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【スタートアップ339社のビジネスモデル分析】 今後投資家から評価されるスタートアップのビジネスモデルは?

スタートアップ339社をカテゴライズしたStartup Idea Matrix in Japanを公開します。

はじめに

令和が始まりました。平成の終盤はメルカリのIPOや、それにあやかった投資家によって巨大なファンドの組成が相次ぐなど、景気の良いニュースが続きました。
この影響でスタートアップの裾野は広がることが予想されますが、そもそもどのような事業にリスクマネーが集中しているのでしょうか?

業界別で見ると例えばFinTechなどは平成のホットトピックでした。
ですが、一口にFinTechと言っても多種多様な事業が存在します。例えばFinTech領域の中でもBtoCの家計簿アプリに投資家マネーが集中しているのでしょうか?それともBtoBのクラウド会計ソフトに投資家マネーが集中しているのでしょうか?

この疑問に対する答えを今回のnoteでご提供します。
具体的なアプローチとして、資金調達に成功したスタートアップを「業界×ビジネスモデル」の2つの観点から分解したマトリクス図を作成することにしました。


何を調べたか?

スタートアップ339社を「業界×ビジネスモデル」の二軸で分類したマトリクス図を作り、以下をまとめました。

① マトリクス上のそれぞれのドメインで最も多額の資金調達に成功しているスタートアップはどの会社か?
② マトリクス上のそれぞれのドメインにどれくらい投資が行われているのか?

①をリーディングカンパニーマトリクス、②をヒートマップと名付けます。

リーディングカンパニーマトリクス(図にリンクが埋め込んであります)

ヒートマップ(図にリンクが埋め込んであります)


どうやって調べたか?

細かい内容については各マトリクス図に添付されている「説明」シートをご覧いただければわかりますが、ここでは簡単に説明します。

・調査対象について

本マトリクスで集計対象としているスタートアップ339社は、2018年1月1日〜2018年12月31日までに資金調達を実施した企業です。

・分類方法について

調査対象のスタートアップのべ339社を、「industry(業界)」と「idea(ビジネスモデル)」に分類しています。
「industry」については、調査対象のスタートアップ全てを以下の40業界いずれかにカテゴライズしています。

「idea」については、スタートアップのビジネスモデルを、大きく「A 提供価値」「B 提供方法」「C マネタイズ」「D ターゲット」「E インターフェース」「F テクノロジー」「G その他」の6つに分類した上で、以下のようにそれぞれをさらに細かく分類しています。


マトリクス図から読み取れるトレンド

では、マトリクス図を概観し、どのような事業にお金が集まっているか考察していきましょう。

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・どの業界に投資家の注目が集まっているのか?
・どのようなビジネスモデルが投資家からお金を集めやすいのか?
・どの業界のどのようなビジネスモデルの会社が今後評価されるのか?筆者の予想も含めて書いています。

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