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大手物流会社のDX推進部から、物流スタートアップのsoucoへ転身。転職の軸は「物流業界全体を根本的に良くすることに携われるか」

soucoでは、様々な前職バックグラウンドのメンバーが働いています。物流業界出身のメンバーも多く入社し、これまでの経験を生かして活躍をしています。
今回は、セールスチームでパートナーサクセス担当として活躍しているTさん(新卒で大手物流会社へ入社。2社目でsoucoに入社。女性・20代)に、soucoに入社した経緯やキャリア観についてインタビューをしました。


物流の現場に関わる仕事をしたい。DX推進やシステム開発ではない道を選んだ理由

――Tさんは前職でも物流業界に従事していましたが、前職はどんなことをされていましたか?

新卒で入社して最初は、倉庫現場で倉庫オペレーションや輸送マネジメント、荷主ごとに異なる要望に対して提案、料金交渉をしたり、運送業者や再保管先の倉庫会社などのベンダー調整を行っていました。

倉庫現場のときから、自身の業務範囲の改善に多く取り組んでいたこともあってか、会社全体のDXを推進・企画する部署(データ分析、AI・ロボットの導入など)に異動になりました。この部署では主にシステム開発を担当し、データ分析や出荷のAI分析など様々なプロジェクトの仮説検証を行いました。

――社内でも期待された部署・プロジェクトに参画しているように見えますが、転職を検討したのはどんな理由だったのでしょうか。

元々、私は高校生の頃から、物流の奥深さや課題解決すべきことの多さに興味がありました。大学では物流を学べる研究室を選び、就職活動でも物流業界に絞って活動を行っていました。

DXの推進は社内でも注目度が高い取り組みでしたし、とてもチャレンジングでしたが、個人的なキャリアビジョンとしては、システム開発を続けてエンジニアとしての専門性を高めるよりも、物流の現場に関わることに戻りたい気持ちが強かったです。

同部署の先輩達を見ると、システム部門配属後は、その先もシステムに携わることが一般的でした。いくつかプロジェクトを経験し、貴重な機会もたくさんありましたが、現場に関わりたい気持ちは変わらず、転職を検討しました。

転職の軸は「物流業界全体を根本的により良くすることに携われるか」

――転職先はどのように絞っていったんですか?

引き続き物流業界・物流現場の課題解決に関わる仕事をしたいと思っていました。DXに関わる部署に携わっていたからこそ見えてきた業界の課題がいくつかあります。

倉庫業界はスペースを売っています。逆に言えばスペースさえあればサービス提供が可能です。
そのため、1つ1つの業務がアナログだったり、ドライバーや作業員の方々が不足したり高齢化が進む等して負担が大きくなったとしても、サービスとして成り立ってしまうのが実情です。

それらの課題を解決するため、各社AIやロボットの導入など沢山の仮説検証を行っていますが、まだまだこういった取り組みには莫大な時間や費用がかかります。
また、導入した企業や現場単位での業務の効率化や属人化の解消は実現できるかもしれませんが、業界全体の課題解決には繋がりづらいと考えていました。

そのため、転職先では、物流業界全体を根本的により良くすることに携わりたいと考え、物流系のベンチャー・スタートアップ企業に絞って転職活動を行っていました

――soucoのことは、もともと知っていたのでしょうか?

存在は知っていました。少量・短期間の荷物に関する相談は確かに多いのではと考えており、短期シェアリングで外部倉庫利用をしたいニーズや、倉庫シェアリングを必要とするユーザー層は幅広くありそうなので、面白い取り組みをする企業という印象でした。

ちょうど転職を検討していたタイミングでsoucoの方から面談のお誘いが来たので、まずは話を聞いてみようと思い、カジュアル面談に参加しました。

――まずは話を聞いてみようという温度感だったかと思いますが、soucoのメンバーの印象や入社の決め手は何だったのしょうか?

カジュアル面談・面接のステップで何名かのメンバーと話をしてみて、皆さんの仕事への熱量が非常に高いように感じました。まだ市場にニーズがあるかもわからないサービスを世の中に提供するベンチャー・スタートアップだからこそだと思います。
また、お会いする人全員が、将来のビジョンやプロダクトの可能性について、自信を持って語っている姿に感動したことを覚えています。

一方で、私が想像していたベンチャー・スタートアップよりも、柔軟さがあるように感じました。リモート勤務が基本で、コアタイムなしのフレックス制度が導入されています。社員数が約20名とまだ少ないですが、女性比率も高く、スタートアップでありながら育休復帰の実績が複数あり、子育てと両立しながらフルタイムで働く方もいます。
ライフもワークも100%・100%でやりたい私にとって、とても魅力的に感じて入社を決めました。

1年かけて成長することを1か月で。理由は自分で考えて意思決定することの多さ

物流業界では珍しいフルリモート勤務の様子

――入社してから、実際にどんな業務をしているか教えてください。

WEB利用相談フォームに日々お問合せいただく、少量・短期間の荷物を保管したい荷主企業の要望を整理し、倉庫側との交渉を行っています。前職の知識と経験は、荷主と倉庫提供者双方の希望をバランスよく実現することに役立っていると感じています。
例えば、荷主企業へヒアリングする際に、倉庫側が気にする、難色を示すポイントを先回りして確認を行うように心がけています。細かいことですが、電話・メールのコミュニケーション回数が少なくなることで、迅速でスムーズなサービス提供ができていると感じます。

――面接でもよく聞かれるのですが、お客様との商談はWebで行っているのでしょうか。

はい、基本的にはすべての商談をWebで行っています。対面・現場が当たり前の物流業界ですので、私も入社前は半信半疑でしたが、実際にお客様へご案内すると、Webでご対応いただけることがほとんどです。
中には操作に慣れていなくて、ログインするまでに時間がかかってしまう方もいらっしゃいますが、そのときはWeb会議システムの使い方のレクチャーも行っています。

DXにおいて、ロボットやAIの導入も重要ですが、これまで日常的に当たり前にやっていたことを少しずつデジタルに置き換える意識を持つことも大事なことだと思いますので、根気強くやっていきたいと思っています。

――入社してから成長を感じることはありますか?

自分で考えて、動き、判断することが圧倒的に増えました。

前職では、先輩社員や上司と一緒に業務を行ったり、自分で行うときも上司の指示で、1つ1つ段階を踏んで業務が与えられました。マニュアルも充実しているので、困ったときも確認をしながら行うことができます。

一方、soucoでは、「失敗しても良いから、まずはやってみよう」ということで、実践の機会を多くいただいています。業務のオペレーションやマニュアルも構築・作成中のため、自分で何が正解か判断しています。
1年かけて段階を踏んで学ぶことを、自分で考え動き判断することで、1か月に短縮して経験できている実感があります。

また、一般的には、職位をあげることで任される仕事の役割や重さが変わってくると思うのですが、soucoではやってみたいと声を上げれば、職位や社歴にとらわれずに、いろいろなことを任せてくれると感じています。

――とはいえ、困ったときの相談などフルリモートではしづらいことなどあるかと思いますがいかがですか。

ちょっとした相談も含め、フルリモートではコミュニケーションが希薄なるのではないかと不安に思っていたのですが、完全に真逆でした。
コミュニケーションツールとしてSlackを使っていますが(前職ではTeams)、オープンなコミュニケーションが推奨されているので会社の雰囲気もすぐに掴めました。
チームメンバーも気さくな方ばかりで、ちょっとした相談もしやすく、リモートだから困るということはありませんでした。
Slackに慣れるのに時間がかかりましたが、まさか自分が上司にスタンプで返答するなんて想像もしていませんでした。(笑)

オペレーションを改善し、サービスもメンバーの働きやすさもより良くしていきたい

チームメンバーとはSlackやWeb会議ツールでコミュニケーション

――大手倉庫会社に在籍していたTさんから見て、当社のサービスの可能性についてどのように感じていますか?

他業界と比べてデジタルの導入が難しい物流業界ですが、まだ創業間もない当社のシステムに1,300拠点以上もの倉庫が登録されていることに、率直に驚いています。しかし日本全国の倉庫会社数、倉庫拠点数を考えると、サービス認知を高める、倉庫シェアリングの実績を積み重ねていく等、地道な活動を続けていくことで、登録倉庫数は5倍、10倍を目指せると思っています。

倉庫シェアリングがまだ広く認知されていない中でも、すでに多くの需要があります。
供給側の倉庫ついて、どんなに素晴らしい倉庫でも必ず空きスペースは発生します。前職でも空きスペースが発生していることで機会損失を感じることは多くありました。
サービスの認知が広がれば、多くのシェアリングが起きるのではないかと感じています。

――サービスの拡大と共に、ご自身のキャリアでチャレンジしていきたいことはありますか。

まずは現在の上司である、セールスチームのマネージャーが行っていることを巻き取って、すべての顧客対応・営業判断を1人でできるようになりたいと思っています。
また、業務改善が元々好きなので、営業のオペレーション改善や、サービスの充実はもちろんですが、soucoのメンバーが働きやすい環境作りにも着手してきたいと思っています。

――最後に、どんな方と一緒に働いていきたいですか。

入社前も入社後も感じていますが、とても柔軟な人が多いです。
自分の意見を持ちつつ仲間の意見を受け入れながら、成長していきたい方にはぴったりだと思います。
また、物流業界には、多くの改善伸びしろ・無限の可能性があると私は思っています。スタートアップの混沌とした環境を楽しみながら、業界をより良くしていきたいと思っている方と、ぜひ一緒に働きたいです。


soucoでは、「物流業界を変えていきたい!」という高い志を持った経営陣や仲間が沢山います。今回の記事を読んで頂き、少しでも「この環境で挑戦してみたい!」と思って頂けた方は、是非、以下連絡先までご一報下さい!
ここまで長文にお付き合い頂き誠にありがとうございました。

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