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仕事のやり方における資質の3タイプ

そういう個と。プログラム主宰の皆川公美子です。

6,700名ほどのキャリアコンサルティングをしてきて、全ての人には仕事に対する取り組み方、捉え方に特徴がある。
とつくづく感じています。
経営している人だけではなく、就業している人、組織で働いている方にとってもいろいろな仕事の取り組み素質がある。

本記事の音声版はこちらからお聞きいただけます。

仕事の仕方にも、資質(生まれもった個性)というものがある

今回の記事は仕事をしていく上で知ってたらいいかなというかなり本質的な資質のトークです。
ご自身を振り返り、
全員が自分と同じ資質ではない、ということを知ると、
この先どうしようかと迷ったときの
舵となりますので、
ぜひ読んでみてくださいね!

仕事への「取り組み方」論

さて3つのタイプについてですが、
前出のとおりずばりこれは仕事への取り組み方についてです。

事業家タイプ
サポータータイプ
アーティストタイプ

人によってこの3つの取り組み方の違いがあります。


①事業家タイプの特徴


事業家タイプという人は、事業家という名前がついているだけあってお金のめぐりが体感できる=計算ができる人。

生きていくには、必ずお金が必要ですが、

もっと言うと、お金を得るというのはお金の循環(サイクル)のうちのどこにいるかの問題ですので
どうお金を循環させていけるかという物事に対して
思考停止していない人
、と言ってもいいかもしれません。
どう収入を得るか、だけではなくてどう投資や支払いをすることによって循環が成り立っているのかに考えが及び、全体像として捉えています。
要するに出ていくお金を「損失〜出て行く欠乏感」として捉えるのではなく、
サイクルの一部として見るという考えです。


例えば何か目の前に無料の公園があったとして、そこでは誰もお金を払わずにその公園を使っています。
「お金を払わないで使える」
そこだけにフォーカスをしている人が多いでしょう。
けれどもそこに遊具があって、この公園を作った人が大勢いるから、この公園が成り立っているという事実があります。
「この公園は、どのような収益構造でどのように無料提供されているのだろう」と考えている人は事業家資質だと言えます。
(公園にはよく○○の宝くじの収益によって設立されました、など書いてあります。または純粋に税金によって作られていますね)

無料で配られたもの、たとえばティッシュとか
街にあるみんながタダで使っているもの。
そういうものがどこからどういう財源が出てどう回っているのか、
そこに興味があったり
そういう背景について積極的な思考が持てる。
またはコミュニティの背景や
社会的なルールの背景によって考えることが好き。
構造的にものを考えることが好きな方
お金の循環に関して、事業家資質が備わっていると言っても
いいかもしれません。

HSPでいうと洞察系の方々で一部に事業家資質の方たちがいると思います。ものごとの背景を鑑みながら新しい事業を考えたり、新しい企画を考えたり、
そういうことが得意なので、
どちらかというとルーティンな物事やルーティンな業務に対してはすぐに飽きてしまったり、かえってそれがきちんとできなかったりしているということが多く見られます(笑)


②サポータータイプの特徴

次に2番目、サポータータイプです。
この方たちは特にHSPでいうと共感系の方たちにも多いと思いますが、
人が仕事をやりやすいようにサポートしたりマネージしたりするのが得意です。

人がどこに苦心しているのかがさっとわかる、
どこを手伝えばいいかがわかる、
困っているの人の感情の扱いもうまい。
そして手伝うことによって、誰かの仕事が一番いいカタチでまわることに
喜びを感じます。
「自分が手伝っただれかがうまくいく」が生きるエネルギーの根源として、供給されると健康でいられる。
生きがいを感じられる、というようなことです。
ステージを作るときには、
俳優さんもいれば、照明・大道具・音声さんもいる。
両方いなければなりたたない。
でも自分は俳優としてライトを浴びるよりも
黒幕として仕事をし、ステージでライトアップされた俳優さんが拍手喝采を受けているときに、何よりも喜びを感じる、というようなことです。

サポートというと誰か人の下についている感じがしてしまったかもしれませんが、 それだけではなくて、
マネージメント職、マネージャー職においては、何かプロジェクトを動かしていきながら、人のサポートも並列させていく、これは普通に要求されるスキルですね。
(難しいことですよね!)

ここでも単なるポジションの話ではなくて
その人の仕事の取り組み資質の話をしています。


サポーター資質の方のなかには、ルーティンに強い方も弱い方もいます。

ルーティン(=規則的に物事をまわしていくこと。会社でいうと総務や人事や経理=このバックオフィスがきちんと機能していないと、すぐに会社は潰れてしまう)に強い人というのはこれはもう強みですのでね、能力です。

一つの仕組みの中で物事をやるのが上手なので、仕組みから超えたりとか、そういう物事の決まりみたいなのを無視するのが嫌いという傾向があると思います。
ですので、同じ仕組みとか同じ組織の中で力を発揮する人とも言えると思います。


③アーティストタイプの特徴

3つ目、アーティストタイプです。

この仕事資質の方は、ご自身の表現するものが、イコール仕事になるというタイプです。
人によっては「世界観ビジネス」などと言っている方もいるようです。
音楽家である、
ミュージシャンである、
イラストレイターである、
などピンポイントで職業名を表しているのではなく、
しつこいようですが「資質」の話をしています。
そのご自身の表現、ご自身の中から湧いてくるものを表現していないと
死んでしまうというか(笑)、
水の中で止まってしまうと死んでしまうマグロみたいな(言い方が悪かったすみません!💦)
そういう身体のエネルギーの巡りをしている人たちがいるんですね。

またこの方々は
ご自身がこれを好きでこれをずっと注目していて、仕事にした。
でも長きに渡り、同じことをやっているという一つの価値観とか視点が必ず一貫したものではない場合も多いです。
アーティスト資質の方は、変わっていくことが人生だったりする場合も多いですね。

この方たちは
明らかに事業家タイプやサポータータイプと違う事業の展開の仕方、
仕事の仕方をします。
そのアウトプットに、お金になるニーズがあってもなくてもやります。
ですのでお金の回りのあるものを事業と呼ぶならば
もしかしたら「事業」であるときもあるし
お金の循環とは別のところにある「活動」になるときもあるかもしれません。

表現することによって
自分の中から熱や見ているコアになっているものをアウトプットすること自体が、彼らの生きる目的ですので、 それが事業の採算にあおうがあうまいが基本的には関係ないんです。
だけれどもそうやって、何かなりわいとしての仕事にするときにはもちろんニーズがお金に必ず絡むものですから、彼らも次第に生み出すものにニーズを重ねて考えるときが来る、
ということはありえます。

例えば巷の有名なアーティスト(ビジネスに載っているミュージシャンやアーティスト)の方でも
すべての方がこのアーティスト資質とは限りません。
アーティストという分野に名前を轟かせている人でも 、この人絶対事業家だよね、という人たちもいます。
その方たちはこうやったらアートが売れるだろうということを、身体のアウトプットニーズよりも先に考える人ですね。
先に考えて仕組みを考えることが思考のおおもとに来ます。
(どちらがいいとか悪いの話ではありません)

ここでご説明している
「アーティスト資質」は、アウトプットや表現の熱が、生きるエネルギーのおおもと、根源にある方たちのことです。
なので先にニーズを考えて、表現することを作っていけ!というようなことを言うと病気になっちゃうかもしれません。

思い切り自身のエネルギーを信じて、そこを見て出していくということを人生の中でやっていっていただきたいなと思います。
人生のなかで、です。
それを売り物にしようがしまいが、お金がそこで儲かろうが儲かるまいが、
やっていくんです。
生きるためのお金は、ご自身のアーティストとしての表現していくこととはの別のところにあってもいいですね。
俳優さんが若い頃の下積みとして、まったく関係ないバイトをしていたりしますよね。あれは正しいエネルギーの使い方だと心から思います。


今日は3タイプについてお伝えしました。
これはHSPに限ったことではなく、全員に関係あると私はいつも思っています。 仕事のやり方の資質です。
事業家タイプ、サポータータイプ、アーティストタイプ。
またこれについておのおの詳しく見ていきたいと思います。

今日も読んでくださってありがとうございます。


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