芸能事務所ってどうなっていくんだろ

最近そんなことを考える。
個人でも稼ごうとすればそこそこ稼げる時代に、
芸能人やインフルエンサーに限らずチームに属するっていうことは、
どういうことなんだろうって。

それは大好きな仲間と遠くにいくためだって思う。

最初から大好きになれるかはわからないし、もしかしたら一方的に大好きですって言われて、きっと君伸びるよって誰かに見つけられて、気付いたらチームに入るなんてことも往往にしてあると思う。

芸能人やインフルエンサーに限らず、
フリーランスで生きていける時代にいわゆる自分でも間違いなく食べていける力がある人が会社に属する理由は同じだと思う。

自分も20〜23才はフリーで活動していた。
数年間ほどほどに仕事をして、ほどほどに稼いで好きなものも買えた。

色んなことをして
好きなことも嫌いなことも、得意なことも苦手なこともわかった。

スーパーマンを目指して克服しようと頑張ってみたけど
嫌いなことはやっぱり嫌いで、苦手なことはやっぱり苦手で。

沢山の期待をしてくれるお世話になった人たちに恩返しをしたくて
結果を見せたくて寝る間を惜しんで頑張ってみたけど、
やっぱり苦手なことでつまづいた。

そんな時に
「そーすけの苦手なこと、俺得意だし好きだよ。そもそもそーすけのことが好きだし、お前の良さが最大化するように、嫌いそうなところ苦手そうなところ代わりにやってあげるよ」って言ってくれる友達が現れた。

ただ単にそういうところを代わりにやってもらうだけでもよかったのに、
それが大切で大好きな人だったから、何かをやりきった後の喜びを一緒に分かち合えることが余計に嬉く感じた。

得意な企画やプロデュースや営業だけをやらせてもらって、
他はサポートしてもらう。好きな人たちに。最高だなーって思った。

どんどん沢山企画を作れて、どんどん関われる仕事が増えた。
仕事が増えても引き受けられるようにチームを拡大した。好きな人たちで。

恵まれたことに
学生時代に沢山の友達や知りたいを作れたから、
仲間に誘える人の選択肢が沢山あった。

普通は、入ってからとか入ってもらってから愛着が湧いていく順番だけど、
最初から、最高の人しか誘っていないチームだから最高だ。

みんなから信じてもらって、
お前が集めたやつらなんだから最高と信じるよって言ってもらって、
メンバー同士のコミュニケーション量は最初は不足してるわけだけど
それを担保に、ゆっくり、みんなが仲間になっていく感覚がある。

周りにいる人が本当に好きで大切だ。
芸能人に関わらず、メンバー全員がチームのことを好きで、尊重しあって、尊敬しあって、全員が信頼しあって得意なことをし合って補完関係になる状態を作る。フリーでもできるのに、ここでやったほうが大きくなれるし遠くに行ける。何よりこのメンバーで長い旅に出たい。そんな風に思ってもらえるチームにしていきたい。

芸能事務所のマネージャーさんって
タレントさんを見つけ、タレントさんの能力を才能だと信じて、才能をその周りの人に広める戦略を立てて実行して、その施策を同時に沢山走らせて、企画して営業して実行して、交渉していく。その間お互いの信頼関係を育んで、悲しい時も萎えた時も苛立った時も嬉しい時も、すれ違った時も乗り越えていかなきゃならなくて、両思いだったり最低でも片思いだったりしないとならない。上記全部ってプロデューサーとディレクターと推進と営業とマネージャー業務と...そもそも1人でやるような業務内容と同じ頭で考えられる
内容じゃないわけで、

だから会社のメンバーに対する形と同じように
チームがある事務所、チームを作ろうとしている事務所には
これから良いタレントさんが集まっていくんだろうなーって思う。

あとはルールを決める人が必要。
社員にも給与設定があるように、

タレントさんがタレントとして羽ばたいて行けるように。
例えば一律で何体何という取り決めじゃなくて
いくら以下の場合はタレント側が多くて、二次曲線で増えていくにあたって
その比率が調整されていくとか。

あとは毎週の反省会とか
お互いがお互いに期待している内容のすり合わせとか。
やりたいことを把握するとか、
沢山のできることとやりたいことがある。

一人で抱えたり
一人で突っ走ってすれ違うことって

親友とだって、親とだって、
会社でだってあるんだろうけど、

言葉をケチらずに
誠実に愛を持ってスピードと覚悟を持って
色んな仲間と関わっていけるような会社にしていきたいし
そういう会社が生き延びていくんだろうな
大きくなっていくんだろうなって思う。

まだまだ全然できてないんだけどね。
これをこうやったら絶対良い会社になれるって仮説があるから
自分は、まずはそれを全部やってみようって思ってます。
みなさん色々教えてね。





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