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秋信守コラム 若手には負けないように

依然として「37」という数字には違和感があります。野球を始めた時はまさかこの歳までやるとは思っていなかったからです。ただ、いくら良いものを食べて徹底的に管理しても年齢からくる衰えは食い止められませんでした。
それでもっと良くなろうという努力よりも維持するというのが最善であると悟りました。勿論維持するのも簡単ではありません。

余裕を持った瞬間に奪われる

ここ数年、MLBは若手選手を好む傾向にありベテラン選手は定位置をつかむのが段々難しくなっています。若手と絶えず競争をしてスタメンに名を載せるのも簡単なことではなくなりました

今まで私は一度もMLBでプレーをすることを当然視したことはないです。余裕かました瞬間その座は奪われると思いました。スタジアムではチームに貢献できるプレーを見せなければならないのです。イチローやエイドリアン・ベルトレがそうであったように自分が変わらず価値ある選手であることを証明して認められるようにするのです。

オドーアの浮き沈みな今季

ルーネッド・オドーアは今季浮き沈みな成績です。彼も自分は2Bが安泰であると確信したと言っていました。そうして成績が落ち出場機会が減ってスランプに陥り自分自身を振り返ったという話を聞きました。
ある日、オドーアは私の元へ訪ねてきました。自分は毎日スタメンで出たいのに頻りにスタメンから外れているので打撃感覚を見出しにくく苦しい状況と訴えてきました。
「オドーアが今どんな状況なのか、どういう考えでそんな言葉を言ったのか理解はしたが温かい言葉より現実的な話を聞かせた。監督があなたをスタメンに入れて貰えるようにはグラウンドで証明するしかない」と

*今季は不振なOdor

ノマー・マザーラもまた去年までは毎日スタメン出場していた選手です。しかし、ジョーイ・ギャロダニー・サンタナがその上をいくので不規則な出場になりました。そうした場合は選手は自分との戦いです。私も開幕スタメンから外れたように若手も自分のスタメンを当然視すれば結局良くない結果になることは忘れてはなりませんね。

ハンター・ペンスが刺激に

以前スランプに陥った時自分と同じポジションの若手が自分以上に活躍すると不安に思ったことはありました。
今季はハンター・ペンスが私に新たな刺激を与えてくれました。ペンスは#SFGiants 時代に打席で積極的に臨む選手でした。そのような姿を持つ姿は共感以外ありません。ペンスがレンジャーズに来てくれて嬉しかった。左打者の多い外野陣でパワーある右打ちのペンスの加入は大きいと思っていましたが蓋を開ければ期待以上の活躍でした。
今季ペンスやローガン・フォーサイスのような存在がいなければレンジャーズは今の位置にいなかったと思います。

*マイナー契約加入から期待以上の活躍をするハンター・ペンス

レンジャーズ加入後

レンジャーズと7年契約した当時は「不良債権」と言われました。年俸に見合った活躍をしていなかったので地元マスコミも常にトレード候補とか言われ最初は本当に悔しかったです。しかし、ある瞬間彼らの考えを返すことは自分自身にあると思いました。「私が価値ある選手であるためにはグラウンドで証明することが唯一の方法」と
いつまで選手生活ができるかはわかりません。明らかなのは球場でプレーできる時間があまりないことです。引退時期は未定だけど野球人生の後半が素晴らしいと言えるように願っています。私が価値ある選手であることをファンに見てもらいながらですね。


引用記事
http://naver.me/xuPoA17p

#rangers #MLB #texas #秋信守 #TogetherWe

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