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新卒から2年半ほど勤めたリクルートを退職しました

新卒で入社してから2年半ほど勤めたリクルートを退職しました。
正確には8月末での退職なので現在は有給消化中です。

人生で初めての退職なので今までのことを書いておきたいと思います。
「新卒で入ったリクルートはクソだった」みたいな内容を期待している方はそっと閉じてください。
ネガティブな内容は基本的に無いです。
僕はリクルートのこと好きです。

振り返る前に、
リクルートでお世話になった皆様、本当にありがとうございました。
直接お伝えできなかった方や詳しく話せなかった方も多くいるのでこの記事を通してお伝えできればと思います。
僕と関わりない方やリクルートに興味がある方にも何かの力になれれば幸いです。

リクルートとの出会い

リクルートとは学生だった時にインターンとして関わっていました。
他にも色々な会社にインターンしていましたが、新卒入社する会社としてリクルートを選んだ理由は2つあります。

1つ目は面白い人が多いこと。
リクルートは定年まで勤めようと考えている人はおらず、意思を持って働いている人が多くいます。それでいて能力の高い人が集まっているのでとても面白い環境でした。

2つ目はリクルートは入社してからの数年後が予測出来ないこと。
例えば、30歳にはどんな役割で仕事をしていて40歳にはここまで出世しているなどと予測可能になった時点で人生少し面白くないと思います。

結果としてリクルートは非常に面白い環境でしたし、まして3年足らずで辞めるとは思ってもいませんでした。

リクルートはどうだったか

株式会社リクルートホールディングスに入社し株式会社リクルートライフスタイルに出向し働いていました。
なので詳しいことは株式会社リクルートライフスタイルのことしか分かりません。

リクルートは数年前からIT企業になることにかなり注力しています。
新卒のエンジニア採用の1期生が僕の代でした
リクルートは大規模なサービスを抱えており、それでいて大きな変革を遂げているところです。
この環境を楽しめる人にはかなり楽しめる環境だと思います。
逆に言うとIT企業になりきれていない部分もあるのが今のリクルートということです。

リクルートでやっていたこと

学生の頃からアプリを作っていたのでiOSエンジニアとしてのキャリアをスタートしました。
リクルートではiOSエンジニア、スクラムマスター、UXディレクターなどを経験しました。
リクルートには新規事業の立案制度があり、1年目の時に受賞することも経験しました。
何度か海外出張にも行かせてもらい、AppleのWWDCにも行けました。

ホットペッパービューティー配属

1ヶ月ほどでホットペッパービューティーのアプリを開発するチームに異動になりました。
チームの状況や開発体制、ソースコードなどをキャッチアップしていきました。
この頃から自分が会社でやるべきことは明確になってきました。

アプリを良くすることに注力する。

そのために出来ることは何か、何からやっていくべきか、どうやるのかを考えていました。
これから退職までホットペッパービューティーに携わることになります。

リプレイスプロジェクト

ホットペッパービューティーのアプリは今あるコードをすべて捨てて新しく書き直す決断を下しリプレイスプロジェクトが始まりました。

何百億の売上のあるサービスのアプリを新しくプロジェクトを作って作り直す経験はなかなかできることではなかったと思います。
ただ作り直すのではなく品質を向上させる、開発スピードを上げることを実現しなければやる意味がありませんでした。

結果としてプロジェクトは成功に終わり社内で表彰されました。
大規模なプロジェクトを終わらせた喜びと新卒で社会に入ってから自分の力が通用することを実感する良い経験となりました。
リプレイスの初期の開発はとても学びがあり入社してから一番楽しかった時期だったかもしれません。

UXディレクター

リプレイスプロジェクトの途中からディレクターになるために異動させてもらえるように動いていました。
リクルートでのディレクターというのはスクラムでいうところのプロダクトオーナーに近い役割でした。

リクルートでディレクターになった理由は2つあります。

1つ目は何を作るかが一番重要であるためです。
どんなに優秀なメンバーが高い技術力で何かを作ったとしても需要がなかったり、使われなければ意味がありません。
大規模なサービスと言っても限られたリソースの中での開発なので優先順位付けは非常に重要です。
このサービスをより良くするためにはエンジニアに留まっていては限界があると考え異動することにしました。
幸運にもリプレイスを最初から経験しているのでアプリの仕様に詳しいという自信もありました。

2つ目はリクルートで学ぶべきことは何かを考えていたためです。
エンジニアの技術は独学でも学ぶことが出来ますし、他の会社の方が学ぶ環境が整っているかもしれません。
リクルートで知りたかったことはここまで成功されているサービスがどのように考えられてどのように運営されているのかでした。
重要な意思決定をしている優秀な人と一緒に仕事がしたかったため異動することにしました。

おそらくリクルートでは珍しいエンジニア経験のあるディレクターとして新しいキャリアを始める事にしました。

ディレクターとしてやったこと

本当に様々なことにチャレンジすることが出来ました。
ビジョンの策定、KGI/KPI設定、サービスの利用分析、インタビューなど定性調査、ABテスト、開発計画、ボードメンバーから決裁をもらうなどなど。
すべてがうまくいったわけではありませんが、サービスを伸ばしていくことの大変さ、方法を少しだけ学ぶことが出来たと思っています。

また、マーケティングの部署や営業組織など関わる人がかなり増えました。
部署間の利害関係や社内組織の難しさ、時にユーザファーストになれなくなる自分がいました。

大企業のそれも大きなサービスということもあり、苦労することが多少なりともありました。そのすべてが良い経験でした。

新規事業の話

詳しいことは書きませんが、僕が身近に感じた"不"を解決する事業を考えて提案しました。
審査を通過したので、社内の力をフル活用して社外のアポを取りまくったのを覚えています。
数多くの反省がありますが、特に僕の実行力の足りなさを実感しました。
結果的に入賞はしましたが、事業化するには至りませんでした。

今後について

独立して仕事を受けたり新しくサービスを作っていきます。
また決まったらなんらかの形で報告したいと思っています。
何か面白い話がありましたらTwitterまたはFacebookで連絡してください!

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有料コンテンツの内容

一度やってみたかったので以下からは有料にします。(旬を過ぎたので値上げしました)
以下の内容について書いています。
- リクルートでの僕の年収
- リクルートでの僕の評価
- なぜやめたのか

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リクルートを退職して独立しました。 iOSアプリ開発が得意でアプリ作ったり、スタートアップの手伝いをしています。