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【MLB+】KBO産メジャーリーガーをまとめる

近年、KBOを退団してMLBで昇格して定着する選手が増えてきました。
今年の代表例を挙げていきます。

Ben Lively(CIN)

韓国での登録名は라이블리
今シーズンは、マイナー契約から昇格し好調レッズで先発ローテーションとして活躍をしています。
怪我で離脱し、復帰後は打たれてしまっているのが気になるところですがそれでもチームの勝利に一役買った存在ではありますね。
三星ライオンズでは2021年シーズンの怪我で途中解雇となってしまいましたが、怪我が無ければ今もブキャナン(元ヤクルト)と共にローテーション投手として活躍をしていたかもしれない投手です。


Mike Tauchman(CHC)

韓国での登録名は터크먼
Bellingerの怪我でメジャー昇格。
ハンファ時代によく守ったCFもこなし穴埋めから一気にメジャー定着まで登り詰めてきました。
彼の場合、長打力が欲しいチーム事情で1年で韓国を去りカブスとマイナー契約した経緯です。


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Drew Rucinski(A's)

韓国での登録名は루친스키
2年総額800万ドル
でオークランドアスレチックスと契約したRucinski
元々中継ぎ投手だったが韓国4年間では先発として活躍。そこでの期待からA'sが貴重な資金を出して契約したのだが蓋を開けると悲惨な現実が待ち受けていました。
怪我で60日IL入りという散々な結果に
また同じ時期に契約した藤浪晋太郎がプロスペクトと交換してBALへ移籍するといったチップになったのと比較すれば、完全に不良債権と化してしまいました。

Nick Martini(CIN)

韓国での登録名は마티니
韓国でも中距離打者として活躍しましたが、長距離砲が欲しいということで1年で退団(代わりに韓国に来たのが22年PCL本塁打王のJason Martin)。
8/22に昇格すると、ここまでキャリアハイの4本塁打を打つ活躍。

他にも
Christian Bethancourt(TB 베탄코트)
Brooks Raley(NYM 레일리)
Darin Ruf(MIL 러프)
Andrew Suarez(STL 수아레즈)
Chris Flexen(NYM→COL 플렉센)
Henry Ramos(CIN 라모스)
とメジャーにいます。

KBOからMLBまで登り詰めた元祖は

Erick Thames(引退)

Thamesは韓国に来る前もメジャー昇格はできていました。しかし、パッとした成績ではないので3Aとの往復の日々でした。
KBOに来ると、それこそ日本でいうランディーバースやアレックスラミレスのようなレジェンド級の成績を残しMILとのメジャー契約を手にしました。
メジャー復帰後は韓国入り前の時よりも打ち、レギュラーとして活躍をしました。
最後は巨人でアキレス腱断裂でシーズン終了となり、A'sとマイナー契約をするも引退となりました。

Merrill Kelly(AZ)

彼の場合は、韓国入りの前はTBでそこそこ期待されていた先発投手ではありました。しかし、当時のTBではメジャーには上がれないくらい先発層が厚いこともあって韓国へ。
SKワイバーンズ時代(現SSGランダース)では、速球のスピードをマイナー時代よりも上げ4年間活躍を果たしました。
その後は現在も所属するダイヤモンドバックスとメジャー契約。
当時は私自身も嬉しさと共に、メジャー0登板の投手にその契約とは思い切ったなという感想ではありましたが、蓋を開けると現在も先発投手として立派な活躍を果たしています。

今後KBO→MLBは投手だけ?

最近メジャーで活躍しているKBO元助っ人選手は、マイナー契約からのスタートで這い上がるケースが多いです。

キッカケはやはりコロナの2020年シーズンでしょう。
コロナが広まり短縮シーズンとなって皆練習不足、故にコロナ感染での離脱もあるため枠を拡大。
23年シーズンからシフトが禁止になったことで、元々長打力ある選手の需要が急激に増えました。
こうなった事でかつてアジア行き候補!と言われた選手が40人枠にキープされ、Austin Dean(LG)やSocrates Brito(KIA)、Sheldon Neuse(阪神)のような中距離打者ばかりがアジアに来るようになりました。これは今後も変わらないでしょう。
あるなら、それこそMike Tauchmanのようなそこそこ実績があってきっかけを掴んだ中距離打者でしょうか。

待遇面の改善

MLBの最低年俸増加、そしてマイナーの給料が改善されたのも大きいでしょう。
MLBの最低年俸は72万ドル、マイナーも年俸が上がった事で無理して遠いアジアまで出稼ぎをしに行かなくても良いというメリットが生まれてしまったというのがあります。

今後のMLB行き候補は


個人的に、今MLBに行けそうって選手はErick Fedde(NC)です。これについては過去にまとめたnoteがあるのでご参考ください。


日本もそうですが韓国も打低な世界になりつつあります。
本塁打王ランキングも、トップ10の中で20代の選手は僅か1人という現状です。
マイナー契約からであればチャンスは増えますが、メジャー契約はかつてのThamesやKellyのようなパターンは今後厳しいのでは?と考えています。
この2人がいた頃は打高の世界で20代の選手が多かったからこそ生き残る為に進化を遂げた選手が多かったからです。

参考記事


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