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水車なおしました(後編)

台風明けたので水車の修復作業を再開します。

この記事はこちらの続きです。

羽の反対側にも補強材としてアルミジョイナー(コの字型)を接着します。

コーキングが固まったので、ボルトを適度に緩め、木槌で24枚の羽を溝に叩き入れます。

試運転します。ドレンバルブを閉め、水車に水を流します。

回転や水漏れなどは問題ないようですが、水車外周に返し帯を取り付けていないため盛大に水がはじけ飛んでいます。

羽を製作した時の合板の余りを使って返し帯を製作し、取り付けます。

水のはじけが大分減りました。

これで完成です。

本来耐水合板は常に水のかかるところに使用する事は出来ませんが、1類以上の耐水性があれば素人工作の実用上は問題ないです。

温泉成分のカナケを含む沢水なので、どのような鮮やかな色に塗っても一週間ほどで鉄錆色になってしまいます。防水塗料や普通のペンキを塗装したところで、常に水のかかる羽の耐久性はさほど変わりません。そのため今回は塗装しませんでした。重要なのは合板に耐水性がある事です。耐水性は特類とまでいかなくても最低限1類は必要です。2類では1年でかなり劣化します。

早速、制御系電源を投入して再同期起動します。
回生状態に入り、発電が始まりました。

システムオールグリーン。問題なく本来の性能を発揮して発電しています。

素人工作で水車の回転重量バランスを取るのは難しいですし、取ったところで長期間の運転中にかなり変動します。そこで、センサレスベクトル制御によって速度制御することで、たとえ重量バランスが極端に狂っていようとも、回転速度のムラを力業で極力減らし強制的に滑らかに回転させる事で、水車の回り方の見た目を良くしています。

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