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和暦〈長月〉 天秤座の新月


和暦の始まりは新月から

和暦は各月の1日は必ず新月です。一般のカレンダーではもう10月も半ばを過ぎましたが、和暦閏年の今年は昨日からやっと長月(九月)です。

高月美樹さんの『和暦日々是好日』も、あとは神無月、霜月、師走と残り少なくなってきて寂しいですが、また来年の手帳も発売されますのでとても楽しみです。(来年は北斎づくしとのこと!)

手帳『和暦日々是好日』

長月
秋の空は青く澄み渡り、
月は冴え冴えと美しくなる。
黄色い栗のかたちをした十三夜は
「のちの月」。別名、栗明月。
長月のかけていく月に
秋の終わりを惜しむ。
本居宣長は「もののあはれ」とは
いのちのはかなさやいとおしさを
知ること、人が生きるための
基礎であると説いた。
その精神はみえないものを
思いやる大和心に通じている。
人は自然と共存しているのではなく、
流動する巨大なエネルギーの中で
生かされているに過ぎない。

和暦日々是好日 長月の冒頭ページより

言葉が美しくて、声に出して読んでみる。何度も何度も読んでみる。この美しい書籍を精魂込めて世に送り出される高月先生のご苦労はいかばかりか。

秋の空は美しい

夏は入道雲を見て「あ〜夏の雲だね〜」と眺めみるように、秋の空高く、優しく流れる雲をみて「あ〜秋らしい空だなぁ」と呟いてしまう。

紅葉にはまだあまり出会えてないけど、秋が深まるにつれて、また美しい風景に出会えたらいいな

昨年の仙台
昨年の帯広

秋分を越えて

夏は、外向きのエネルギーに満ちてます。レジャーやイベント、夏はワクワク感とともに暑くて(暑過ぎて)、身を守ることで必死。お散歩なんてとてもできないし、今を生きるだけで精一杯だったような気がします。


秋分を越えると、朝晩肌寒さをすこし感じ始めますが、日中はとても気持ちのいい気候に恵まれてきます。それと同時に外向きのベクトルが内向きに向き始め、厳しい冬を迎える前に、来年の春、どんな芽吹きをしたいのか
内側との対話が進みます。


耳を澄ませて
秋の夜長に
心の聲に

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