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分☆析★白書 ~確率思考へのいざない~

落とし物を届けたエピソード

Ωプロローグ

今年に入って散歩していると、
財布を拾いました。
近くに交番があったので
届けました。
ふと、
「財布を拾う確率はどのくらいだ?」と
疑問に思い、データを調べてみて
確率を導いてみようと思ったのが今回のおはなし。

Ω落とし物のデータ

警視庁のサイトにいくと
落とし物に関するデータがありました。

ちなみに
・拾得届とは、
 拾った人が交番に届けたときに記載する書類

・遺失届とは、
 落とした人が書類を記載し、拾得物として届けられた
 ものと照合して連絡できるようにする

拾得物件数:警視庁のデータより作成
遺失件数:警視庁のデータより作成

この数値を見てビックリしました。
落とし物ってこんなに多いの!?

令和3年のデータでは
(全国)平均で1日当たり/7718件
落とし物が届けられている。。

(全国)の交番数は約6,600件、
単純に除すると1.169件!
※警視庁にあるデータは総計しかなく、
 各地域でどのくらい届けられているかなど
 データがありませんでした。

警視庁のデータより作成

令和2、3年は令和1年以前と比較して
件数は落ちている。
これはおそらく、
1)コロナ禍で外出規制や自粛による影響
2)電子決済の普及などで余計なものを持ち歩かなくなった

要因としては1)のほうが影響していそう。
ここも人の外出データとかあると思うので、
相関関係は調べることは可能そうです。
※今回はその点に関して興味ないのでスルーします!

警視庁のデータより作成

この金額の差はいったいなんなのだろう。。。

なぞ1:拾得物件数は減っているのに金額はそこまで増減なし
なぞ2:遺失届金額は令和1年以前と比較して減少

これ以上のデータがないので
何も言えない。

Ωポアソン分布?

ポアソン分布のグラフ

ポアソン分布は
二項分布B(n,p)の期待値npを
n⇒∞
p⇒小さくした場合の
np=λ
「ある期間に平均λ回起こる現象が、
 ある期間にX回起きる確率の分布」

期待値=分散=λ
のため、
パラメータλが決まると、その確率が決まります。

落とし物を拾う期待値は
(全国)1日当たりの平均値を
基準にすると
ポアソン分布かな?と推定。

ただし、
地域による届出件数の違いや
曜日による違いなど
細かいデータがないため
確証ではありません。

これはあくまで邪推なのですが、
詳細なデータをオープンにしていないのは、
自分のような好奇心で分析してみるとは
真逆の方たち

悪いことをたくらむ方たち対策では?

そのような方たちに情報を与えないため
ちゃんと交番に届けさせるためでは?
と推測。

財布落ちてる確率が高い地域わかったら、
あえて拾いにいきそうな方もいそうですし。。。
※あくまで個人の感想です

Ω確率思考はビジネスドライバーに

マーケティング、
セールス
エンジニア(機械学習)
人事採用
etc

数学、統計学が
このような職種にも応用されてきているなと
ここ数年
関連書籍も増えていることから
感じるケースも多いですし、
必要とされるスキルとしても定着しつつありますね。

AIもそうです。

マーケティングも
10年前と比較しても
理系思考が必要とされてきているかなと。

便利なSaasのサービス
マーケティングツールや、
分析ツール
様々出てきていますが、
現場で数値を確認する/判断する人材が
数学・統計知識がないと
ブラックボックス化してしまい、
判断をあやまってしまいます。

データを扱う側もそのリテラシーを最低限
押さえておかないと
時間や資金を無駄にしてしまいかねないです。

その危うさを含めて統計が学べるこちらの良書
自分はバイブル的にしています。

確率・統計学という視点から
ビジネスをのぞいてみると
面白い見え方をする

学生のころに数学嫌いになって
抵抗感ある方もいるかと思いますが、
おもろっ
って感じることが多くなりました。
※あくまで個人の感想です

落とし物の確率がどの分布に従うのか、
今回自分がひろえなかったデータのありかを
ご存知の方、
知っていましたら教えてくださいませ!

最後まで読んでいただいた方、
有難うございます。

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