの先輩方を見習いながら自分ができることで各所に何かを生み出せるように。

人間力って、人の間にいる力だと思ってる。
より深く、より広く。

改めて、人の間に入る覚悟を持とう。いつだって全ての根本はきっと一緒に違いない。

人の先には人がいる。

誰が広めるかの数年先には何があるだろう。

影響力がある人や、起用したい人のことやそのファンを思いやったコンテンツを生み出せる心とセンスがある人たちの存在もきっと大きくなる。

広める人、調整して仕切れる人、アイディアを出せる人、作れる人。

結局は人と人で、人を思いやってる人、人のことを知ろうとしてきた人、人のことを知っている人だけが極上の企画やコンテンツ作り、そしてPRができる人になっていくのかもしれない。

そんな人達の輪の中、またはそば、はたまた中心にいつの日か必ずやいれますように。


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そーすけ

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