大人の恋はたゆたう

CAHARAが曲を出していたなんて!

「恋は目を閉じて」はもう新曲と言う時期ではないが、私は速攻youtube様に突進した。

ちょっと眼に涙をためて、静かに聞いて、ふうと息を吐いた。

そして今これを書いている。

若き日のチャラはラディカルそのものであった。

攻撃的で能動的で、泣く時まで刺さるような激しさ。

けれどちょっとセピアな画面に映し出されたCHARAは今までと少し違う。

キスを待つために目を閉じる、その空気感を切り取ってみせて。

結局そのキスが成就したかも分からない。

あたし何で抱きしめたいんだろう?

とは昔のCHARAが歌った歌だ。

もちろん今のCHARAにだって抱きしめたいんだと言う気持ちはあるだろう。

けれどあえてそれをしない。

新しい恋に飛び込んで、というような歌詞があった。

アップライトのピアノをつまびいて、薬指の爪にだけちょっとおめかしして、色とりどりの花の束をもてあそんで。

本当に恋をしているのかもしれないと嬉しく思う。

大人の恋は簡単に抱きしめたいと叫べなくなるところにあるのだろうか。

けれどCAHARAはそんな不自由もひっくるめてもてあそびながらキスを待っている。

目を閉じて、多分数秒後にやって来るキスを待っている。


しかし私は改めて思った。ファンのわがままである。

CHARAはやっぱりちょっとえろい方が良いからグロス強めが良いな!

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