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【FFXIV】10周年ファンフェスの感想

行ってきた。もう本当に、大変な感情を抱いて帰ってきた。

僕とFFXIV

僕は光の戦士になって、結構な年数が経過している。

グリダニア民

ゲームを初めてすぐ、1年ほどやらなかった期間があるものの、8年以上はエオルゼアで生活してきた(この頃はギリギリ10代)。

長いことゲームをしていれば、多くの友人に恵まれることもあれば、軋轢に苦しんだこともある。

年をどれだけ重ねても、あの頃はあれしてた、この頃はこういう人と遊んでたとか、一年ごとに思い出せるくらいには、エオルゼアで遊んできた。

今日の記事は、そんな老人の独り言。

7年振りのファンフェス

僕が以前、ファンフェスに参加したのは2016年末の頃。
スクリーンに大きく映し出された「アジムステップ」のことはよく覚えている。

それから時は流れ、2024年1月。奇跡的に手に入れたリセールのチケットで、今回は参加することができた。

上京した弟を連れて、人生初の東京ドーム。

FF14も随分、出世したなぁと思いながら、朝の7時頃に現地入りした。
この時点でめちゃくちゃ人がいる。

おいおい、FF14って、あのFF14だぜ。ゴールデンタイムに律動零式の募集が3件もない過疎過疎ゲームだぞ。

当時からは考えられないほどの人混みにまぎれて、これがみんな光の戦士であるという事実に震えながら、席についた。

いつもなんとなく、グリダニアやリムサですれ違う人々が、ここにいる。
老若男女、様々な人々がいて、もうこの時点で感慨深いものがあった。

基調講演

ピクトマンサー、本当にびっくりした。(どうせ力士と思ってた)

基調講演の少し前

トレーラー自体、見たことあるシーン多くて、あ~って思ってて。

最初は魔法少女的なのかな?と思ったら、筆持って絵描いてたから「これリルムやんけ!!」ってなりながら、身を乗り出して見入っていた。

しかも、描いているのはクルルさん。今まで、なんかこうパッとしない扱いだっただけに、これは本当に驚いた。
エウレカでは、ひたすらパシってくるバカタレだったのに!

もう一つ、びっくりしたのが新マップのソリューション・ナイン。

「黄金なんて、どうせマムージャどんちき騒ぎでしょ~w」くらいに思っていたのに、ここで突然の路線変更。

全く意味がわからなかった。さすがに暁月は超えて来ないだろと思ったら、実装される前からヤバいのが来た。

どういうことだ。新大陸じゃあないのか。新大陸になんであんな近代的な都市があるんだ。あの機関車はなんだ…!?

そもそも、ソリューション・ナインという名前がもうすごい。FF9におけるジタンの技だし…と、考えたところ。

そういえば、ジタンの名字ってトライバルだっけ。今度行くのは…トラル大陸…トライヨラ…アレッ、アレッ…!?
英語表記のDawn Trialも、Tribalに似てるような…、ヴァイパーの武器も……。

そして、何より大興奮だったのが「絶・もうひとつの未来」。

以前、絶オメガの記事で「オメガは僕の青春」みたいな書き方をした。


では、エデンはどうか。

エデンは僕にとって、「厳しさ」を教えてくれた場所だ。リアルで色々あったのもそうだし、固定でも早期攻略のためにジョブを変更しなきゃいけないこととか。

赤魔が好きで、レイドで使い始めたのはエデンが最初だった。でも、現実はそうもいかず、召喚を使わなきゃいけない時もあって。エデンは「そのジョブが好きなだけじゃ勝てない」ことを教えてくれた場所。

そんなエデンの最後、再生編の武器が大好きだ。

レイピア

僕は再生編よりカッコいい武器シリーズを知らない。
特にガンブレは、絶武器すら差し置いて装備してるくらいには好きだ。

それが絶武器化する可能性がある…もしかすると、アレキみたいに変更される可能性はあるけど、もう今から楽しみで仕方ない。
(オメガより苦しむ可能性は考えないものとする)

その他にも新たなレイド、闇の王に、染色2箇所の具体的な雰囲気、グラフィックアップデート…

初日の午前中からフルスロットル。

ロスガル女性については、「ついにメスケモスキーを取り込みに来たな」とニッコリしてた。

友達との時間

僕がファンフェスで最も楽しみにしてたことの一つが、これだ。

ゲーム内で、何年も会ってきた人たちに"初めて会う"んだから。

最初に会ったのは、固定メンバーの暗黒と竜騎士、そして踊り子だ。
とにかく会った時は嬉しかった。今まで何度となく、苦楽を共にしてきた仲間と、初めて現実世界で会えたのだから。

姿形は全く知らない、初めて見るもの。でも、その声はVCで何度も聞いた馴染みあるものだった。
あぁ、この人たちがいつも一緒に零式や絶で遊んでくれていたんだ。そう思った時、何気なくすれ違う人たちも、みんなこうして実際にプレイしてる人がいて…あの世界って、本当にいる人達で作られているんだと実感した。

他にもたくさんの人と顔を合わせた。配信でお世話になった人、FF14をやる前から仲良くしてくれていた人、最近クリコン始めて知り合った人……。

それぞれがみんな、実際に存在する人で、その人達と偶然にも同じ場所で、同じ時間を共有していたことに、感動を覚えた。
FF14の世界は仮想だけど、そこにいる光の戦士は現実ということ。

固定メンバーの3人+私と弟は食事も一緒にした。
1日目の夜に焼肉、2日目の昼にお寿司だ。

酒を飲んで真っ赤になる竜騎士。レモンサワーをガブ飲みする踊り子。
大量の肉を食べても、全く平気な顔してる暗黒騎士…。

一方で、僕はワサビで悶絶した。「これがうちのD4です」って笑われたけど、それがすごく嬉しかった。いつもは声しか伝えられなかったけど、いまはこうして動きでも、思っていることを伝えられる。

「次のレイドも、絶エデンも頑張ろう!」

そう約束して、次はゲーム内で!と、僕らは別れを告げた。

PRIMALSのライブ

正直、見るつもりがなかった。
2日間+前日に歩き回ったせいで、足が痛く、まともに歩けなかったからだ。
(見栄を張って、慣れてない革靴にしたせいである)

しかも、終わる頃には夜の20時を過ぎるし、翌日は用事があった。
東京から地元の名古屋付近まで帰ろうとすると、ほぼ終電だ。さすがに無理…と思っていたが、裏を返せば、ギリギリ間に合う。

「迷ったら、危険な方に賭けろ」

僕の大好きな岡本太郎の言葉だ。本にそう書いてあった。

そうだ、ここで痛みに耐えてなお、このPRIMALSのライブを見る…それこそが生きるパッション、喜びだ!

ということで、だいぶ無理して見た。

見てよかった。

本当に、よかった。

「雷鳴」と共に入場し、「ローカス」から始まったそのライブに、僕は涙を流していた。

脳裏を駆け巡る思い出。そうだ、あの頃に僕は零式を始めたんだ。
僕を選んでくれた人がいた。裏切ってしまった人もいた。

たくさんの友達がいて、いなくなった人もいて。

その後、流れた「忘却の彼方」で、崩れ落ちた。極シヴァは僕が初めて行った、現行の極だ。
最速で6時内を宣言した日々をまだ覚えている。

あの頃、多くのことを教えてくれた友達がいた。その別れは決して、いいものではなかった。

でも、そうやって、色んな人と関わって行く中で、今の自分が少しずつ出来上がっていった。

こうして、PRIMALSのライブを聴ける自分を作った旅路は、全く無駄ではなかったんだと、そう思わせてくれた。

吉田が歌ったり。あぁ、よしだー!って呼ばれて、泣いてた吉田も東京ドームで歌ってるし。暁月のBGMも、どんどん流れていく。
あぁ、こんなことがあった。白虎の頃は、パンデモニウムでは、6.0メインクエでは…。

To the Edgeなんて、泣かない方がおかしいんじゃないか。

Like broken angels, wingless, cast from heavens' gates

パッチ5.3討滅戦の歌詞を紹介します!より

この一節だけで、何度でも泣ける。

FLOWもそうだ。EndWakerも…。

そんな中でRISE。これはもう言うまでもない。最高だった。
でも、僕はまだこれより至上の喜びがあるとは思ってなかった。

進む曲、あぁここは確か時空潜航のマーチやってる時だ。もうすぐ断絶だ。
でも、演奏では確か…

まさかなと思った。PRIMALS版では、時間停止があるのは知ってたけど、全員が聴いてるとは限らない。絶アレキでは、ここで止まらないし、天動編零式4層でも、それは同じだ。

そう思った矢先。

時は止まった。

東京ドーム内の、ほぼ全てのサイリウムの動きが止まったのだ。
それはもう、圧巻としか言いようがなかった。たった十数秒足らずとはいえ、何の打ち合わせもなく。

その瞬間、僕は確信した。

吉田PたちFF14の運営は、この10年間、ただFF14というゲームを作っていただけじゃない。
共通認識として、一種の文化を作り上げていたんだって。それは一種の宗教に類するようなストーリー。

ここまで綺麗に、あれだけの数の人間を止められるモノがあるだろうか。

なんだか興奮のあまり、変な文章になってしまった。

トリのeScapeもそれはそれはもう、本当にたまらなかった。
あんなことがあって、そうだ。絶オメガも…金色で……。

しかし、そこで時間切れだった。

本当は挨拶まで見たかったけど、時間がなかったのだ。これ以上、遅れると家に帰れなくなる。

まだ乾かぬ目を拭い、足の痛みにこらえながら、僕は会場を後にした。

帰路

帰路の新幹線で日記を書いた。本当はいつも朝に書いているのだが、この日は仕方なかった。

帰宅して、家族にお土産を渡した。もうフラフラで、あまり意識がない。

母にはお土産セットと、その他諸々を渡したところ、ブラディヒルンドのお面をつけて踊りだした。次は母もファンフェスに連れていってあげたいな。

翌朝、目を覚ますといつもの部屋だった。

あの2日間は夢だったんだろうか。

不安な気持ちになって、ふと机を見ると、私のファンフェスのお土産が置いてある。

携帯を見ると、友達と一緒に撮影した写真があった。

アルバムにはもらった名刺が挟んである。

あぁ、やっぱり。現実だったんだ。

ありがとう、FF14。
ありがとう、吉田とFF14開発、運営の方々。

そして、一緒に遊んでくれた友達みんな。本当にありがとう。

次会う時は、エオルゼアで。

【オマケ】思い出写真集

豪運で当てたクッション。くじテンダーとか当たるのか…。

僕の落書き。Y.Bは固定の竜騎士。

黄金平原パガルLAN。めっちゃバズった。本人にも届いた。

チン◯。僕以外にも喜んでる人いるはず。

カラオケ歌う吉田。すげーよ。マジで。


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