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土曜日 夕食 のらぼう

先週土曜日(閏日)の晩御飯は西荻窪の「のらぼう」に行った。いつもは数ヶ月前から計画して予約していくのだが、今回は急に思い立って行った。

世の中が混とんと殺伐としていく中で、僕が最も恐れるのは経済の落ち込みである。僕たちが生きる資本制社会では、経済の落ち込みは色んなことを悪い状況に導く。(逆に言えば、経済が上向きでありさえすれば、世の中の多くの問題は片付いたりする)

景気を良くする単純な方法の一つは、皆がせっせとお金を使うことだ。景気の観点からみると、貯蓄率はゼロ(以下)が望ましい。逆に皆が財布の紐を固く締めると、景気は途端に悪くなる。「金は天下の回り物」とは良く言ったもので、お金は回っていないとダメなのだ。

とはいえ、僕一人が借金してお金を使っても、日本経済に与える効果は極めて限定的だ。だから、もう少しミクロな視点で考える必要がある。

今は飲食店も大変な時期だ(もちろん飲食店だけではないけれど)。せめて僕たちが可能な範囲で美味しいものを食べ、美味しいお酒を飲んで、もちろん微力ではあるものの、大好きなお店を応援しようと思ったのだ。きっかけは店主の Instagram の投稿だった。それを読んだ妻と「週末空きがあれば行こう」とすぐに合意した。

カウンターに着席し、注文はアラカルトで。いつものことだが、どれをとっても美味しい料理だった。一緒に飲んだラインガウのリースリング(ハーフボトル)も素晴らしく美味しかった(僕はほぼ白ワインしか飲まない。とりわけリースリングは好きだ)。

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もちろんお店はいつもの通り大賑わいで、僕たちが出向くまでもなかったと言えばなかったのだが(笑)、それでも店主は Instagram のやり取りから僕たちの想いを察してくれたのか、お礼を言ってくれた。こちらもいつものように美味しい料理を食べながら話が出来て、元気をもらいました。ありがとうございます。

次の予約は4月後半だ。それまでには、今の状況が落ち着いているといいけれど。

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