バズったからアフターサポートを書きました(カウンセリング実録)

そとです! カウンセリングに行った漫画がtwitterでバズったので、この場をお借りしてつたないアフターサポートを書きます。

まず本当に思った以上に読まれすぎてしまって動揺しています。5万RTも回ると思ってなかった(というか投稿前は総スルーなんでは? と思ってかなり怖かった 回るのも怖いしスルーも怖かったです)。
拡散されて驚いたのは、思った以上に苦しそうな人がいること、そして思った以上に苦しそうな人がいないことです。
「同じです」という声をかけていただいた一方で、本当に自分のこういうのはふつうのことじゃなくて、これを背負っていない人はたくさんいるんだなぁ、というのを感じました。本当によくわからなかったんですよね。ずっと漠然とした疎外感でした。いいな〜!

いくつか思ったこと、質疑応答?などをまとめます。

・心療内科に行ったのですか?
臨床心理のカウンセリングに行きました。病院ではないので診断などがなく、保険がききません。心療内科は心身症を取り扱う科、精神科は精神病を取り扱う科、カウンセリングは広く心の問題を取り扱うところだと思います。個人的なイメージですが、企業コンサルの個人版みたいな感じでもあるのかなぁ。メンターとかにも近いかもしれないですね。相談に対して、カウンセラーさんが持っている知見を助言してくれたり、こちらの問題の整理に手を貸してくれる感じです。

・一発でいい人にあたるわけじゃないかもしれないから言っといてくれ & 相性について
一発でいい人にあたるわけじゃないかもしれないです。これはわたしが運がよかったのもありますが、あの漫画自体も大意をもとに自分の解釈で構成し直しているので、実際はあのままでは全然ないです。わたしが担当していただいた方は話をよく聞いてくださいましたが、ご自身のお持ちの臨床心理の知識、経験から類推したタイプに応じていくつか質問をし、そこからこちらの話をさらに引き出すきっかけにするというやり方をされているように思いました。初回だからかもしれないですが、ガチで「わたしそのもの」にマジでマジで対峙している感じではないんじゃないかな? なのでリードのされ方によっては違和感が大きいかもしれないです。わたしは違和感があったら素直に言えるほうなので問題ありませんでしたが、やっぱりそこは相性じゃないかな…。わたしにとっては「自分の専門知識を分けます!」という感じのスタンスだったのが客観性という感じで良かったです。でも励ましはあたたかい人間味があってすごくよかった。
カウンセラーさんの数だけやり方があると思います。当然ですけどどんな方にあたっても言えないことは言わなくていいし、言われたことを全部飲み込むことはないし、主体はあなたです。セカンドオピニオンとかも全然ありです。カウンセリング自体が向いてなさそうだったらほかの方法でも全然いいと思います。

・カウンセラーです・臨床心理士の勉強をしています
いいカウンセラーさんに出会えないかもしれない、または出会えなかったいう声が多い中で、現役でお仕事されている方、目指して勉強されている方からもお声かけいただきました。とても真摯で、「自分も人の助けになれるよう頑張ります」という感じをすごく受けました。そういう方が確かにいるから知っておいてほしい。本当にうまくマッチングしてほしい。

・お金がない
よくわかんないけど行政がサポートしてることがあります! 区とか市とかかな? 「お住まいの地域 心の悩み」とかちょっと言葉変えたりして検索してみてください。わたしはお世話になったことがないので詳しくはわからないのですがひとつの手かもしれません。
あとは図書館で心理学の本を借りるのも一助になると思います。マジでお金がないなんて理由で自分を諦めるのは辛い、工夫しなきゃいけないですが、道はあると思います。

・どうやっていいとこ探すの? 何したらいいの?
正直わたしにもわかりませんが、現状ではwebで探すのが一番なんじゃないでしょうか。わたしは立地で決めました。軽めに電話相談をやっているところもあるようなので、そういうところで感触を見てみるのもいいのかなと思います。
でもマジで電話するの怖いですよね? 予約のときに一度コール中にビビって切りました(すみません)。翌日もう一回かけました。
わたしが選んだところでよかったことは、近くに大きな公園があったことで、そこで一時間くらい休んでから帰れたことです。電車に乗るような気分じゃなかったし、めちゃくちゃ泣いてたからね。そういうのもちょっとあるかもしれません。

・虐待について、マジで愛がなかったのか?
わたしを含めたわたしの家庭はいろいろありましたが、愛がなかったわけではないと思います。いやなかったのかもしれないけど、本当のところはわかりませんが、何を責めるつもりもないし裁くつもりもないです。人間だからいろんなことあるじゃないですか。もうほとんど過去のことだし、今はもう、きっかけから膿んだ自分の傷を乾かしてやる必要があるだけだと思ってます。
* 追記(5/7)
親御さんの立場?から、どういう扱いを受けていたか、なにが虐待なのかという声も寄せられるので少し書きます。一般的な虐待行為についてはgoogleが詳しいと思うので聞いてほしいのですが、本当に個人的・実際的な話になったとき、やっぱりそれも相性みたいなところがあって、どう受け取られるかという視点を外せないと思います。だからgoogleがサジェストしてきたキーワードは横に置いておいて、子供さんと双方向性の「コミュニケーション」をしてほしい。わたしの家庭で行われていたことは「脅迫」でした。
わたしは鑑定士ではないので、厳密に名前をつけることはできませんが、「虐待」という言葉を与えられて気づくこともありました。すごく強い言葉だから、このラベルに苦しめられることもあるかもしれないと思う。でもどちらにしても、当事者にとっては、言葉や定義でなく、生身の中身と付き合っていくのが大事じゃないかと思います。

長くなったけどマジであなたはあなたのことを救ってあげてください! よろしく頼みます! もしうまくいかなくてもあなたがあなたのために行動したことはあなた自身が絶対に覚えてます。それが本当に大事です。

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ここからは長いし(3000字ある)本当にただの自分語りなので、ほんとに読みたい方だけ読んでください
あまりにも心の柔らかいところすぎるので、心理的障壁のために有料にしてしまいました(すみません)(有益な内容ではないです・・)
特にわたしみたいな自立心がアレしているタイプの方は読んでほしい気がします。というかわたしが一人じゃないことを知りたい、よろしくお願いします・・

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