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甲獣学入門

 初めまして、Mashiroです。この記事では甲獣についてまとめていきたいと思います。
 甲獣は使うと非常に面白いテーマデッキであるため、この記事を読んで使用者が増えるととても嬉しく思います。また、全文無料となっていますので、待ち時間や隙間時間に読んでもらえると幸いです。
 それでは、解説に入りたいと思います。

1.はじめに

1-1甲獣について

 甲獣とは、BS61 契約編第2章 リベレーションオブゴッドより登場した創界神を中心としたデッキであり、アステカ神話がモチーフになっているテーマです。
 甲獣デッキの特徴は、白テーマに共通する受けの硬さと、界放を行うことでコアを大量に供給できる事です。そして、このテーマ最大の特徴であり、唯一無二であるのが、巨甲神獣テペヨロトルによる相手のカウントマイナス効果です。このカウントマイナス効果を使って相手の契約煌臨の条件カウントをずらす事で、相手のテンポを遅らせたり、リーサルターンを延ばすことが可能になります。

1-2 強みと弱み

 このデッキの強みは、上で述べたように白テーマであるため防御力が高く、そのうえ界放を行う事で大量にコアを供給出来るため、大型スピリットを早い段階で並べる事が出来ることです。それに加えて、いわゆる「上振れ」の動きですが、1ターン目に創界神テスカトリポカに神託で3コア乗せる事ができ、次のターンにテペヨロトルを手元に置く事が出来れば、早い段階でリーサルに持ち込む事が出来ます。
 弱みとしては、まず、白テーマであるためドロー効果に乏しい点が挙げられます。さらに、良くも悪くも創界神が中心のテーマであるため、創界神の有無によってデッキの出力に差が出てしまいます。また、「手元」に置かれる事で効果を発揮したり、コストが軽減される効果を持つカードが多いため、手元に置く効果を持つカードを引けなければ、ズルズルと相手のテンポに持ち込まれてしまいます。他にも、手元に置くという効果である以上、ターンが経過するごとに手元と手札を頻繁に交換していくため、手札が相手に都度公開されていく状態になります。そのため、必要以上に相手に情報を与えてしまうというデメリットもあります。

2.デッキリスト

2-1 デッキ解説

①テスカトリポカ特化型(純正型)
①純正型

  鎧装鳥コンゴウバード 3枚
  ゴッドシーカー 鎧装神官ウパトル 3枚
  鎧装獣アーマーホーン 3枚
  鎧装獣グレイウルフ 3枚
  鎧装王トロケ・ナワケ 3枚
  月甲の鎧装神獣テクシスカトル 3枚
  鎧装獣オブシディアゲーター 2枚
  巨甲神獣テペヨロトル 3枚
  宵闇の斧獣ヨナルデ=パズトーリ 3枚
  白の世界/白き機神 3枚
  テスカトリポカの黒曜神殿 3枚
  創界神テスカトリポカ 3枚
  アルテミックシールド 2枚
  テスカトルシェル 3枚

②汎用型
②汎用型

  ゴッドシーカー 鎧装神官ウパトル 3枚
  鎧装獣アーマーホーン 3枚
  小氷姫クラーラ 1枚
  鎧装王トロケ・ナワケ 3枚
  月甲の鎧装神獣テクシスカトル 3枚
  巨甲神獣テペヨロトル 3枚
  宵闇の斧獣ヨナルデ=パズトーリ 3枚
  幻魔神 1枚
  凍れる火山 3枚
  白の世界/白き機神 3枚
  スティールムーンミラージュ 3枚
  創界神テスカトリポカ 3枚
  白鳥ユウ 3枚
  アルテミックシールド 2枚
  テスカトルシェル 3枚

 まず、1枚目のリストはかなりデザイナーズに寄せた構築であり、かなり使いやすいリストになっています。テスカトリポカの神域を強く使うために、なるべく「テスカトリポカ」名称のネクサスになるように種類を絞っています。スピリットを主軸にしているため、界放用のコアを集めるための召喚による神託が行いやすく、手元にカードを置く事が出来る効果を持つ系統:甲獣のスピリットを多く採用しているため、よほどネクサスやマジックが手札に嵩張らない限り、コアブーストやサーチを行う事が可能です。また、スピリットを多く採用しているため、創界神テスカトリポカの配置時神託の3コア成功率が高く、1-2で述べた高速リーサルも比較的決まりやすくなっています。唯一テスカトリポカ名称ではない白の世界が採用されていますが、テペヨロトルのアタックに合わせて配置、転醒させる事で、ネクサスを「テスカトリポカ」名称で統一する事が出来ます。このプレイングを頭に入れる事で、創界神テスカトリポカの神域効果や、鎧装獣アーマーホーンのミラージュ効果を腐らせる事なく使う事が出来ます。

 次に、2枚目のリストですが、純正型に比べて採用されているスピリットが少なく、逆に採用されているネクサスの種類が多くなっている事に気がつくと思います。このリストは、創界神テスカトリポカの神域効果や、鎧装獣アーマーホーンのミラージュ効果による保護能力を捨てる代わりに、ヘイトネクサスや創界神、スティールムーンミラージュなどの補助カードを増やす事で、なるべく多くの対面デッキを見る事を目的としています。純正型に比べて、動きは滑らかではないですが、スティールムーンミラージュを早いターンでセットする事が出来ると、純正型を凌ぐほどの擬似サーチを行う事が出来ます。そのため、引く事が出来たら優先的にミラージュとしてセットしましょう。また、凍れる火山を採用することによって、相手の選択肢を狭めた上で動きを鈍くさせる事で、こちらは着実に手元を貯めていく余裕を作る事が出来ます。
 ネクサスの配置優先順は、火山→白鳥ユウorテスカトリポカ(手札に神軽減持ちがいる際はこちらが優先)→白の世界→2枚目以降のスティールムーンミラージュ(蒼波の場合、手元保護効果を使用するため土地としても使用)です。1枚目のスティールムーンミラージュの優先度は最上位であるため、火山などのネクサスを置くよりもミラージュセットを優先しましょう。

2-2 各採用カードの解説

 ここからは、このデッキのメインとなるカードを数種類ピックして解説していきたいと思います。なお、2種類のリストでそれぞれ採用されているカードを混合して紹介している為、解説に統一性がありませんがご了承下さい。

・ゴッドシーカー 鎧装神官ウパトル

甲獣唯一のゴッドシーカー。
 このデッキは創界神テスカトリポカが引けないと始まらないので、積極的に召喚しましょう。レベル2のフラッシュ効果は主にテペヨロトルを手元に置くために使いますが、テクシスカトルのコアブーストや、ヨナルデ=パズトーリを効果で手元に置いた時の踏み倒し効果を使って展開するケースもあるので、すぐに使うのではなく、サーチ互換がある際はサーチを行なってから使うようにしましょう。まれにハンデスされたくないカード(防御札など)を手元に逃すときに使いますが、手元からの交換対象は「甲獣」を持っていないと入れ替えられないので注意しましょう。シーカーであり、役割が明確な為3枚採用。

・鎧装獣アーマーホーン

蒼波の青の世界対策で革命を起こしたカード。
 このカードは、基本的に召喚時を使ってコアブーストをするためのカードですが、蒼波対面では、ミラージュとしてセットする事もあります。青の世界の配置時効果によってテスカトリポカの神域が解除され、転醒時効果によってテスカトリポカが破壊される場面が多かったのですが、このカードが出たことによって配置時効果からテスカトリポカを守る事が出来るようになりました。場にあるネクサスが全て「テスカトリポカ」名称である事が条件であるのを忘れないようにしましょう。初動であり、足回りを整える事が出来る為3枚採用。

・鎧装鳥コンゴウバード

サイクルする事が出来るコアブースト要因。
 このカードは上記のアーマーホーンと召喚時効果は変わりませんが、レベル2の効果を上手く使う事でサイクルする事が出来ます。カシウスの槍警戒や、獄契約対面ではなるべくレベル2で召喚、維持しましょう。このカードにほとんどカシウスの槍を打たれることはありませんが。
 個人的に、汎用型はテスカトリポカのみが並ぶ事は少ない為、軽減シンボルは減りますがアーマーホーンの枠をこのカードに入れ替えても問題ないと思います。初動であり、足回りを整える事が出来る為3枚採用。

・鎧装王トロケ・ナワケ

シーカー互換。
 召喚時効果で擬似サーチが可能であり、レベル2効果で「甲獣」持ち全てに赤と白の全耐性を与えられるカード。手元にある時、ライフで受けた場合に召喚する事でライフを守る効果を持っているため、積極的に手元に置きましょう。サーチで使う場合と、ライフを守るために温存しておく見極めが大事になるので注意しましょう。サーチ互換の為3枚採用。

・月甲の鎧装神獣テクシスカトル

シーカー互換兼コアブースター。
 こちらもトロケ・ナワケ同様サーチ互換として使うカードです。しかし、このカードのサーチ効果は同名ターン1のため、2枚目を同じターンに召喚してもサーチ効果を使用する事は出来ないので注意しましょう。基本的に手元を経由して使います。レベル2効果は、追加打点や、AS中に無理やりテスカトリポカに神託を行う際に使う事もあるので、無闇に消滅やレベルを下げないようにしましょう。コアブースターの為3枚採用。

・巨甲神獣テペヨロトル

このデッキのフィニッシャー。
 白と緑以外の耐性を持つこのデッキのフィニッシャーであり、ブロッカーでもあります。コストは8と高いですが、手元に置くことでコストを軽減する事が出来るため、想像よりも早く場に召喚する事が出来ます。手元から召喚する事で相手のカウントを−2する事が出来るため、対面が契約デッキだった場合、契約煌臨の条件カウントをずらす事が重要になってきます。特に、蒼波のマシュバラや、獄契約のヌーヴェル・ヴァーグなど、カウントが関わってくる受け札を使わせないプレイングを心がけましょう。フィニッシャーである為3枚採用。

・宵闇の斧獣ヨナルデ=パズトーリ

受け札兼踏み倒し要員。
 このカードは、基本的に手元に置くことでカウンターカードとして用います。維持コストの効率がかなり良く、3個で最大レベルになるため、小型S/Uや中型S/Uのブロッカーとして使いましょう。自分のターンでは相手の盤面を荒らす為に使う事もあります。
 レベル2、3効果で場から離れたときに手元に戻る事が出来るため、上手く使う事で何度も使い回す事が出来ます。カシウスの槍や、獄契約のコア除去、ヌーヴェル・ヴァーグを受けてもかなり復帰しやすいカードの為、レベル2以上で召喚することを心がけましょう。獄契約対面では、このレベル2、3効果が重要になる為、コア除去効果を受けてもレベル2以上を維持できるようにコアを乗せる事が重要です。踏み倒し兼カウンター要員の為3枚採用。

・創界神テスカトリポカ

このデッキの心臓。
 現環境では比較的割られにくい創界神であり、性質上非常に場持ちが良いので、引いたら積極的に配置しましょう。場のネクサスが「テスカトリポカ」名称のみの間、非常に高い防御力を発揮します。このデッキの根幹に関わってくる為3枚採用。

・白鳥ユウ

初動兼サーチ互換
 様々な白テーマが出るたび話題に上がるカードですが、このデッキでは非常に強く使う事が出来ます。具体的には、コスト4以下のスピリット限定ですが、配置時効果でシーカーや小型をサーチする事が出来ます。しかし、メインはコアを+2個する事が出来る効果であり、この配置時効果によって界放用のコアをノーリスクで用意する事が出来ます。正直、この2コアに3500円(6/30現在)の価値があると言っても過言ではありません。テペヨロトルやパズトーリといった大型がトラッシュに落ちると非常に困ってしまうので、よほど運を天に任せた状況で無ければ配置時神託は行わないようにしましょう。召喚神託はターン1ですが、パズトーリがお互いのターンにフラッシュで召喚する事ができる為、気づいたらコアがたくさん乗っています。初動兼サーチ互換の為3枚採用。

・スティールムーンミラージュ/力の獅機龍神ストライクヴルム・レオ・ストレングス

加速エンジンであり、名誉甲獣。
 このカードは本来、星札光導の加速エンジンですが、手元を使うテーマという共通点から、甲獣にも流用されたエンジンです。早いターンにミラージュとして貼れれば貼れるほど強さが増していくカードです。引く事が出来たら、最優先でミラージュとして貼りましょう。嵩張ってしまったら土地として使う事で、蒼波対面では手元保護として使用する事も出来ます。一昔前までは高級エンジンでしたが、グレレコ2023で再録された事で安価なエンジンになりました。嬉しいですね。
なるべく早く引きたい為3枚採用。

・凍れる火山

初動兼妨害札。
 縦引きが強いデッキが上位を占める現環境で置かれると非常に厄介なネクサス。このネクサスを置くだけで相手の選択肢を狭め、動きを鈍くする事が出来ます。
 このデッキでは、レベル2効果で得られる恩恵はほぼ無いため、リバイバルでも代用可。置けば置くほど強い為3枚採用。

・テスカトルシェル

防御札その1。
 創界神テーマではお馴染みのデザイナーズ防御札です。シーカーや、サーチ互換、創界神テスカトリポカでデッキから捲れると手札に加える事が出来ます。コスト4以上のS/Uのアタックではライフが減らないので、大型のS/Uはこの防御札でいなし、小型はパズトーリなどで受ける事でライフを守る事が出来ます。「アタック」ではライフは減らないですが、効果ダメージでは減ることに注意しましょう。追加効果ではアルティメットは触れないところにも注意が必要です。防御札であるため3枚採用。

・アルテミックシールド

防御札その2。
 白い創界神テーマではお馴染みの防御札。コアに余裕があれば、アルテミックシールドを受けのフラッシュで使った後、手元のトロケ・ナワケのライフ防御効果を使う事で無傷でターンが帰ってきます。こちらもグレレコ2023で再録された為、安価で入手出来るようになりました。受け札の兼ね合いの為2枚採用。

・幻魔神

打点増加兼耐性付与。
 言わずと知れた最強の異魔神ブレイヴ。テペヨロトルに右ブレイヴする事で、緑と白のブレイヴの効果以外受けないトリプルシンボルのブロックされないフィニッシャーを生み出す事が出来ます。神託やオープンなどでトラッシュに落ちることがほとんどですが、引くことができれば強力なカードです。本当は3枚採用したいですが、制限カードの為1枚採用。

・小氷姫クラーラ

縦引き枠。
 ドロー効果が少ない白の中で貴重な縦引きが可能なカード。相手の手札枚数依存ではありますが、この環境では縦引きが強いデッキが上位を占める為、引く事ができればかなりドローする事が出来ます。制限カードの為1枚採用。

自由枠の候補カード
・創界神アレックス=ロロ
 神技でトラッシュに落ちた創界神を配置可能。

・インビジブルクローク
 テペヨロトルに付与する事で無理やり2打点を通 
 す事が可能。

・盾星鎧シールドタンク
 テペヨロトルに足りない耐性を付与可能。幻魔神互換。

・氷刃血解
 貴重なUバウンス効果持ち+AS終了持ち防御札
 覇導効果は手札からしか使えない事に注意。

・バジャーダレス
 ドロー補助+S/U除去バースト。

・翼神機グラン・ウォーデンRv
  マジック無効要員。

・秩序戦艦バチマン・ド・ゲール
  ドロー補助。

2-3 立ち回り方

 基本的には、1、2、2でライフを詰めに行きます。しかし、対面によっては2、2、2で詰めに行く場合もあるので、柔軟に立ち回る事が重要です。受けは強いデッキですが、縦引きが弱いデッキのため、準備に時間がかかる場合があります。そのため、なるべく相手にコアを与える事を防ぐために無闇なアタックは控えましょう。また、全てのアクションに召喚時効果が絡むため、相手のバーストが伏せられている状況では、被害を最小限に抑える立ち回りも必要になります。
 フィニッシュプランとしては、テペヨロトルの界放効果によるアンブロッカブル2打点ビートで走り抜く事がメインです。白晶防壁などでダメージカットされた場合は、なるべくパズトーリなどで相手の場を荒らしてからターンを返すことで、生存確率を上げる事が出来ます。

3.対面知識

環境上位にいるデッキとの対面知識をここでは書かせていただきます。

・獄契約 有利
 (ザン・ジヴァル入りだと五分)

後攻推奨
 基本的に獄契約側はテペヨロトルを除去できないため、テペヨロトルが着地するとほとんど界放を使ってビートするだけで勝つことができます。凍れる火山を配置する事で、相手はドロー効果を積極的に使うことはできなくなり、かなり動きを鈍らせる事ができるので、この対面では火山はかなり効果的なカードです。しかし、こちらのターンの時に、ドロー効果を使われてしまうと火山の効果の対象外になってしまうので、雑に攻めず、リーサルが見えた時にライフを詰めに行きましょう。
 打点の出し方は2、2、2の方が好ましいと感じています。これは、先に1点削りに行ってしまうと、削った1点でジャバドのフラッシュ効果を使用されてしまい、バランドールを引かれてしまうとライフゲインによって打点をずらされたり、踏み倒しなどで次ターンにカウンターを受けてしまうため、少しずつ削りにいくプランはやめましょう。唯一ヌーヴェル・ヴァーグのみがテペヨロトルを除去する事が出来ますが、除去効果はカウント6以上なので、テペヨロトルでカウントを−2する事で、除去をある程度ケアする事が可能です。
 ブラム・ザッファーグの召喚ロックをケアするために、削りきれない場合でも相手のライフはなるべく1にしましょう。召喚ロックをされた際は、盤面にもよりますが最低でもテスカトルシェルが2枚ないと受けきれないので、このプレイングは徹底しましょう。

・蒼契約 微不利

火山がある場合→先行 それ以外→後攻
 創界神やネクサスを触るカードは基本的に無いため、安全にシンボルを並べる事が出来ます。スティールムーンミラージュをセットする事ができれば、速度勝負で遅れることはないのですが、火山やスティールムーンミラージュを置けなかった際の速度には追いつけないため、正直引き勝負になってしまう面はあります。しかし、テペヨロトルのカウント−効果によって多少の遅延は出来るので、全ての回答を持ってる蒼波以外は割といい勝負が出来ると思います。また、青の世界を減らしたり、抜いた蒼波も出てきているため、多少戦いやすくはなっている対面だと思います。

・呪契約 有利

やや先行
 こちらも紫のデッキであるため、テペヨロトルの除去が基本的には出来ず、火山の刺さりが非常にいい対面です。また、甲獣は、ダークタワーやヴァンピーアヴォルグのようなメタカードの影響をほぼ受けないため、非常に戦いやすい対面であると思います。防御札の性質上、小型でビートされると非常に辛いのですが、呪契約はデザイン上自壊する事で効果を発揮するカードが多いため、落ち着いてパズトーリなどで小型を除去してじっくりと戦いましょう。稀に、ラルヴァンダードのバーンダメージでトドメを刺される場合があるので、ライフの残量には気をつけましょう。

・鋼契約 五分

やや先行
 攻め時が非常に大事な対面です。アタックとブロック両方で装弾されるため、除去を絡めながらじっくりと戦いつつ、打点が揃ったらトロケ・ナワケで白耐性を付与し、一気に攻めましょう。

・秘契約 無理

後攻推奨
 非常に速いデッキタイプであるのに対して、こちらは非契約であり、1ターン目の動きが確約されていないところから、かなり相性の悪い対面です。アルテミックシールドなどでお茶を濁す事は出来ますが、ほとんどこちらの準備が出来るまでに轢かれてしまいます。ブロックできる打点はなるべくブロックして、相手のリソースをとにかく枯らすことに注力しましょう。

・超星 微不利

テスカトリポカ+スティールムーン→後攻
シーカーor火山→先行
 お互いに界放が絡むデッキタイプのため、如何に多くの創界神を早く並べられるかの勝負になります。この対面では火山とスティールムーンミラージュが非常に重要になるので、引いたら優先的に配置/セットしましょう。お互いのデッキでリソースに非常に差があり、ターンが経過するごとにどんどん不利になっていくので、トロケ・ナワケとテペヨロトルを場に出す事が出来れば一気に攻めましょう。しかし、トロケ・ナワケが無いまま耐性が不十分な状態で雑に攻めてしまうと、相手にコアを与えてしまうどころか、氷刃血解の覇導を使用される可能性があり、もし使用されてしまうと、ミブロック・バラガン・オリジンが立ってしまい除去札が無ければそのまま徐々にこちらのスピリットが削られていってしまうため、トロケ・ナワケは必ず攻め時には絡めましょう。甲獣に採用されている防御札は超星に非常に刺さりが良いので、ひとまず耐える事は可能ですが、ヴィオレ魔ゐ-魔族side-によって消されてしまう場合もあるので、余分に抱えて置く事も重要です。甲獣に氷盾を超える手段はないので、テペヨロトルはまとめて出すのではなく、1体ずつ大事に使いましょう。

4.終わりに

 ここまでで甲獣の解説でしたがいかがだったでしょうか。
 上手く回すことが出来るようになれば、環境上位にいるデッキにも渡り合えるくらいのパワーを持つデッキであると思います。また、呪契約の台頭により、パーツを集めるためにリベレーションオブゴッドを多く剥いた人もいると思うので、この際ついでに組んでみるのも良いと思います。強化パーツもほとんどがグレレコで再録されているため、安価で組めると思います。
 意外と現環境刺さりがいいデッキだと感じているので、ぜひ触ってみてください。

 それでは、ここまで読んで下さりありがとうございました。

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