見出し画像

自分のご機嫌を伺ってみる

おはようございます。SOTA Japan 渡部るり子です。仕事が忙しくなってくると、どうしても目の前の仕事だけに集中してしまいますよね。部下を持つ人にとっては、ついつい手元の仕事にとらわれて、ちゃんと相手の顔をみることができなくなってしまうなんてことも多いのではない絵しょうか。一人のプレーヤーとして、自分のやるべきことに集中するモードに戻ってしまう、つい昔とった杵柄(最近こういう表現、聞かないですよね・・・)嬉しそうに腕まくりをしてしまう方も多いのではないでしょうか。あるいは、部下の立場でも、そういう上司を目撃してしまう、なんてこともあるかもしれません。

こういう意識、ゾーンみたいなものに、やはりどうしても入ってしまうものだと思います。もちろん、それが組織として必要な場面であればそうすればいいのだと思いますが。私も、ある時、上司の指示で、本来はチームに渡したはずの仕事をやったこともありました。急ぎで売上予測を見直すということだったので、やむを得ないと思って始めました。ただ、それがしばらく続いてしまった時、これは誰のためにもならないのではないか・・・そう思い直して改めてチームと一緒にやることにしました。チームにしてみれば機会のはずです。経験できないし、スキルも上がらない。自分も仕事が広がらない、そういう状況に陥りました。第三者から見てみればそうなのですけれど、自分のことではなかなかわかりにくいというのが実感としてあります。切り上げるタイミングも本当に難しいと思います。

渦中にあると、どうしてもやってしまわなければ、とか、自分だったらすぐできるのに、とある程度キャリアを重ねた方であれば、必ず思うタイミングがあると思います。そういう時に、本当に数時間を争うことなのか、数日、あるいは一週間余裕を持てることなのか、しっかりと現実を捉えることも必要だと思います。それには、やはり一息つく時間が必要なのではないでしょうか。相手の顔もそうですけれど、自分の顔も見ていますか。

顔という書き方をしたのですけれど、自分がどういう状況にあるのか、少し離れてみることができるのかどうか、ということなのだと思います。あ、ちょっと詰めすぎだな、とか、自分の胸のあたりの圧迫感だったり、実は意外に体はサインを発しているものです。私もいま、自分の経験を思い出して、胸のあたりがつかえるような感覚がありました。やはり、自分のことに気が付けていないと、相手のことには、なおのこと気がつけないものです。

本日のお題:深呼吸を3回、してみましょう。そして、自分のからだを頭からつま先まで、どんな感じがあるのか、上から下まで、スキャンしてみてください。どんなところに緊張がありますか?

ポイント:人の体というのは、とても不思議なもので、緊張に気がつくと、修正してくれるはたらきがあります。

わたし達は、なかなか自分のからだ全体に気がついているということができないものです。気が付いてみると、自分がいかに頭に囚われすぎていたとか、お腹の感じで頭がいっぱいになっていたとか、そういったことに気がついて、少しづつ客観的に自分を見る感覚が養われていきます。まずは自分のご機嫌を伺ってみる。そうすると、周りにも広がっていくものだと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?